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ドリトル先生とめでたい幽霊

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第一幕その二

「あそこについてはね」
「わかったよ、それじゃあね」
「僕達も一緒だね」
「大阪に行くんだね」
「私達はいつも先生と一緒だから」
「そうしてくれたら嬉しいよ」
「皆が一緒でないとね」 
 先生も言います。
「僕としても困るよ」
「僕達と先生はいつも一緒だから」
「離れることはないから」
「だからだね」
「先生にしてもだね」
「そう、一緒に行こうね」
 大阪にもというのです。
「そうしようね」
「是非ね」
「そして皆で楽しもう」
「大阪での学問をね」
「それと観光もね」
「美味しいものも食べようね」 
 こちらも楽しもうというのです。
「皆でね」
「大阪は美味しいもの多いね」
「それも魅力だね」
 オシツオサレツは二つの頭で言いました。
「庶民的でね」
「安くて美味しいんだよね」
「お好み焼きとかだね」
 老馬はこの食べものをあげました。
「いいよね」
「たこ焼きが有名だね」
 ジップはこの食べものをお話に出しました。
「大阪だとね」
「おうどんもあるわよ」
 ガブガブはこちらを思い出しました。
「きつねうどんね」
「串カツもあるよ」
 ホワイティはとても楽しそうに言います。
「ソースの二度漬けは駄目だけれどね」
「豚まんもいいね」
 トートーは難波のあるお店のことから言いました。
「大阪だと」
「ラーメンもあるわよ」 
 ポリネシアも言います。
「難波に行けば白いスープのお店が何軒もね」
「アイスキャンデーもあるね」
 ダブダブはスイーツのお話をしました。
「あそこだと」
「鰻丼はご飯の中に鰻があって」
「カレーはご飯とルーが最初から混ざっていてね」
 チープサイドの家族も言うのでした。
「そっちも美味しいね」
「とてもね」
「蟹もあるよ」
 チーチーはこれもと言います。
「あそこはね」
「河豚もあるよ」
 先生はこちらと言いました。
「大阪は」
「まさに美食の街だね」
「大阪は至るところ美味しいものだらけ」
「もう何を食べようか迷うね」
「そんな街だね」
「あんないい街ないよ」
 本当にというのです。
「食べることについては」
「全くだね」
「じゃあ皆で食べよう」
「大阪に行ったら」
「フィールドワークもしながらね」
「そうしようね」 
 是非にと言う先生でした。
「大阪に行ったら、あと善哉もね」
「そうそう、善哉もあったよ」
「大阪にはね」
「二杯出される善哉だね」
「法善寺横丁だったね」
「あそこのお店が夫婦善哉でね」
 お店の名前はそうだというのです。
「作品の中で主人公達が行ってるんだ」
「まさに文学の場所ね」
「それじゃあそこも行って」
「皆で食べて」
「それで学問もするんだね」
「そうしようね、しかしね」 
 こうも言う先生でした。 
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