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夢幻水滸伝

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第百七十一話 統一成るその五

「武器もな、使ってるとな」
「ボロボロになるわ」
「そうなるな」
「それで使えなくなったらね」
「修理が必要やが」
「戦をしてるとね」
 戦闘、それをというのだ。
「どうしてもね」
「修理をする暇もないわ」
「そやから」
「用意していた武器に持ち替えて」
 そしてというのだ。
「戦うな」
「そやね」
「さて、戦はこれで終わるが」
「武器の修理が山みたいにあるで」
「暫く忙しいわ」
「ほんまにね」
「それに武器もな」
 若山はさらに話した。
「どんどんな」
「新型のもんに替えてくんやな」
「そうしてくみたいや」
 そうなっていくというのだ。
「棟梁さんが言われるには」
「ほなアメリカ軍の兵器をやな」
「導入していくみたいや」
「銃は自動小銃か」
「それになって剣や槍は」
「そして盾や鎧もか」
 房江は防具の話もした。
「そうしたもんもやな」
「そっちは術をかけたミスリル製になるらしい」
「術をかけたミスリルかいな」
「相当強いもんになるで」
「他の勢力は鉄や皮やっちゅうのに」
 そうしたものを使った防具だがというのだ。
「こっちはそれか」
「所謂魔法の鎧や魔法の盾で服もな」
 これもというのだ。
「術がかかったな」
「特別仕様になるんやな」
「装備は段違いによくなって」
 そしてというのだ。
「兵器もな」
「そっちもやね」
「アメリカ軍のレベルにな」
「していくんやね」
「勢力全体に最新技術を取り入れてくそやけど」
 その中でというのだ。
「武器や防具、兵器もな」
「最新技術を取り入れて」
「そしてや」
 そのうえでというのだ。
「かなり強い軍隊にするらしいわ」
「ほな建築もやな」
「勿論や、コンクリートが多くなるで」
「やっぱりそやな、何か統一したら」
「見違えるみたいにな」 
 勢力全体がというのだ。
「変わるで」
「それで武器もやな」
「それもな」
 まさにというのだ。
「一変するわ」
「そうなるか」
「けど戦が終わったら」
 今はというのだ。
「オシャカになった武器や防具をな」
「なおすんやな」
「そっちで忙しくなるわ」
「やっぱりそっちやな」
「武器も急に替わらん」
 順次替えていくものである、それは若山もよくわかっている。もっと言えば彼が星の者で一番わかっている、それを造りなおす者だからだ。 
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