ヴァンガードG ネクステージジェネレーション degrade
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Turn:19 ミライとタツマ
前書き
協会本部に潜入した根絶者を追うミライの前にフォールしたタツマが立ちはだかる
友の体を使いミライに揺さぶりをかける根絶者
だがミライは落ち着いてファイトを進めていく
それでも圧倒的な攻撃を前に窮地に陥るが………
伊吹の倒れていた本部長室でタツマと対峙するミライ
「タツマ、あなたを取り戻す」
「できるかな、一度我らに敗れた貴様に」
そういってデッキを構えるタツマ
「ふっ………そうだったわね、初めて会った時、あなたに負けて、自分の脆い部分を知った」
Turn:19 ミライとタツマ
「ライド!刻獣 メリーブロック・ドラゴン、クロノ・ドラン・Zを移動、ドキドキ・ワーカーをコール、クロノ・ドラン・Zのブーストしたドキドキ・ワーカーで、竜刻魔導士 ニーズをアタック」
ドキドキ・ワーカーのレーザーがニーズを打ち抜く
【ハウルオウル】ドロートリガー
「メリーブロック・ドラゴンでアタック」
「ノーガード」
【刻獣 メリーブロック・ドラゴン】トリガーなし
メリーブロック・ドラゴンがニーズに体当たりを仕掛けるがトリガーでパワーアップしていたニーズには攻撃が通じない
「ライド、竜刻魔導士 リア・ファル、竜刻魔導士 モルフェッサをコール」
モルフェッサがエネルギーを放ち攻撃を仕掛ける
着弾したエネルギーの爆発でメリーブロック・ドラゴンの体が揺らいだ
【刻獣 スピアヘッド・ユニコーン】トリガーなし
「ルートのブースト、リア・ファルでヴァンガードにアタック」
【ハウルオウル】ドロートリガー
「またドロートリガー」
リア・ファルの振り下ろした杖がメリーブロック・ドラゴンの頭部を直撃する
そのまま前のめりに倒れてしまう
【刻獣 スピアヘッド・ユニコーン】トリガーなし
「ライド!メタルパーティ・ドラゴン!クロノ・ドラン・Zのスキルで、山札の上を確認………あっ」
「どうした………対象がなかったか?」
「いいえ、ただ、懐かしいんじゃない、このカード」
そういってミライが見せたのはクロノジェット・ドラゴン・Gのカード
「たまたま対象がこれ1枚だったんだけどね」
クロノジェット・ドラゴン・Gは初めて会った時ミライが主力にしていたカード
「愚かな、もはやこの男はお前が知る人間ではない」
コールされたメリーブロックのブーストを受けたドキドキ・ワーカーのレーザーをハウルオウルが受け止める
そのままメタルパーティが前足を振り上げる
「ほら、私も引いたわよ」
【ラッキーポッド・ドラコキッド】ドロートリガー
メタルパーティ・ドラゴンの前足が振り下ろされリア・ファルは地面にたたきつけられる
【アビサルオウル】トリガーなし
「もはや貴様ら人間はデリートの力には抗えん、それを教えてやる、ライド!」
ライドするとともにイメージの中のリア・ファルは黒い炎に包まれる
そこにいたのは邪悪な気を纏い変貌した彼の分身の姿
「闇に縛られし竜 ルアード」
「ルアードが………」
「コール、竜刻魔剣士 ダグザ」
「これも初めて見るユニット」
根絶者の力は予想以上にタツマを深く浸食していたらしい
デッキが変貌しているのはその影響だろう
「ダグザでアタック」
ダグザの剣が振り下ろされメタルパーティの体は大きく後退する
【クロノボレー・ラビット】クリティカルトリガー
「パワーはドキドキ・ワーカーに」
「次のターンの攻撃を維持するか、姑息な真似を、だが」
モルフェッサがエネルギーを放ってメタルパーティを攻撃する
「貴様自身を守らなくていいのか!?」
「ラッキーポッドでガード!」
単体での攻撃であるためラッキーポッド1枚でガードすることが出来た
まだドロップゾーンが少なくジェネレーションブレイクも有効になっていなかったのも大きい
「ほら、次だ」
「ノーガード」
【竜刻魔導士 ニーズ】トリガーなし
【アビス・ヒーラー】ヒールトリガー
ルアードの放ったエネルギーがメタルパーティの巨体さえも飲み込んで上空からたたきつけるように降り注いだ
【刻獣 メタルパーティ・ドラゴン】トリガーなし
「突き進め、求める世界へ!ライド!クロノジェット・ドラゴン・Z!ストライドジェネレーション!超刻獣 アヴニール・フェニックス!」
アヴニール・フェニックスにストライドしたミライはダグザとモルフェッサを交互に見た
「(あのユニットの力も気になるところだけど………まずは)ストライドスキル!モルフェッサを山札の下に送ってグレード3扱いでメリーブロック・ドラゴンをコール、更にメタルパーティ・ドラゴンをコール」
