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仮面ライダーセイバー 信じた方へ

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第十三章

「そうしよう」
「そうだね、じゃあ皆行こう」
「私とです」
 ソフィアは静かな声で述べた。
「芽衣さん、順一郎さん、ウールさんとオーラさんはこちらに残りましょう」
「それで皆が帰ってきたらね」
「お迎えね」
「はい」
 ウールとオーラに答えた。
「そうしましょう」
「それじゃあね」
「私達はその用意をしましょう」
「じゃあ皆頑張ってきてね」
 芽衣はライダー達にエールを送った。
「勝ったら皆でお祝いよ」
「お菓子用意してね」
 常盤の叔父も笑顔で言った。
「ジュースも用意してお酒もね」
「ああ、俺達皆酒飲めるんだよ」
 尾上が笑って酒の話をした。
「だからな」
「うん、それじゃあね」
「勝って帰ってな」
「皆でお祝いだね」
「父上、頑張って来てね」
 そらもいて自分の父に笑顔でエールを送った。
「そうしてきてね」
「ああ、勝ったら父上と一緒にお菓子を食べような」
 尾上は我が子の頭を笑顔で撫でて応えた、ライダー達は笑顔でサウスサウザンスベースを後にしてだった。
 ノースサウザンスベースを模しているその場所に入った、ビルの入り口から入るとそこはまさにであった。
「何もかもが同じだな」
「そうですね」
 玲花は兄の言葉に頷いた、ライダー達は皆その中を見回している。
「ここは」
「そうだな、ノースサウザンスベースだ」
「何もかもが」
「そう思うとわかりやすい」
「そうですね、何処で敵が出て来るか」
「察することが出来る」
「つまり地の利は我々にあるということだな」
 ウォズは神代と玲花の言葉を聞いてこう解釈した。
「そうだな」
「その通りだ、案内は任せてもらう」
 神代はウォズに毅然として答えた。
「それでいいな」
「宜しく頼む。我々はこの場所は知らないからな」
「やっぱり知ってる奴が案内しないとな」
 緋道は笑って話した。
「駄目だしな」
「ええ、だからお願いするわ」
 ツクヨミも言った。
「ここは」
「ではそうさせてもらいます」
 新堂はここでも真面目だった。
「そしてそのうえで」
「敵が出たら戦おう」
「そうしましょう」
 新堂は常盤に応える時も真面目だった、そうしてだった。
 剣士のライダー達が案内してそのうえで先に進んでいった、やがてノースサウザンズベースの舞踏会場に出たが。
 そこでメギドの大群に遭遇した、ユーリはその彼等を見て言った。
「いよいよだな」
「戦いのはじまりだ」
 大秦寺が応えた。
「そうなる」
「そうだな、覚悟は出来ているなとは聞かない」
 ユーリは落ち着いた声で述べた。
「さもないと最初から戦いには来ないからな」
「その通りだな、ではだな」
「これから戦おう」 
 富加宮にも言った。
「そうしよう」
「ではな」
「変身だ」
 明光院も言った。
「今からな」
「そうだな、ではここは我々が受け持つ」 
 ウォズは冷静な声で述べた。 
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