| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダーディロード~MASKED RIDER DELOAD~

作者:紡ぐ風
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第1部~崩壊する楽園~
  第7話『鉄壁の攻防』

これまでの、仮面ライダーディロードは─
「こちらスカイライダー、ディロードは発見できません。」
「こんな駄目な奴が、仮面ライダーなんて名乗っていてごめんなさい!」
「雅、君は駄目な奴なんかじゃないよ。」
「どうする、リセットする?」
「俺は、仮面ライダーディロードだ!」
「敵襲だ!この反応は…」

装填の守護者ディロード、幾多もの世界を救い、その心は何を思う─

「雅君、大人しく捕まって!それから、はやてちゃんを返して!」
既に騎士甲冑を纏っている社長が雅に警告する。
「他の民達も返してもらうぞ!」
人間形態に変身したザフィーラが言葉を付け足す。
「雅君、俺の子を返してくれ!」
「どうやら一発痛い思いをしてもらう必要があるみたいだな。」
更に風祭と葦原が雅に言う。
「シャマルさんとザフィーラはリンカーコアを通して分かっていたが、風祭さんと葦原さんは想定外だった。これは厄介な陣形だな。」
雅はそう言うとディロードのカードをディロードライバーにスキャンする。
【KAMEN RIDE-DELOAD-】
「変身!」
雅はディロードに変身する。
「俺達も行くぞ!変身!」
葦原はメタファクターを出現させて仮面ライダーエクシードギルスに、風祭は怒りの感情で改造兵士の細胞を活性化させて仮面ライダーシンに変身する。
「行くぞ!」
ザフィーラはディロードに拳を放つが、
「やはり、これの出番か。」
【ATTACK RIDE-SPLIT-】
ディロードはその拳を受けて分裂する。
「しまった!?」
「大丈夫よザフィーラ、雅君の本体は捕捉しているわ!」
ザフィーラのミスをシャマルはフォローする。
「まずは風祭さんと葦原さんを分断する必要があるな。」
分裂したディロードはエクシードギルスと交戦する。
「雅、お前の悪さもここまでだ!」
エクシードギルスは紅い触手、エクシードフィーラーを伸ばしてディロードを縛りあげる。
「まだだ!」
【ATTACK RIDE-SLASH-】
ディロードはロードスラスターにスラッシュをスキャンしてエクシードフィーラーを切り落として脱出するが、ディロードが体勢を立て直すころには、エクシードフィーラーは再生していた。
「ここは、一気に片を着ける必要があるな。」
【FINAL ATTACK RIDE-DE DE DE DELOAD-】
「ディメンションインフェルノ!」
ディロードはロードスラスターを使って必殺技を発動するが、
「危ない!?」
エクシードギルスは咄嗟にジャンプする。しかし、次元の刃がエクシードギルスを切り裂き、腰から先が切り落とされる。
「俺は…不死身だ!」
エクシードギルスは内に秘める再生能力を最大限に発揮して直ぐさま再生させる。
「やはり、一筋縄では行かないか。」
ディロードはロードスラスターを構える。
一方、シン、ザフィーラと戦闘を行っているディロードも苦戦を強いられていた。
「これならどうだ!」
【ATTACK RIDE-ARMED SABER-】
「鬼神、覚声!」
ディロードはロードスラスターを装甲声刃に変えて必殺技を放つが、
「攻撃など、通させん!」
それをザフィーラが防ぎ、
「ザフィーラ、待っていて!」
シャマルが即座に回復させるためザフィーラの防御を突破出来ずにいた。無論、ディロードが苦戦している理由はまだある。
「だったらこれだ!」
【ATTACK RIDE-ONGEKIGEN RETURAI-】
ディロードはロードスラスターを音撃弦 烈雷に変えてシンを切り裂くが、その傷はまるで無かったかのように直ぐさま再生し、シンはディロードに攻撃を放つ。仮面ライダーシンは、資料によっては究極の改造兵士と称される時がある。その理由は、異様な再生能力による戦闘継続能力である。シンをはじめとするレベル3の改造兵士は身体を負傷した際、体組織の81%が無事な場合、わずか0.1秒で再生してしまう。即ち、一撃で倒しきらないとシンは再現なく再生するため、倒すことが非常に困難である。しかし、その一撃で倒せる攻撃はザフィーラが防御し、その傷をシャマルが即座に癒してしまうため長時間の戦闘は最終的にディロードに不利となる。
「まずはザフィーラを何とかしないと。」
ディロードは速攻でザフィーラを倒そうとロードスラスターで斬りかかるが、その細やかな攻撃はシンが防ぎ、即座に回復してしまう。
「それなら、カルテットバインド・ダブルトラップ!」
エクシードギルスと戦闘していたディロードはエクシードギルスとシンの二人をバインドで拘束する。
「そして、これを!」
【CHANGE RIDE-DELTA DRIVER-】
【CHANGE RIDE-HENSIN ONSA ONKAKU-】
「変身!」
[standing by? complete.]
「響鬼…装甲ッ!」
ディロードは仮面ライダーデルタと装甲響鬼に変身する。
「チェック!」
[exceed charge.]
「鬼神…覚声!」
装甲響鬼の斬撃がザフィーラを切り裂き、
「ルシファーズハンマー!」
デルタの必殺キックがザフィーラに直撃し、ザフィーラはライダーカードに封印される。