ドロップゾーンで力を発揮するモルフェッサの対処を優先するミライ
「メリーブロック・ドラゴンのブースト!ドキドキ・ワーカーでアタック」
「ベリアルオウルでガード」
「(ニーズは使わないか………)」
先ほどドライブチェックでめくったニーズを使えば儀式にも繋がって有利に進められたはずだが
「アヴニール・フェニックスでアタック、スキル発動!クロノビート・バッファローとクロノエトス・ジャッカルをスペリオルコール!」
「ジェネレーションガード、竜楯魔導士 ブロナーハ、そのスキルにより竜刻魔導士 イウハルバ2体をスペリオルコール、更にニーズでガード」
【クロノビート・バッファロー】トリガーなし
【時を刻む乙女 ウルル】ヒールトリガー
「ダメージ1枚回復、パワーをメタルパーティに」
【クロノボレー・ラビット】クリティカルトリガー
「効果をすべてメタルパーティに、クロノエトス・ジャッカルでブースト、クロノビート・バッファローでアタック」
「ベリアルオウルでガード」
クロノビート・バッファローの突撃をベリアルオウルが阻んだ
この攻撃が決まっていれば次のメタルパーティのクリティカル2が届いたのだが
「メリーブロック・ドラゴンのブーストしたメタルパーティでアタック、メリーブロックのスキルでパワー+8000」
「ノーガード」
【ハウルオウル】ドロートリガー
【アビス・ヒーラー】ヒールトリガー
「ターンエンド」
ヒールトリガーで回復されダメージは3対3
ミライはこの時点でこのファイトが長引く予感がしていた
「ストライドジェネレーション、深淵を覗く竜皇 ルアード」
不気味な気を纏った竜皇が咆哮を上げクロノジェット・ドラゴン・Zを上空から見下ろした
「ストライドスキル、竜剣魔槍士 ディルラドを山札からスペリオルコール、同じ列の相手リアガードを退却」
ルアードの羽ばたきによってメタルパーティが吹っ飛ばされて退却する
「ディルラドのソウルブラスト、1枚ドロー、更に深淵を覗く竜皇のスキル、ルートを退却しイウハルバとアビサルオウルをコール、儀式を持つユニットを2枚コールしたので相手リアガードを一体退却、クロノビート・バッファロー、更にルートのスキルでダグザにパワー+5000」
モルフェッサもパワーを上昇できるスキルを持っている
両サイドのリアガードのパワーがかなり強化されていた
「さらにジェネレーションブレイク3、儀式X、こちらのドロップゾーンのグレード1が4枚ごとに前列のユニットのパワーを+10000」
今タツマのドロップゾーンにはグレード1が6枚、条件を満たしユニットがさらにパワーアップする
「モルフェッサは通さない!ジェネレーションガード、久遠の時乙女 ウルル」
「アビサルオウルのブースト、深淵を覗く竜皇でアタック」
「ノーガード」
【イビルリフューザー・ドラゴン】トリガーなし
【覚醒を待つ竜 ルアード】トリガーなし
【デスフェザー・イーグル】クリティカルトリガー
「くっ」
ルアードの口から放たれた邪悪な黒い炎がクロノジェット・ドラゴン・Zの体を焼き尽くす
【クロノエトス・ジャッカル】トリガーなし
【刻獣 リボルバー・ドラコキッド】トリガーなし
「ダグザでアタック!スキル発動、コストとしてアビサルオウルを退却、アビサルオウルとディルラドをスペリオルコール」
ダグザが剣を担いで向かっていく
そしてリアガードに新たなユニットが
「上書きして元いたユニットがドロップゾーンに………これでグレード1が8枚に」
「イウハルバのスキル、コストとして退却したユニットをソウルへ、更にディルラドのソウルブラスト」
手札も盤面も次々増えていく
「ジェネレーションガード!久遠の時乙女 ウルル!」
ウルルは表のGゾーンが増えるほど有効になるカード
本来ならこんな序盤で使うことはないのだが
「ほかに有効なカードがない………」
「どうした、まだディルラドが残っているぞ」
ディルラドが槍を突き立てクロノジェット・Zに向かってくる
「クロノボレー・ラビット2枚、更にメタルパーティでガード」
大量のカードを使って何とかガードしきったミライ
だが手札の残りは少ない、出来ることなら次で決めたいが
「ストライドジェネレーション!超刻獣 スプリット・ペガサス」
いつもならギアネクストで決めに行く場面
だが手札もリアガードも足りていない状態でギアネクストを使うにはリスクが大きすぎる
「ストライドスキル!ダグザを山札の下に!クロノジェット・Gをスペリオルコール」
クロノジェットが現れると再び出現した時空の穴に飛び込んだ
「スプリット・ペガサスのスキル!スピアヘッド・ユニコーンとメタルパーティ・ドラゴンをスペリオルコール!さらに表になったスプリット・ペガサスのスキルでリアガードのパワーを+1000」
