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俺様勇者と武闘家日記

作者:星海月
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第1部
第1部 閑話
  超短編・1

 道中、草原にて。

*まもののむれがあらわれた!!

*きめんどうしはメダパニをとなえた!! ユウリはあたまがこんらんした!!

*ユウリのこうげき!! ナギに26ポイントのダメージ!!

*ユウリのこうげき!! ナギに19ポイントのダメージ!!

*ユウリのこうげき!! ナギに22ポイントのダメージ!!

*ユウリのこうげき!! かいしんのいちげき!! ナギに67ポイントのダメージ!!
 ナギはしんでしまった……

「って、ちょっと待てぇぇぇぇっっっ!! なんでオレばっかり連続で攻撃されるんだよ!! 死んでも死にきれるか!!!」
「仕方ないだろ。混乱したときは仲間に攻撃しなければならないのだから」
「義務みたいに言ってんじゃねえ!! つーかなんでお前冷静なの!? ホントにメダパニかかってんのか!?」
「ああ。今も混乱して判断力がない」
*ユウリはベギラマをとなえた!! ナギに34のダメージ!!
「ぎゃあああぁぁぁぁっっっ!! ……って、ぜってー嘘だろ!!! つーか混乱してるやつは呪文なんか唱えらんねえ……」

*ナギは光の中にかきけされた!!

「え!? 何でナギ消えちゃったの!!??」
「とうとうあいつも天に召されたんだな」
「ユウリちゃんさっきニフラム唱えてたよねぇ」
「ユウリ! これじゃあナギがあんまりだよ!!」
「あいつにニフラムを唱えた覚えはないが?」
「え!? じゃあナギはどこに行ったの!?」
「あっ!! ミオちん、下の方見て!!」
「ナギがいたところの地面に穴が……!! それじゃあ落とし穴に落ちたってこと?」
「この辺りは地盤沈下が激しい場所だからな。さっきの戦闘で足場が崩れたんだろ」
「なんだ……。一瞬本気で心配したよ」
「ミオちんてば、心配性だなぁ」
「さすがに人間相手にそんなことするわけないだろ」
「そうだよね。ごめんね、さっきは疑っちゃって」
「おいこら!! 何か解決したみたいになってるけど、こっちは落とし穴に落ちてんだぞ!! 誰か助けろよ!!」
「ナギちん、すごーい!!自力で這い上がってきたよ♪」
「あ……ごめん……」
「むしろこの程度の落とし穴くらい自力でどうにかしろ」
「お前らなぁ!!」
 
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