レーヴァティン
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第二百二十三話 奥羽に目をその四
「やはりな」
「野菜もお肉もでござる」
「それで一度に食う為にはな」
主食に野菜、肉をというのだ。
「最適なのがな」
「カレーでござる」
「そして食ってだ」
そのカレーをというのだ。
「体格をよくする」
「それな」
耕平もカレーを食べながら話した。
「食える様になってな」
「そしてだな」
「その次はな」
「体格だ」
「栄養バランスを考えてな」
「だからだ」
それ故にというのだ。
「俺も今言っている」
「民の栄養摂取をよおして」
「体格をよくしてだ」
「よお働いてもらってな」
「強くなってもらう為にだ」
戦の場でというのだ。
「栄養を摂ってもらいたいが」
「その栄養をバランスよお一度に摂れる」
「それがカレーだからな」
それ故にというのだ。
「俺もだ」
「カレーを誰もが食える様にするな」
「他の料理もそうだが」
カレー以外の料理もというのだ。
「鍋でも何でもだ」
「栄養バランスがええとな」
「食ってもらうが」
「カレーは特にやな」
「食ってもらう」
是非にというのだ。
「そうしてもらう、そしておそらくだ」
「実際にな」
「カレーは民の間で定着する」
英雄は確信を以て言い切った。
「間違いなくな」
「これは癖になる味やしな」
「大人も子供も好きになる」
「そうした食べものやさかい」
「必ずだ」
こうも言うのだった。
「定着してだ」
「そのうえでやな」
「誰もが食ってだ」
そうしてというのだ。
「定着してだ」
「そのうえでやな」
「民の栄養もな」
「よおなってな」
「体格も向上する、海の魔神との戦が何時になるかわからない」
「すぐやないかも知れん」
「何十年先かも知れない、それならだ」
その可能性があるならというのだ。
「そうした先を見据える政もな」
「やってくことやな」
「そうだ、だから統一だけでなく」
「豊かにもしてるな」
「政でな」
まさにそれでというのだ。
「そうしていっている、だからな」
「民についても」
「そうしていく」
こう言うのだった。
「政としてな」
「そういうことやな」
「思えばだ」
英雄はカレーを食べつつさらに言った。
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