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異世界転移した最強の俺、追放されたSSS級冒険者(美少女)を拾う

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大丈夫だろう

 いつもの予言に対して今回の敵の場合は、まずいことになるのでは……そう俺は危惧した。
 だからそう口にしたのだけれどそこでルーシーが、

「転移能力があるから、今までの予測よりも更に危険なものが運び込めると?」
「そうだ。それに感知した内容はその時その時の物なんだろう? 突然特に危険なものが運び込まれた場合、どうなるんだ?」
「それは、予言がその時点で書き換わりますね。ただ今までの所、そういったものは軽微な変更で大筋は変わりませんでしたが……」
「今回は輸送時間が今までとは比べ物にならないからな……どうする? もしそうなった場合……大変なことになりそうだよな」

 俺がそう話しているとエリカが真っ青になって、

「それは大変どころの話ではないわ。その話、アイル神官長達にも話して……」
「ただこれはあくまで推測だ。それにあそこの森での行いをうまく封じられれば、結果としていいわけだし、そもそもそれを話しても今からだと準備は間に合うのか?」
「それは……」
「それに今回の件で戦力は少しでも多い方がいいといって人を集めているようだし俺達もいる。だからその場である程度対処できるからそこまで重要な問題ではないか。よくよく考えたら」

 俺は一通り推測してそう結論づけた。
 するとエリカが疲れたように、

「そうね、ユウスケ達がいるのだから大丈夫ね」
「何を言っているんだ、エリカだってSSS級冒険者だろう? SSS級らしい活躍を期待しています。特にルーシーはエリカがその恰好で戦っているのを見たがっていたからな」
「……」
「となると俺は援護に徹した方がいいのか?」

 そこで俺は、ある事実に気づいた。
 ルーシーはこう見えても一応女神様である。
 だから女神様がそのエリカの戦闘シーンをお望みならば、俺は一歩引いた場所にいないといけない。

 などと思っているとそこでエリカが、

「状況が状況なので、一緒に戦ってください。ミスが許されないような状況なんですよ!?」
「そういえば、禁忌の魔法とか何とかで特定の範囲内の時間を戻す事が出来る魔法があったが、アレ、俺は使っていいのかルーシー」

 そこで俺はエリカの言葉で、以前面白半分で調べた魔法でそういったものがあったのでルーシーに聞くと、ルーシーが、

「それは神々の領分ですね。とはいえこの世界の人間が使う場合の制約条件やらなにやらはありましたが、異世界人にそういったものはなかったはずなので、使ってもOKかな」
「わかった。いざとなったらそれを使う。それともルーシーが使うか?」
「……範囲が広いとちょっと、女神としての制約に引っかかっちゃうかな。よっぽどの状況で特定の条件が重ならないと認められないものだし……く、今ほど女神としての立場が面倒に思った事はありません」
「そうなのか~、じゃあ、もしもの時はそれも使うという話でいいか。……エリカ、どうしたんだ?」 

 そこでエリカが変な顔をして俺の方を見ているのに気付いた。
 どうしたのだろうと俺が思っているとエリカが深々と嘆息してから、

「やっぱり異世界人は変だわ」

 そう一言言ったのだった。



 
 

 
後書き
途中の話が抜けていました 
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