デジモンアドベンチャー Miracle Light
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番外編:意外な真実
前書き
クリスマスと言えばケーキ
今日はクリスマスと言うことで選ばれし子供が全員集まっていた。
今回は丈やミミもいるようで、元々賑やかな面子が更に賑やかになっている。
「はーい!みんな~注目っ!!」
【ん?んなあっ!?】
ミミの声に振り返ると、サンタの衣装を身に纏った女性陣の姿。
因みにミニスカートです。
「あ、あんまり見ないで下さい…」
赤面しながら俯いている芽心を凝視する太一。
「へえ、ヒカリちゃん。赤系統の服も似合うなー。後、白くてフワッとした奴もヒカリちゃんにピッタリ」
「そ、そうかな?」
似合う似合うと絶賛する大輔に赤面するヒカリ。
「可愛いけど、空がそう言うの着るの珍しいな……やっぱりミミちゃんか?」
「…正解よ」
恥ずかしそうに言う空を見て、ヤマトはミミに眼福を与えてくれたことに感謝した。
「京さんも似合いますよ」
「え?本当に?」
「はい、京さんって着物とか凄く似合いそうですけど、そう言う服装も似合いますね」
「そ、そうかなー?ありがとう賢君」
褒めちぎる賢にデレデレな京であった。
「まあ、確かに京は和服が似合いそうだな」
「え?」
「ああ、確かに言われてみればそうだよな?髪も長くてサラサラだし」
「そうだな、空。京ちゃんなら和服のデザインのモデルにしてもいいんじゃないか?」
「確かにね、京ちゃんなら和服がピッタリそう」
「京さんの和服姿、私も見てみたいかも」
「色は何でしょうか?派手な色よりも落ち着いた色が似合いそうです」
「え?え?えええええ!!?」
大輔から始まって太一→ヤマト→空→ヒカリ→芽心の順番で褒められて困惑する京。
「丈先輩には刺激が強すぎかなー?」
ニヤニヤと笑いながら丈を見遣ると、丈はジュースを一口飲んで不敵な笑みを浮かべた。
「生憎僕も最近彼女が出来たからね。ミミ君の望むリアクションはしないよ」
【彼女ぉっ!?】
「丈さん、彼女がいるんですか!?」
「嘘嘘!?有り得ない!?」
「相手…人間…!?」
「おい、それ実在する女なのか?」
全員が驚愕し、光子郎→ミミ→タケル→太一の順番で詰め寄られる。
「タケル君とお兄ちゃん…酷い」
「信じてないんだ。これでも僕はみんなより一番年上なんだよ!?だから本来なら大輔君とかよりも先に幸せを掴む権利があるわけで…」
「ミンナ…信ジテアゲマショ」
【信ジル】
「信じてないだろおおおおおおっ!!!!」
丈の怒りの咆哮が響き渡った。
「あー、前に丈さんと腕組んでた女の人ですか?結構な美人さんでしたねーモグモグ。」
チキンを頬張りながら言う大輔に全員が硬直し、次の瞬間に爆発した。
【ええええええ!!!!?】
【何ぃいいいいい!!!!?】
次の瞬間、大輔を除いた全員が丈に詰め寄る。
「おい、丈!?どうやって口説いたんだお前!?」
「マジでマジでマジで!?」
「そんな、大輔君の冗談ですよね!?」
「丈先輩!本当なの!?」
「そんなのミミ信じられない!!」
「誰と付き合ってるの!?人間の女の子!?女の子型のデジモン!?」
「聞いたかい大輔君?太一達からの言葉。僕は悲しくて涙が出てくるよ」
「まあ、丈さんは今まで堅物の印象が強いから信じられないのも無理ないんじゃないんですか?俺も見てなきゃ信じられなかったろうし」
ケーキをパクつきながら言う大輔。
「そろそろ怒っていいかな?」
「お好きにどうぞ」
「…………君達は僕を何だと思ってるんだああああっ!!」
クリスマスのお台場に丈の怒りの咆哮が響き渡ったのであった。
後書き
今作品終了
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