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モンスターガールズ

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第三章

「これ以上美少女化する魔物を出さないことです」
「それでおじゃるな」
「これ以上増やしますと」
 そうした魔物達をというのだ。
「何かと厄介です」
「女の子の数が増えてでおじゃるな」
「はい、そしてです」
 そのうえでというのだ。
「村にふらりと出たり数が増えてそれも噂になって」
「悪い連中が余計に来やすいでおじゃるな」
「そして魔物も減って」 
 少女化していってというのだ。
「この辺りの生態系にも影響を与えます」
「この世界の生態系には魔物も入っているでおじゃる」
「ですから」
 それだけにというのだ。
「魔物が減り過ぎる問題もあります」
「生態系が狂えば環境もおかしくなるでおじゃる」
「魔物が餌にしている草食動物が増えて」
 食べられなくなり、だ。
「そしてです」
「村の畑を荒らすでおじゃるな」
「その危険もありますさかい」
 それでというのだ。
「早いうちにです」
「何とかすべきでおじゃるな」
「それでなのですが」
 あらためてだ、中原は夏目に話した。
「僕考えましたけど」
「どういった考えでおじゃるか」
「隕石から何かが出て」
「魔物を女の子にしているでおじゃるな」
「それは間違いないですから」
「放射能みたいなものでおじゃるか」
「そうちゃいますか?」
 これが中原の見立てだった。
「やっぱり」
「ううむ、放射能でおじゃるか」
「僕等の世界ではよく言われてますね」
「原爆とかでは付きものでおじゃる」
「核兵器で一番怖いものです」
「こっちの世界ではあまり知られてないでおじゃる」
「原子力が出てませんから」
 これを使った技術がだ。
「そやからです」
「まだ知られてないでおじゃるな」
「けど放射能みたいなもんとしたら」
 それならとだ、中原は話した。
「考えがあります」
「どういった考えでおじゃるか」
「はい、それを実践しましょか」
「そのうえで、でおじゃるな」
「ことを進めましょ」
「ならでおじゃるな」
「やってみます」
 自分がこれかと思ったことをとだ、こう言ってだった。
 中原は夏目と共に隕石のところに行ってその隕石を見た、大きさ自体は大したことはなく野球ボール程だった。
 その石を見てだ、中原は微笑んでいった。
「これなら対処は楽ですわ」
「小さいでおじゃるな」
「思ったよりも遥かに」
「これだけならでおじゃるな」
「もう楽です」
 実にというのだ。
「ほんまに」
「ではその考えをでおじゃるな」
「今からしてみます」
 話している間にも魔物達が来ている、猫又が一匹興味深そうに来ていてその後ろには中国のモンスターである鳴蛇が飛んできている。
 彼等も美少女になった、それぞれ猫人と蛇人になって別の種類の魔物達がさらに近付いてきていたが。
 中原が隕石を手に取ってあるもので幾重にも包むとだった。魔物達は踵を返して戻って行った、それを見てだった。 
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