打製石器(「猫眼石」の補足、追加の時事ニュースメモ・考察エッセイ)
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2021.11~
(考察・雑談コラム)電車ジョーカー事件と年齢層での落とし穴/極地と砂漠の比喩とか
たしか、電車でジョーカー(バットマンの悪役)のコスプレした若いのが、殺傷事件してたそうだが。明らかにおかしいし、矛盾があり過ぎる。
一番に思うのは「どうしてバットマンのコスプレでヤクザを襲撃しなかったのか?」ということ。もしも金持ちでエリートのバットマンが気に食わないなら、仮面ライダー(悲劇の改造人間)や変態仮面(正義の変質者)でもいいわけだが。
本当に「死刑になって死にたかった」が動機であれば、月光仮面のコスプレでヤクザの事務所を襲撃すれば良いだけだが、この犯人は冷静に考えてビビっている。つまり「心神喪失という言い訳は通用しない」。
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それから「陸戦型たぬきそば」(外部ブログ)に、古代ローマ帝国と三世代説についてのシリーズ・エッセイ記事を追加した。「物事が三世代で駄目になるのは、単純に堕落だけが原因ではない。人間のやる事には偏りや盲点があり、二世代目の時点で無自覚にそれが助長・蓄積されて三代目で爆発する。たとえ真面目で有能でも、無自覚の陥穽は避けにくい」という論旨。
それらに関連して(この記事前半の「若い失敗者」の事例と三世代説の新解釈)、中堅以上・年配者の落とし穴を指摘しておきたい。
通常は若いうちは、素直で上の言うことを良く聞く方が評価されるし、経験や知識を蓄積して伸びるし、普通の意味で成長しやすいだろう。それに協調性もあったほうがやりやすい。逆に反抗的だったり、逸脱的な人間は(特に若ければ無知だったり経験もないから)たいてい自滅していくだろう。
しかし中堅以上・年配になって「自分で考える」ことを求められたときに、それが出来なかったりするかもしれない。たとえ有能であっても、「従順」「協調」によって生きてきた人間にとって、独創性や独立独歩的な意志力は二の次だろうから。
これも外部ブログの「ローマ帝国と三世代」エッセイでも書いた「長所による失敗」みたいなものでないだろうか? 平成や今の日本は、そういう陥穽にハマリ続けている面があると思う。
通常は多少反抗的でも知恵の廻る奴とかを、リーダー以外の別枠でキープしておいてブレーン担当に使ったり、外部の賢い奴(有識者など知識層)の知恵を借りる。しかし今はそういう連中が氷河期とかで若い段階で潰れまくっていたり、異常左翼(マスコミや学者が典型的)で腐っているのでなおさらだろう。
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(オマケ)極地と砂漠の比喩
たとえば、日本のそこそこの雪山に遠征しようとしてた奴を、北極や南極の軍事作戦に投入したとしよう。普通の奴に比べたら圧倒的に耐えられるだろうし、多少は有効に立ち回るだろう。しかし「それまで」だし、無事なわけもない。
正直、余命の懲戒請求の有志チームとかにしたって、たとえば「鳥取砂丘の拡大防止・緑化作業」や「山の登山ルートの美化運動」と言われて、「サハラ砂漠を縦断してこい」とか「富士の樹海やヒマラヤでゲリラ戦しろ」くらい無茶振りだと思う(一定数は玄人・半玄人もメンバーにいるだろうし、バックアップで動いた人も多いだろうとは憶測しつつ)。
普通はプロがやるべき局面で、日本のプロ知識層は裏切り・逃亡サボタージュだからな(五年十年くらい? コロナテロが起きたときは「流石に」と思っていたし、去年の暮れには「いくら何でも」と決着をほぼ確信していたのだが。作戦的遅延はまだしも、日和見無責任と背信裏切り、鉄壁長城のような悪意の韜晦・ダンマリと偏向・妄言の嵐)。もしこれが軍隊とかだったら、身内・友軍の職業兵士と民兵レジスタンスから銃殺されているだろうよ(自衛隊が動かない理由は、軽挙すればその時点で「軍乱・クーデター」になってしまうジレンマがあるのが大きな理由だろう。密かに暗闘中であろう公安・警察や官僚の愛国有志などと一緒に暗黙のバックアップ・牽制している?)。
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