魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
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第二百一話
「あー………だるい…くっそだるい……」
地雷撤去、世間で第二次白騎士事件と呼ばれている物をやった翌翌日。
月曜日。
「もう1日寝かせてほしかった…」
「仕方ないではないか」
通学路を歩く足取りは重い。
「それに、今日のHRは修学旅行の班決めだろう?
少しはテンション上げろ、一夏」
「修学旅行ねぇ……俺ら行けるの?」
「行ける事を願おう。今回はこれと言って言われていないし、なんとかなるのではないか?」
小学校の時は事前に校長が神社に来て来ないでくれって頼んでたもんな。
柳韻さんぶちキレてたし。
結果俺は箒とイチャイチャしてた訳だが。
学校に着くと、弾にぽふぽふと頭を撫でられた。
「ぅゆ?」
「俺は、お前にこうしながら『よくやった』って言うしか出来ねぇからさ」
「砂漠?」
「おう」
弾の撫でスキルは高い。
めちゃくちゃ気持ちいい。
「ありがとな、弾」
億万人の他人より、身近な人に称賛される方が嬉しい。
待ちに待ったLHR。
「けっきょくこうなるんだな」
行動班は俺と箒と弾。
行動班は他の班は4人だが、俺たちは余りで三人。
「鈴が居てくれりゃぁなぁ」
「俺の居心地悪いだろうが。女3に男1だぞ」
「OK。表出ろ弾」
修学旅行は五月のGW明けからだ。
「あ━━━━━━GWか」
身内連れて西サハラに逃げようかな。
ブラック羽川とか怖すぎる。
暦さんと羽川翼が付き合ってる事は関係無い。
『つばさファミリー』におけるブラック羽川化の切欠は自身の家族への不満。
暦さんは関係ない。
つまり羽川翼が怪異化するのはほぼ決定事項だ。
「それで? 旅行先選べるらしいけどどっち行くんだ?」
「言うまでもないな」
「ああ、決まってる」
「ま、俺は一夏と箒ちゃんに従うよ。班長は箒ちゃんでいいよな?」
「構わんぞ」
数日後
「「「「「「えぇー!?」」」」」」
俺達の学校の修学旅行は行き先が京都orオーストラリアだ。
で、勿論俺達は京都を選んだ訳だが…。
残りのほとんどの奴らはオーストラリアを選んだ。
っていうか、俺達の他に数班しか京都を選ばなかった。
どこも他のクラスである。
文芸部女子連中とか。
歴史文化部の戦国オタ連中とか。
正直文化部の連中はあまりいい思い出がないが、まぁ、しかたない。
「なんで京都なんですか御姉様!? 一緒にビーチいきましょうよ!?」
「私は飛行機が嫌いでな」
「そうなんですか?」
「あんな撃ち落とされやすい上に内側から逃げ出せない物乗りたいと思わん。
それに…………わたしは篠ノ之だからな」
女子一堂が押し黙る。
「うおおおお!? 一夏君一夏君! なぜ京都なんだあああぁぁぁぁぁぁぁ!?」
一方ホモは血涙を流していた。
「悪いな御手洗。俺はお前とビーチで遊ぶより弾と温泉に入りたいんだ」
「お"の"れ"ごだんだぁぁぁ………!」
「御手洗…いい加減諦めろって」
な? と弾がホモの肩を叩いた。
「ゆ"る"す"ま"し"………!」
わー…人を殺せそうな視線だなぁー。
「じゃぁオーストラリア組は多目的ホールで説明があるから移動しようなー」
と俺達のクラスの担任の先生が移動させる。
比較的若い男の先生だ。
「五反田ぁ、ちゃんと手綱にぎっとけよー」
と笑いながら先生が出ていって、教室に三人だけ残された。
「俺らの他の班っていくつあったっけ?」
「男子だけの班が二つ、女子だけの班が3つだぜ」
「二十三人かぁ…」
「ちなみに男子班は歴史オタと報道部、女子は腐女子とレズだな」
と箒が言った。
「おい嘘だろ?」
「嘘な物か。文芸、漫研、あとは私の部下だ」
「部下!? え!? なにそれ知らない!?」
「そういえば報道部男子は五反田の部下じゃなかったか?」
「ああ。あいつらには話しといたからな」
「ねぇ待ってどういう事?」
「「お前は気にするな」」
何故か弾の膝の上に置かれること数分。
他の京都班の奴らが入ってきた。
「お姉さまと京都旅行!」
「一×弾キタアアァァァァァァ!」
「おい隊長裏山」
「代わるか? お前が耐えられるならばだが」
「やめときますっ!」
騒がしいメンツだなぁ…。
最後に入ってきたのは、この学校一の老教師だった。
「アー……四泊五日の旅程だがね。初日と最終日を移動、四日目を杜氏見学。二日目三日目は好きに動きなさい。
エー……私は職員室に居るから予定が出来たら持ってきなさい」
そういってコツコツと去って行った。
「じゃ、決めよっか」
そうこうしている合間に、GWがやってくる。
何の対策も、取れないままに。
後書き
猫黒……対羽川翼の秘策はあるができればキャットまでとっておきたい…。
あ、羽川が暦と付き合っててもキャットは起こりますよ。理由は……わかりますよね?
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