ポケットモンスター”ジェネシス”
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第10話 ハルVSユカリ 新人同士の初バトル
「ねぇ、良かったら私とバトルしない?あたしユカリ、あなたは?」
『バトルはもちろんOKだ。俺はハルキ』
ハルキは今日旅立つユカリにバトルを申し込まれた。ハルキにとってトレーナー同士のバトルは初めてである。断るつもりはもちろんなかった。
「なら、わしの庭を使うといい。」
一同は研究所の庭に移動した。
「バトルを始める前に。さっき渡したポケモン図鑑で自分のポケモンの覚えている技をチェックするといい。」
博士にそういわれてハルとユカリはそれぞれ確認した。
『(エネコは・・・たいあたり、ねこのて、シャドーボール、アイアンテール、おんがえし、いい技覚えてるじゃないか。おんがえしはトレーナーとのなつき度によって威力が変わるんだったな。面白い
ピカチュウは、でんこうせっか、こうそくいどう、十万ボルト、メガトンキック・・・・ってメガトンキック!?すごいじゃねぇか。電気タイプの弱点のいわ、じめんタイプに有効なかくとうタイプをすでに覚えているのはすごい。
最後にポッポは、でんこうせっか、かげぶんしん、かぜおこし・・・・他のポケモンと違ってこれといった技じゃないけど、特筆すべきものはスピード。これを生かし切ればこの技だけで十分通じるな。たしかユカリはもらったばかりのゼニガメ・・・・・なら俺の出すポケモンは・・・・・)』
頭の中で出すポケモンを決める。
「そろそろ確認終わったかね?」
『「はい!」』
「よし、じゃあ審判はわしが努めよう。ハルキの出身はどこかね?」
『ラルース、ホウエンのラルースシティ出身です』
「おや?ハルキは新人ではなかったのかの?」
『いえ、旅は初めてです。マサラタウンは真っ白はじまりの町とも言われていて、新人が旅立つならぴったりだと思ったんです』
「了解だ。これから、マサラタウンのユカリ、ラルースシティのハルキのポケモンバトルを開始する。試合は1対1のシングルバトル。どちらかのポケモン戦闘不能になった時点で試合終了とする。では、バトルバトル開始!」
「初バトルよ!ゼニガメ!!」
『GO、ポッポ!!』
フィールドにゼニガメとポッポが現れた。
「先手必勝!ゼニガメ、<あわ攻撃>!!」
『ポッポかわせ!!』
「っ!!はやい!!」
ゼニガメのあわ攻撃をポッポは難なくかわす。
『(やっぱりこのポッポはスピード、身のこなしは目を見張るものがある)いいぞポッポ!!今度はこっちの番だ。<電光石火>!!』
かわした体制のままゼニガメに突っ込んでいった
「(マズイ、このスピードじゃかわし切れない!!)ゼニガメ。<まるくなる>で踏ん張って!!」
ゼニガメは当たる瞬間になんとか<まるくなる>を発動し、防御をあげダメージを減らす。
「ゼニガメ大丈夫?」
{ゼニゼニィ!!}
ゼニガメはまだまだいけると声をあげアピールするが息をきらしかなり体力を消耗しているのは明らかだ。
「(たしかにポッポのスピードからかわすのは容易ではないから<まるくなる>での防ぎ方は最善だ。だが、それでもダメージを受けたことには変わりないからかなりピンチだな)」
審判を務めるオーキド博士は思う
「(対して・・・)」
今度はポッポとハルを見やる
『まだまだいけるな!!ポッポ』
{ポー!!}
「(ポッポにはまだ余裕がある。さっきかわしたことでダメージもない。ポッポであのスピードはなかなかいないだろうな。なにわともあれそろそろ決まるだろうな)」
バトルにもどる
「(このままでは!!)これで勝負よ!!<たいあたり>」
ユカリは接近戦を選択した。
『それはどうかな?ポッポ、<かげぶんしん>!!』
ポッポは影をいくつもつくりだしゼニガメの<たいあたり>は一体にすり抜けた
「そんな!!本体はどれ!?ゼニガメ!<あわ攻撃>で片っ端からやっつけなさい!!」
ゼニガメはたくさんの影に戸惑っていたがユカリの指示を聞くと片っ端から<あわ攻撃>を繰り出した
『そうはいくか!ポッポ、<かぜおこし>でとどめだ!!』
<あわ攻撃>をしている最中のゼニガメに避けられるはずもなく<かぜおこし>がクリンヒットした
バタ
「ゼニガメ!?」
「ゼニガメ戦闘不能。ポッポの勝ち。よって勝者ラルースシティのハル!!」
『よっしゃぁ。やったなポッポ!!』
{ポッポ!!}
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登場人物
・ユカリ 女
マサラタウン出身
ハルキがオーキド研究所で初めて出会った新人トレーナー
パートナーはゼニガメ
技・・・あわ攻撃、まるくなる、たいあたり
少し前に旅だったケンタとユウジという幼馴染がいるらしい
・ケンタ 男
ユカリの幼馴染
パートナーはヒトカゲ
・ユウジ 男
ユカリの幼馴染
パートナーはフシギダネ
後書き
トレーナーレベル 2
手持ちポケモン(技)
エネコ・・・たいあたり、ねこのて、シャドーボール、アイアンテール、おんがえし
ピカチュウ・・・電光石火、こうそくいどう、十万ボルト、メガトンキック
ポッポ・・・・電光石火、かげぶんしん、かぜおこし
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