「ザフィーラ!?」
ザフィーラが敗れたことでシャマルは戸惑う。
「まだだ!行くぞ風祭!」
〝ああ!〟
しかし、エクシードギルスは咄嗟にシンと連携を組んで変身を解いた二人のディロードに飛びついて攻撃する。
「次はどちらを対処するか。」
「次は葦原さんの方がいいだろう。消耗戦になった時、葦原さんのパワーに圧される。」
「分かった。」
【【CHANGE RIDE-SUNRISER-】】
「「変身!」」
二人のディロードはロボライダーとバイオライダーに変身する。
「人の仲間をそうやって道具にして、何が楽しいんだ!?答えろ!雅!」
エクシードギルスはエクシードフィーラーとエクシードクローを展開してロボライダーとバイオライダーを攻撃する。しかし、
「楽しくて戦う仮面ライダーがいないことは、同じ仮面ライダーである葦原さんなら解るはずです。」
ロボライダーは持ち前の防御能力で、バイオライダーはゲル化能力を利用して攻撃を防ぐ。
「まずは、シャマルさんのサポートを断ち切る必要があるな。」
ロボライダーはクラールヴィントを見る。すると、クラールヴィントはシャマルから流れていた魔力供給を受けることが出来なくなり、停止してしまう。
「クラールヴィント、返事をして!?」
シャマルは必死に呼びかけるが、クラールヴィントは反応しない。
「やはり、アームドデバイスにも、多少の機材が入っていたか。」
なのは達の世界に存在するデバイスシステムは、魔導科学によって生み出された補助システム。当然、機械を多少積み込むことでその真価を発揮する。しかし、今回はそれが仇となった。ロボライダーは、隠された力の一つに、周辺にあるありとあらゆる機械のコントロールを得る能力を持つ。ロボライダーはその力を用いてクラールヴィントのエネルギーラインを強制的に遮断したのだ。
「しまった!?」
エクシードギルスは事態を把握して身構える。
「行くぞ!」
ロボライダーとバイオライダーはその身体能力を活かしてエクシードギルスを攻撃する。バイオライダーは、スマートな見た目から想像もつかないが、キックの力は全ライダー1番と呼ぶに相応しい力である。一方、ロボライダーは機械装甲故に一撃が強力である。
「くっ!」
BLACK RXの2形態からの攻撃を受けてエクシードギルスは圧されてゆき、
「ボルテックシューター!ハードショット!」
「バイオブレード!スパークカッター!」
ロボライダーの必殺の射撃とバイオライダーの必殺の斬撃を受けてエクシードギルスは敗れ、ライダーカードに封印される。
〝葦原さん!?〟
シンはバインドが解除されると変身を解除したディロードを攻撃する。
「おっと。済まない、そろそろ時間切れだ。」
分裂したディロードは攻撃を避けるが、スプリットの効果が切れて消滅する。
「やはり長時間の消耗戦は不利か。それなら、これに賭けるか。」
【CHANGE RIDE-CYCLOAD-】
「変身!」
ディロードは仮面ライダースーパー1に変身する。
「さて、スーパー1のスーパーハンドが、本当にドグマ帝国の調査通りなら、これで一撃のはずだ。」
スーパー1はシンに渾身の拳を放つ。その一撃は凄まじく、シンの身体を5メートルも吹き飛ばし、手足がもぎ取れるほどであったが、そんな損傷も2秒経つ頃には完全に再生していた。
「ドグマ帝国の調査も杜撰だな。本当に1万メガトンもあれば、どんな生物も負荷に耐えきれなくて肉体の形を失うはずなのに。」
スーパー1は再生したシンを前に拳を構える。
「チェンジ、パワーハンド!」
スーパー1はパワーハンドにファイブハンドを変える。
「行くぞ。スーパーライダー爆裂パンチ!」
スーパー1はパンチ力500トンから繰り出されるパンチを合計10発シンに放つ。流石のシンも、連続パンチに対して再生が追いつかず、最後の一発を受けてライダーカードに封印される。
「さて、残りはシャマルさんだけですね。」
クラールヴィントの復旧作業を行っているシャマルに、ディロードはロードスラスターを近づけ、
「終わりだな。」
それが振り下ろされ、シャマルはライダーカードに封印される。
「真の究極兵士の世界、捕まえた。」
雅はシャマル達のカードを拾い上げると、ワープのカードを使って移動した。
to be continued.

次回、仮面ライダーディロード
「私でお役に立てるのでしょうか?」
「何故お前が秩序を乱す!?」
「どれだけの国が、この国を狙っていると思う!?」
「「ユニゾン、イン!」」
「しまった!?」
次回『結成!リリカルフレンドシップなの』希望を紡いで、全てを救え! 
 

 
後書き
新カード紹介
音撃弦 烈雷:ロードスラスターを音撃弦 烈雷に変える
デルタドライバー:ディロードライバーをデルタドライバーに変えて仮面ライダーデルタに変身するためのカード

撃破世界一覧
生徒会役員共
変身忍者嵐
仮面ライダーオーズ
人造人間キカイダー the animation
仮面ライダー 剣
仮面ライダー555
仮面ライダーBLACK RX
仮面ライダーアマゾン
生徒会の一存
仮面ライダー響鬼
仮面ライダーX
仮面ライダーストロンガー
仮面ライダーV3
仮面ライダー
仮面ライダーカブト
仮面ライダー(スカイライダー)
仮面ライダースーパー1
真・仮面ライダー~序章(プロローグ)~ ←new 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