八条学園騒動記
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第六百三十話 時代も場所も越えてその一
時代も場所も越えて
共にクラスに戻りながらナンはコゼットにさらに話した。
「チンギス様はモンゴルの漫画やドラマやアニメやゲームでもよく出られているけれど関係ない作品でもね」
「登場するの」
「日本の歌舞伎が上演されても」
それでもというのだ。
「いきなりね」
「出て来るの」
「関係なくても一瞬でもね」
「そうなのね」
「平安時代の日本が舞台でも」
「産まれる前よね」
チンギス=ハーンがとだ、コゼットは突っ込みを入れた。
「しかも日本だし」
「一瞬でもチンギス=ハーンであるってね」
「出て来るの」
「そうなの、モンゴルの服でもね」
「兎に角出て来るのね」
「ベルサイユの薔薇でも」
この作品の時でもというのだ。
「やっぱりね」
「出て来るの」
「そうなのよ」
「兎に角出さないと駄目なの」
「それでモンゴ人喜ぶから」
だからだというのだ。
「そうもしてね」
「出てもらってるのね」
「そうなのよ」
「やっぱり凄いわね」
「逆に出ないと」
さもないと、というのだ。
「モンゴル人はね」
「嫌なのね」
「恋愛漫画でも展開に関係なくても」
それでもというのだ。
「一コマでもね」
「出て来るのね」
「名乗ってね」
そうしてというのだ。
「それで次のコマからね」
「出て来ないの」
「そうなってるの」
「もうそこまでいったら」
コゼットはナンと一緒に廊下を歩きつつ言った。
「もうね」
「もう?」
「とりあえず出しておけよね」
「チンギス様を」
「そんな風ね」
「否定しないわ」
ナンもこう返した。
「実際にね」
「とりあえずなの」
「何か連合建国からのモンゴルの創作をチェックしたら」
そうすればというのだ。
「チンギス様の登場率八割超えてるの」
「出ない方が少ないわね」
「それもかなりね」
「二割もないから」
「アダルトゲームでも」
このジャンルの作品でもというのだ。
「一瞬でもね」
「チンギスさん出るのね」
「チンギス=ハーンであるってアップでね」
それでというのだ。
「出るのよ」
「アダルトゲームでも」
「美少女と絡まなくても」
こうしたゲームに登場するキャラクターは美少女とは限らないがナンの認識ではそうなのだ。そこまでこのジャンルのゲームに詳しくないのだ。
「他のジャンルの創作と同じで」
「一瞬でもなの」
「出るのよ、それもアップで」
「モブじゃないのね」
「モブなんてとんでもない」
それこそというのだ。
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