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まぶらほ 最強にして最高のメイドの主人

作者:jindam3
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第二十三話  解放と自由への一歩

パンテーラの最強必殺技デス・ソウルパニッシャーが和樹の放った

緑色の雷を纏った斬撃・閃輝雷翔にあっさりと切り裂かれる。

和樹の放った斬撃はパンテーラに向かっていく。

もう少しで斬撃が当たる所で斬撃はパンテーラを斬らずに

パンテーラを包み込み緑色の雷の球体の中に納まった。

和樹「さてと・・・やるか」

右手に持っていた王牙刀を背中の鞘に納め

右手の掌を空に浮かんでいる球体に向ける。

ニース「お前一体何を・・」

和樹「あいつらをお前等の呪縛から解き放つ」

カーボン「なんだと・・・・」

球体に向けていた掌が蒼色に光る。

和樹「蒼雷解(そうらいかい)!!」

蒼色に光っている掌が輝きを増すと球体も光り出す。

そして、球体が四つに分裂するとゆっくりと和樹の五歩後ろに降りていく。

カーボン「貴様一体何をした!!」

和樹「すぐに解るさ」

球体が消えそこには元の姿に戻っているパンテーラが横になって気絶していた。

パンテーラだけではなく

アイリ・エリート・エクセルの三人も横たわっていた。

ニース「なっ!?これは・・・・」

カーボン「これは・・一体・・・」

自分達の理解が及ばないことがおき驚愕の表情を受かべる。

和樹「俺が放った斬撃・・・あれはなパンテーラ達を斬るためじゃなくて
パンテーラ達の融合を解除するため放ったんだよ。」

カーボン「なんだと」

和樹「ジンオウガの鎧を纏った俺は斬撃の形を自在に変えることができるんだよ。
斬撃でまずパンテーラ達の攻撃を切り裂きその後斬撃の形を球体にかえパンテーラ達を包み込みジンオウガの力で融合の力を弱め、
大概の魔力や呪縛を解く蒼雷解を使い融合を解除した。」

ニース「そ…そんな馬鹿げたことができるはずが!!!」

和樹「できるからこいつらは元に戻ってんだろうが」

ニース「くっ・・・・」

あまりの事に驚愕していると・・・・

パンテーラ「う・・・・こ・・これは」

エクセル「い・・一体・・・・・なにが・・どうなってるの・・」

エリート「私達は・・・強引に・・パンテーラ姉様・・と融合したはず」

アイリ「それなのに・・どうして・・私達は・・・」

ゆっくりと意識が覚醒し始め前を見ると

見たこともない男が全身に鎧を装着しているのを見た。

そして、パンテーラ達はすべて理解した。

目の前にいる男は式森和樹で、私達は式森和樹に命を救われたのだと・・・・

カーボン「まさか・・・こんなことが・・・」

頼みの綱が使い物にならなくなり焦り始める。

和樹「さてと、どうする?向かってくるなら俺は容赦しないぞ」

恐怖と焦りがごっちゃになり

カーボン「くそーーー!!!!蔓嵐(ヴィーテ・ヴェント)!!!!!!」

足下から大量の木の蔓が現われ和樹に襲い掛かるが。

スパッ!スパッ!スパッ!スパッ!スパッ!スパッ!スパッ!!!!!

ベルリネッタ・エスカレード・いろはの三人が蔓を全て切断した。

ベルリネッタ「これ以上は!!!」

エスカレード「やらせません!!!」

いろは「旦那様にこの様な事を・・・絶対に許しません!!!!」

カーボン「な・・・こいつらどうやって・・・・」

周りを見てみると電気の壁がなくなっていた。

実は、和樹が閃輝雷翔を使うときに周りから電気をかき集めていた時に、

電気の壁からも吸収したため電気の壁がなくなったのだ。

ニース「ひぃひぃぃぃ・・・」

和樹たちにおびえたニースは今のうちにこっそり裏口から逃げようとするが・・・

シェルビー「どこへ行くのかしら・・・・・

あたし達のご主人様にこんなことして只で済むと思ってるわけないよね(怒怒怒怒怒怒)」

エリーゼ「ここまで私を怒らせた方はあなた方が初めてです(怒怒怒怒怒怒怒怒)」

怯えるニースの前に怒り心頭のシェルビーとエリーゼが立ちはだかる。

あまりの恐怖に少しずつ後ろ歩くと何かとぶつかった。

振り向いてみるとカーボンがいた

どうやらカーボンもあまりの恐怖に後ろに下がっているとニースとぶつかったようだ。

そして、二人をベルリネッタ達が囲い逃げ場がなくなる。

カーボンたちの前に今度はリーラが立ちカーボンたちに微笑むと。

リーラ「遠慮はいらん!思う存分やれ!!!!」

ベルリネッタ達「「「「「はい!!!畏まりました!!!!!!!!」

一斉にカーボン達に制裁を加える。

和樹「・・・・・・・(呆然)」


ジンオウガを解除した和樹がその光景を呆然と見ていた。

しばらして、囲いが解けると二人はボロ雑巾のようにボコボコにされていて

リーラの部下たちに連れて行かれた。

和樹があの二人をどうするのかとリーラに尋ねるとMMMの刑務所に送ると言った。

そして・・・・・・・・

リーラ「和樹様!お怪我の方は!」

心配そうな顔で尋ねる。

和樹「大丈夫だ・・・それより頼みたいことがあるんだけど」

リーラ「なんでしょうか?」

和樹「こいつらと少し話がしたいから人払いをお願いできるか」

後ろにいるパンテーラ達を指差しながら言う。

その言葉にリーラは驚いた顔になる。

無理もない先程和樹を傷つけたもの達と話がしたいというのだから。

反対するかと思いきや・・・・

リーラ「わかりました。私達は外で待機しています。・・・お前達いくぞ」

意外なことにあっさりと了承してしまう。

一流のメイドと言うのは主に奉仕するだけではなく、

シェルビーが言っていた通り自分達の主を信じる事が出来るメイド。

それが、真のメイドでリーラはメイドの道を究めつつある完璧メイド。

だから、和樹の頼みを聞いた。

リーラが倉庫内にいるメイド達を連れて外に出る。

とは言っても万が一と言う事もあるかもしれないので

リーラはメイドたちをすぐに倉庫に踏む込むことが出来る状態にしていた。

和樹「さて・・・ようやくゆっくり話が出来るな。」

後ろを振り向くと服を正し正座している四人がいた。

アイリ「式森和樹様」

エリート「私たちの命と呪縛を開放して下さり。」

エクセル「ありがとね(ウィンク)」

和樹「気にすんな俺は俺のやりたいようにやっただけさ。」

パンテーラ「しかし、私達はあなたの命を狙った。

それに対してけじめをつけないといけない。」

後ろに手をやりカーボン達が使っていたリモコンを和樹の前に出す。

和樹「それは?」

パンテーラ「このリモコンには私を含めエクセル・エリートの自爆スイッチが付いている。」

和樹「・・・・・・」

パンテーラ「アイリは私たちが自爆したら自決する覚悟ある。

式森和樹・・あなたに私たちの命を預ける。好きにしてくれ。」

和樹「なるほど、それがお前らの言うけじめか。」

パンテーラからリモコンを受け取る。

和樹はパンテーラ達をどうするのか。
 
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