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異世界転移した最強の俺、追放されたSSS級冒険者(美少女)を拾う

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ギルドに行ってみた-4

 受け取った金貨の量は膨大だった。
 正確には、金十枚のタワーがいくつもあって……。

「じゃあ“手伝ってくれた“二人にも渡すわ」

 エリカはそう言って俺達に金貨を渡してくれた。
 いい臨時収入になったと俺が思いつつ、今後こう言ったギルドに依頼を探しに行って、村の方での依頼と合わせて一緒にかたずけていけば稼ぎやすいなと俺は思った。
 ただ手続きは面倒そうなので、そのあたりはどうするか?
 
 依頼の日数を考えて、都市に遊びに来るついでに換金してもいいかもしれない。
 ルーシーも楽しそうだし、異世界の都市というものも、今まで俺が見ていたものとはまた違った世界が広がっていてそれはそれで面白そうだ。
 今後はこういった所に来てもいいだろう、などと俺が考えているとそこでエリカが、

「……一枚余るわね」
「じゃあそれでみんなで今日は豪華でとても美味しい夕食を食べましょう!」

 ルーシーがそう言いだした。
 するとエリカが俺の方を見てどうする? というかのように見たので、

「いいんじゃないか? ちょっといい店で今日はみんなで食べよう。エリカはおすすめのお店はあるのか?」
「それはまあ」
「じゃあ、頼んでいいか?」

 俺がエリカにお願いすると、エリカは戸惑ったような顔をしてから、

「ええ、いいわ。美味しい店、紹介するわ」
「楽しみにしているよ。それで、“魔王の核”は回収させてもらっていいか?」
「ええ。……ここで換金できるけれど……」
「素材として必要だからな。すごく便利なスコップが出来るんだ」

 俺がそう返すとエリカが遠い目をした。
 必要なものが必要な場所にあるのが大事だと思うんだけれどな、と俺は思っているとそこでルーシーが、

「それよりユウスケ、早く登録してきなよ。そしてそれから都市でお買い物!」
「あ~、はいはい。じゃあいってくる」

 俺はそう返して登録のための窓口に向かったのだった。








 魔力を測定する装置等がここに設置されていて、それらを測定していく。が、

「……ほとんど測定不可能です。こんなもの、見たことがありません」
「しかもわかったのは特殊能力だけ。だがそれも名前だけで……」
「機械の故障ではなさそうだし、どうなっているんだ……」

 などとギルドの人達がひそひそと話していたが、これ以上はどうにもならないとの事で、これでギルドカードを作ってもらうことに。
 データが出てこないことが本人の証明になるだろうという、投げやりな理由だったが……とりあえずギルドカードを作れたことに俺は安堵した。
 まさかこんな事になるとはと思いつつ、ルーシーたちに事情を話すとルーシーが、

「わ、私の自信作が……」
「どうやら今回は俺の勝ちだったようだな。震えて眠るがいい」
「ぐ~ぐ~。震えて眠りました。なので早くお店を見て回りましょう!」

 といったようにギルドの測定というルーシーの自信作が失敗したという……衝撃を受けたルーシーは寝たふりをしてからすぐに復活をした。
 切り替えが早いのはルーシーの良い所だと俺が思っているとそこで、エリカが凍り付いているのを見た。

「どうしたんだ?」
「いえ、ほぼ測定不能って、規格外すぎると思っただけです」
「そんなことを言っても……俺、普通の人間? 今は村人だし?」
「……もう何も考えたくない」

 エリカがそう嘆くのを聞いていた所で……その人物たちは現れたのだった。 
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