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ポケットモンスター”ジェネシス”

作者:スズ
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第2話


そして1話の冒頭に戻る




2週間たち父がミシロタウンに行くついでに俺も連れていってもらえるらしい。




おそらく時空を超えて別世界に来てしまった俺が2週間で考えたことは









特に何もしていない。





いやいや、まだ現実6歳だし、考えたって状況変わるわけないしね~。この状況楽しめばいいよね!!



なんとも楽観的な精神年齢23歳である。






そして、オダマキ研究所に行く道中、父・ヒデキから今から行くところがどういうところなのか、そして父のトレーナー時代の武勇伝を聞かされた。これでもホウエンリーグにも参加した実力者だったらしい。



そしてミシロタウンに到着した。




「ここがオダマキ研究所だ。」



チャイムをヒデキが鳴らすと、中から声とともに若い男性が出てきた。




「久しぶりだね、オダマキ君。」


「ヒデキさん、お待ちしてました!!」


さぁさぁ、こちらへと慌ただしく案内されソファに座らされた。



そこでオダマキ博士を観察する。知っている博士よりも若い。シュウの年齢を考えるとアニメの世界の10年前らしい。

再び思考が落ちそうになるのを父の声でハッとなる。



「大丈夫かい?まだ熱あるんじゃ!?」


「ううん。大丈夫!!ポケモン見てきていい!?」


「おお。いいぞ。外には出ずに研究所の敷地内ならどこに行っても大丈夫だから。」



「ありがとう!!」


このままその場にいれば心配されてしまうと思ったハルは適当に紡ぎ逃げるように研究所の奥に行った





「あの、冷静沈着だったヒデキさんも子供の前だと方なしですね。」

「仕方ないだろ。ハルキが熱を出してうなされたことなんて初めてだったんだ。その姿見て弟のシュウも泣き続けるし、いつも仕事で忙しいときにシュウの面倒見てたのハルキだったんだ。そんな頼りになるお兄ちゃんの倒れた姿見て。シュウなりに心配してたみたい。」



これじゃあハルキが旅に出るときシュウぐずりそうだな。顔をしかめていうヒデキ。その姿にオダマキは苦笑いした。



「もうハルキ君が旅に出るの確定なんですね。」


「あぁ、普段のハルキを見てればな。絶対にそういう。俺も旅をしてリーグにも参加したけど突出した成績は残せなかった。だけどハルキにはその可能性がある。」


力強くうなずくヒデキを見て顔を綻ばせるオダマキ


このような話をしているとは逃げるよう走り去ったハルキは知る由もなかった。 
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