まだ十分な枚数とは言い難いが今のミライにできるのはこれが精いっぱいだった
「クロノ・ドラン・Zのスキル、手札のラッキーポッド・ドラコキッドを捨て手札に、メタルパーティでアタック」
メタルパーティが勢い良くルアードに突っ込んでいく
「ダメージチェック」
【竜刻魔導士 リア・ファル】トリガーなし
「メタルパーティのスキルでバインドゾーンからクロノジェット・Gとメリーブロック・ドラゴンをスペリオルコール、クロノジェット・Gでアタック」
クロノジェット・Gがルアードの頬を思い切り殴る
【ベリアルオウル】クリティカルトリガー
「まだよ、まだ攻撃は通る!クロノエトス・ジャッカルのブーストしたスピアヘッド・ユニコーンでアタック、スキルでクロノジェット・Gをスペリオルコール」
「ガード」
スピアヘッド・ユニコーンが稲妻を角に纏わせ突っ込んでいく
だがデスフェザー・イーグルがその進撃を阻んだ
「スプリット・ペガサスでアタック」
レーザーを放って攻撃するスプリット・ペガサスだが
「完全ガード」
エスラスがその攻撃を受け止める
【クロノジェット・ドラゴン・Z】トリガーなし
【ラッキーポッド・ドラコキッド】ドロートリガー
【クロノボレー・ラビット】クリティカルトリガー
「メリーブロック・ドラゴンのブーストしたモルフェッサでアタック!」
「イビルリフューザー・ドラゴン、クインテットウォール」
デスフェザー・イーグルとアビス・ヒーラーが2枚ずつ出てクロノジェット・Gの拳を食い止める
「ターンエンド」
「ストライドジェネレーション」
再び現れた深淵を覗く竜皇の咆哮に怯むクロノジェット・Z
「深淵を覗く竜皇のスキル、アビサルオウルを退却しディルラドを2枚コール、スピアヘッド・ユニコーンを退却、更にもといたディルラドを退却しエスラスのスキルで手札へ、闇に縛られし竜 ルアードをコール」
ドロップゾーンのグレード1が11枚あることですべてのリアガードのパワーが高くなっている
エスラスはイビルリフューザー・ドラゴンのスキルでめくられた5枚目のカードだ
「全部は止められない………」
闇に縛られし竜の拳がクロノジェット・Zの胴に食い込む
「やっぱりすごいわね、タツマ………でも私も………あの時は引けなかったけど」
【時を刻む乙女 ウルル】ヒールトリガー
「負けられないのよ」
「運良くしのいだか、だがいつまでもつかな!」
深淵を覗く竜皇の口から放たれた炎がクロノジェット・Zに迫る
「完全ガード!スチームテイマー アルカ!」
【覚醒を待つ竜 ルアード】トリガーなし
【竜刻魔剣士 ダグザ】トリガーなし
【ベリアルオウル】クリティカルトリガー
「効果はすべてモルフェッサに、イウハルバのブーストしたモルフェッサでアタック」
「ジェネレーションガード!遡る時乙女 ウルル!さらにドキドキ・ワーカーでガード」
「くっ、ターンエンド」
しのぎ切っただけではない
今のガードでミライの表のGユニットは7枚になった
「ストライドジェネレーション!時空竜 ビヨンドオーダー・ドラゴン!」
ミライが持つ最強のGユニットが姿を現した
その圧倒的な存在感にタツマのユニットたちが一歩引く
「ビヨンドオーダーの効果、コストを支払いスキルを獲得、更にジャッカルを前へ、ドランをコール。ビヨンドオーダー・ドラゴンでアタック!」
「完全ガード」
エスラスがビヨンドオーダー・ドラゴンの剣を受け止める
「トリプルドライブ!」
【スチームテイマー アルカ】トリガーなし
【刻獣 メリーブロック・ドラゴン】トリガーなし
【ドキドキ・ワーカー】クリティカルトリガー
「クリティカルトリガー!効果はすべてクロノジェット・Gへ!アタック」
「ベリアルオウルでガード」
「クロノエトス・ジャッカル!ドランでブースト!」
クロノ・ドラン・Zがクロノエトス・ジャッカルの肩に乗りルアードに向かっていく
振り下ろされた杖がルアードの胴体を引き裂いた
【闇に縛られし竜 ルアード】
倒れたタツマをそっと支えるミライ
「今はゆっくり休んで………全部終わったら、今度こそサーキット行こうね」
そっとタツマを寝かせて走り出すミライ
仲間たちもミライと同じように戦っていた
後書き
次回予告
「うっ………ここは」
「目が覚めたのね」
「ミライ………そうか、俺は」
「話はあとよ、全部解決して、そしたらまた」
turn:20 俺の役目
「おぉぉい!?何だ外!?ゾンビ映画みたいになってんぞ!」
「タツマは外のを片付けてきて、私にはやることがある………」
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