悲しみから救われた犬達
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第二章
今はミシシッピー州とテネシー州を中心に活動しバージニア州でも活動している非営利団体チャーリーズクルセイダーズペットレスキューの中にいた、そして。
そこにいたある犬を保護して家族に迎えているローレン=スミス=グリーノ夫と子供達と一緒に家で多くの保護犬を家族に迎えて育てている彼女の家にいた、見れば。
「ワンワン」
「ワン」
「ワオン」
「ワンワンワンッ」
黒くて痩せた垂れ耳の奇麗あ目の犬がだった。
白黒、茶色と黒と白、黒の垂れ耳の三匹の犬達と遊んでいる。白髪の老婆のローレンはその光景を見つつコートニーと一緒にレモンティーを飲みつつ話した。
「ボニーブルーの話は聞いたわ」
「そうですか」
「そしてうちの子も皆ね」
「元はですね」
「そうした子なのよ」
「皆そうですか」
「この子はね」
黒くて痩せた耳の犬を見て話した。
「ジニ^、雄で外で飼い主に鎖でつながれたままね」
「飼育放棄ですか」
「兄弟達と一緒にそうされていて」
「保護されたんですね」
「兄弟も皆里親に迎えてもらって」
そしてというのだ。
「この子はね」
「こちらで、ですね」
「家族にしたの、そして」
ローレンはさらに話した。
「白黒のこはジェンドリー、この子は捨てられて」
「そうですか」
「茶色と黒と白の子は雌でガーネット、多頭飼育で崩壊していて」
「助けられて」
「それで黒の垂れ耳の子は末っ子で雄でジジね」
特にジニーと仲良く遊ぶ犬を見つつ話した。
「この子は虐待で」
「皆大変だったんですね」
「ええ、けれどね」
「保護されて」
「今はここにいるわ。皆フィラリアだったけれど」
これに感染もしていたがというのだ。
「治してね」
「元気ですね」
「そうよ、だからこれからも」
「この子達とですね」
「暮らしていくわ」
「そうですか、頑張って下さい」
コートニーは犬達を見つつローレンに応えた、その間も四匹の犬達は楽しそうに遊んでいる。そして。
ボランティアに勤しんでから実家に戻った、そしてボニーブルーを見ると彼女は今もミリーと遊んでいた。悲しみから救われた彼女はとても幸せそうだった。
悲しみから救われた犬達 完
2021・7・23
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