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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百八十四話 テストが終わってその四

「国道沿いにです」
「お店も集まりますね」
「かつては宿場町にお店が集まり」
「駅前になって」
「それで今はです」
「国道ですね」
「時代は進みます」
 文明がだ。
「それで、です」
「国道にお店が集まって」
「商店街はです」
「それが時代ですね」
「はい、ですが」
 それでもというのだ。
「この八条町の二つの商店街は」
「今も賑やかです」
「観光地になっていますからね」
「それであの商店街は今も賑やかで」
「裏手もですね」
「今もです」
 お客さんが来てくれるからだ、どんなお店も人が来ないと経営が成り立たない。資本主義のシビアな現実だ。
「面白いお店が揃っています」
「そしてその中にですね」
「そのお店もあります」
 浪漫灯篭もというのだ。
「是非行かれて下さい」
「そうさせてもらいます」
 僕は畑中さんに笑顔で答えた。
「明日のお昼は」
「それでは」
「きっと満足して頂けます」
 畑中さんは僕に笑顔で話してくれた。
「そのお店に行かれると」
「それでは」
「お酒も色々揃っていますので」
「食べる方だけでなく」
「日本酒が多いですが」
 それだけでなくというのだ。
「ビールもありますし」
「そちらもですか」
「梅酒も。そしてワインも」
「和食でワインとなると」
「白ワインですね」
「そちらですね」
 白ワインは魚介類によく合う、それで和食には白ワインとなるのだ。
「和食には」
「はい、ですから」
「ワインを飲むならですね」
「白ワインにされるといいと思います」
「赤ワインだと」
 こちらのワインはだ。
「中々魚介類に合わないですよね」
「左様ですね」
「あれは肉料理ですね」
「そしてパスタですね」
「そちらに合いますけれど」
 それでもだ。
「魚介類にはです」
「そしてお豆腐や枝豆にもですね」
「白ワインの方がいいですね」
「そうなんですよね」
「はい、ですが」
「ですがとは」
「以前八条グループが経営しているフランス料理のレストランにです」
 そうしたお店も多い、中には高級レストランも存在している。
「南北新聞の記者が来たのですが」
「あのネットで偏向報道で有名な」
「はい、あの新聞の記者が取材に来たのですが」
「あの新聞の記者ってマナー悪いですよね」
「最悪です」
「そちらでも有名ですからね」
 インターネットではだ、マスコミが自分達の悪いことを報道することはまずないのでこうしたことはそちらでしかわからない。 
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