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真説魔法少女リリカルなのはエトランゼ改

作者:南條 綾
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2部 ジュエルシード事件
1章 怪しい館にはご用心
  終焉1

中に入ると行方不明の2人の女学生の死体があった。
その姿は一糸まとわぬ姿で見るも無残なすがただった。
一人は腕や足が切り落とされて、凌辱された後もある。

「ひどい・・・」

「無理してみる必要はない」

 俺は袋からマントを2枚だし死体の上からかけてやった。
勿体ぶりやがるその奥に扉がある

 俺は扉を乱暴に開け部屋に入った。
部屋にはイカ生臭いにおいが充満しており、
椅子に座っている上半身が裸の少年がいた。
その奥に机とベッドが置かれていた。
青白い顔と髪は真っ白ないかにも病弱な少年にも見える
俺たちを見るとやっと来たねとアリサとすずかに声をかける。
そして俺を見た瞬間に嫌な顔をしていた。

「本当に貴様は邪魔なやつだでも、
君は後で可愛がってあげるよ」

そう言った瞬間俺にナイフを飛ばしてきた。
だが、俺はそれを手でつかむところを取り投げ返した。

「本当に君は邪魔だよ!」

 そう言った瞬間目が光り、俺にプレッシャーを与え・・・
視界が真っ暗になった。

「さて、君の視界を閉ざしてもらったよ
邪魔者はもう動けないだろう、さぁ楽しもうか」

「勝手に動けないと決めつけるな、雑魚が」

『キュア・ディシーズ(病気治療)』

 視界は、回復しなかった。なら

『ディスペル・カース(呪い解除)』

 力ある言葉を再度使用したら今度は目が回復した。

「ば・ばかな」

「生かしておいて、この子達の悦びの声を聞かせてやろうと思ったが、やはり死ね」

 もう一度この男が目を光った瞬間、俺の心臓が握りつぶされる感覚があったのだが、
俺は気合を入れなおして抵抗した。

「これでもう」

「綾・・・」

「綾君・・・嫌だよ・・・死んだら」

「大丈夫だ」

 俺は二人に手で停止をして顔を見せた。

「無事なの綾」

「綾君」

「大丈夫だ、こんなの先ほどの事に比べると大したことない」

「なぜ・・・だ」

「貴様の心臓を止める呪文なんだぞ~!」

「だから」

「あの方から教わった呪文がなぜ貴様に通じないんだ!」

「てめえの才能のなさだろ」

「死ね」

 片膝をつきながらもう一度眼が光り出した。
そうした瞬間俺の体の一部が火ぶくれが出来始めた。

≪ティア抵抗頼む≫

≪綾様、了解しました。ついでに再生も始めます≫

≪頼む≫

「その炎は消えはしないぞ、貴様が死ぬまでな」

「綾・・・今助けるからね」

「綾君・・・」

「心配性だな、大丈夫だ。今症状を止めてるから、
これで終わらせる」

 本日二回目の二之太刀要らず
俺の居合からの一刀両断からの一撃離脱技は完璧に決まり
相手は倒れだした。
奴が倒れた瞬間
俺の身体にともっていた炎の気配が消え去った
男は立ち上がり、先ほどの狂気の目ではなく
芽が正気になったようだ。
そう思った瞬間そいつは振り返り何かを唱えだした。

「これは誰にも渡さない」

 そう言って本を手元に取り寄せ破り捨てて倒れた。
倒れた瞬間男は、灰になり何も残らなかった。
灰の中から2つの菱形の青白い宝石が出てきたので、俺は封印をしてティアの中に入れた。

「綾・・・終わったの?」

「どうしたの綾君」

「まだだ、出て来いよ!」

 前髪ぱっつんの少女がベッドから出てきた瞬間
俺の危険信号がレッドゾーンで警報出していた。
アリサは気づいていないようだが、すずかがすごい冷や汗を出していた。

「あんたもあの男に捕まってた・・・」

「アリサ、下がってろ」

 俺はアリサの言葉を強い口調で遮って命令をした。

「もう少し芝居に乗ってくれても良いと思うんですけどねぇ」

 そう言った瞬間俺にすごいプレッシャーを与えてきやがった。

「ん、まぁ良いでしょう、よくあそこから出てこれましたね
綾さん」

「俺の名前を」

「それはもう、なぜならあなたの名付け親でもありますから」

「てめえは一体」

「今回はイレギュラーですよ、まさか綾君が来るとは思いませんでしたからね、
だから少しだけ早く趣向をしたんですが、私は結構楽しめたから良いんですが」

「俺の質問を」

「あれ、気づいてないのですか?
まぁその方がいいと思いますよ
そうそう、これから普通の方法で私の情報は入りませんから、
さて、ここの結界は解いておきますよ。
そうそう綾君
ご褒美に一つだけ教えておいてあげますよ
君にこの先安息はずっとは訪れませんよ
では皆さん、またいつか混沌が這いよるときまで」

 そう言いながらぱっつんの髪の少女は俺たちの前から消え去った。
その瞬間俺は座り込んだ!
そして気づいた。
俺はすごい汗と気力だけで立っていたという事実を・・・
魔力などを持たないアリサはそこまで気づいてはいなかったのだが
すずかも女の子座りで座り込んでしまっていた。

 今のままじゃ先ほどの奴と戦ったら、戦いにならずに塵となるだろう
もっと強くならないといけない
俺たちが上に上がって玄関に来たら、関係者全員来てくれた。
さざなみ寮の人や恭也や忍と言ったメンツが
俺は軽く説明をしてから前かがみになって倒れた。



 館の屋根の上に先ほどの少女が綾たちを見ていた

「やっぱりやせ我慢してたみたいですね
このジュエルシードで何か遊べるような気がするね
実は3つあったんだよね
さてと、哀れな女の方に遊びに行こうかな
そういえば、あの女と少女も綾君とあの女と関係が似てるね
あっちはどうするのかな
まだまだ遊べそう
また会おうね綾君」

 そう言いながら今度は本当に姿を消した
その瞬間、館だったものが古めかしい家になって
その場にいた全員、不思議に思った。
館なんて無いと知ってたのに、なぜ館に見えたことやら
周囲の風景やら全てが変わっていた、
先ほどとは違いただの民家だったのだから
ここにいる全員は今睡眠している綾なら、何か知ってるのだろうと思っていた。 
 

 
後書き
一応次でこの話は終了です
這いよる混沌様登場
勝てるわけないですよ。
ちなみに再構築の綾なら勝てるかもしれません。
もちろんペイン全部開放が条件ですが、こっちの綾では
1秒持ちません
今日のBGMは
「恋は渾沌の隷也」でした。
 
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