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オズのジンジャー将軍

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第三幕その十一

「それからかな」
「そう、いきなり私達の意見を言うのはよくないわ」
 ドロシーはカルロスに応えました。
「だからまずはね」
「お話を聞くことですね」
「そうしないとね」 
 さもないと、というのです。
「間違えるわ」
「相手のお話も聞かないと」
「そう、だからね」
「お話を聞くことですね」
「そしてね」
 そのうえでというのです。
「どうするかよ」
「このことが大事ですね」
「そうよ、政治も人のお話を聞いてね」
「実際にどうかを考えることですね」
「さもないとね」
「失敗しますね」
「自分でその場所を観て考えて」 
 そしてというのです。
「人の意見も聞いてね」
「進めていくものですね」
「色々な人とも相談して」
「政治はそうしてやっていくものですね」
「オズマがそうしているわ」
 オズの国の主である彼女がというのです。
「だからね」
「それで、ですね」
「そう、そしてね」
 それでというのです。
「決めてそれからね」
「動いていくんですね」
「そうしていくものよ」
「そうなんですね」
「だからね」  
 ドロシーはさらにお話しました。
「今回もね」
「そうしていきますね」
「ええ、それに今回も頼りになる人達が一緒だから」
 ドロシーはここでかかしと樵、臆病ライオンにトトそれにアン王女を観ました。そしてカルロス達五人もです。
「よくなるわ」
「絶対にですね」
「ええ、そうなるわ」
 こうカルロスに答えました。
「だからね」
「明るくですね」
「前向きにね」
 その様にしてというのです。
「やっていくのよ」
「それが政治ですか」
「そうよ、少なくともオズの国ではですね」
「そうしたものなのよ」
「そうですか」
「難しいと思うかしら」
「ええ、お話を聞いていますと」
 実際にというのです。
「そのことは」
「そうなのね、けれど難しいと思うことでも」
 そうしたこともというのです。 
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