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おぢばにおかえり

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第四十七話 合格発表その二

「落ちても落ち込まない」
「わかったわ、もう少しで発表だけれどね」
「本当にもうすぐよね」
「ええ、ただ何か奥華も天大通ってるか通ってた人多いけれど」
 他のところに進んだ人も多いにしてもです。
「私もそうなったら」
「どうするの?」
「やっぱりおみちの勉強に励むわ」
「それだけ?」
「いや、それだけって言われたら」
 ちょっと返事に困りました。
「キャンバスライフも楽しんで」
「そこでお友達のお引き寄せも貰ってよ」
「これまでみたいに」
「仲良くするのよ、それにサークルもあるし」
「サークルね」
「何処に入るの?サークルは」
「あまり考えてないわ」
 今の時点ではです。
「これといって」
「まだなのね」
「ええ、大学のサークルのことまでは」
 本当にそこまではです。
「考えてないわ、おぢばに住ませてもらうつもりでもね」
「まあその辺りは入学してからかしら」
「そうね」
 本当にそうなると思いました、今の時点でサークルとかそうしたことはどうにも考えられませんでした。
「それからだから」
「今はね」
「何を言っても」
 本当に入学もしていませんから。
「仕方ないわね」
「じゃあ入学してから考えましょう」
「そうするわね」
「それとね」
 お母さんは私にこうも言ってきました。
「おぢばでの伏せ込みが終わったら」
「それから?」
「大学でも専修科でも本部勤務でもね」
 どの道でもやがてはというのです。 
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