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レーヴァティン

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第百四十二話 セビーリャ攻略その七

「今回はな」
「ナイル川の時と同じだね」
「もっと言えばライン川進んだ時思い出すな」
 久志は笑って旗揚げ前の仲間達を集める冒険の時を思い出した、この時はこの時で楽しかったと思いながら。
「あの時もな」
「寝ていてもだったね」
「進めたからな」
「だからだね」
「やっぱり川を、湖でもな」
「水運を使えたらだね」
「思いきり使ってくぜ」
 剛に対して笑顔で話した。
「船をな」
「進軍もだね」
「陸路で進む部隊とな」
「合わせてだね」
「川も進んでいってな」
 そしてというのだ。
「川の流域から占領してな」
「そしてだね」
「他の地域もな」
「占領していくね」
「川も使うけれどな」
 それだけでなくというのだ。
「道、陸路もな」
「使ってそのうえで」
「進撃していくな」
「そうしていくね」
「セビーリャは陸路もいいからな」
 港町だが商業都市だけあってそれでだ、栄えいるのだ。
「陸路もな」
「進んでいくね」
「セビーリャから陸は扇型に進んでいって」
 そしてというのだ。
「勢力拡大していこうな」
「じゃあね」
「ただ、やっぱり戦うよりもな」
 ここで久志はいつもの考えを話した。
「話し合いでこっちについてくれるのならな」
「いいんだね」
「ああ、それでな」 
 そのうえでというのだ。
「勢力を拡大していきたいな」
「やっぱり戦よりもね」
「政だからな」
「そもそも戦は政の中にあるしね」
「だからな」 
 それでというのだ。
「街や村にな」
「人を送って」
「降る様に言っていくな」
「それを優先させていくね」
「ああ、まあ大軍を上陸させて水軍もかなり持ってきた」 
 久志は今度は遠征軍の話もした。
「それでこっちが出す降る時の条件もな」
「悪くないものだから」
「降る勢力は多いだろうな」
「まあそやろな」
 双葉もそこはと述べた。
「流石に降る勢力は多いわ」
「そうだな」
「それは事実や、けどな」
「降る街や村ばかりじゃないな」
「領主さんもな」
 彼等もというのだ。
「そうした勢力ばかりやないからな」
「そこはだな」
「ああ、どうしても降らん勢力は」
 連合王国の中の彼等にはというと。
「戦でな」
「降すな」
「そうしてこな、ほなな」
「セビーリャを拠点にしてな」
「戦、進めていこうな」
「それじゃあな、連合王国というかな」
 久志はさらに話した。
「この国が領有している半島全域をな」
「領土にするな」
「ああ、ピレネー山脈までな」
 連合王国とその国と接している王国との国境であるそこまでというのだ。 
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