真説魔法少女リリカルなのはエトランゼ改
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1部 稀有な人生の始まり
1章 人生何があるか分かったものじゃない
出会い
風都は風が止まらないすごく住みやすい町だった。
悪い思いでしかないけれど
海鳴は、海と山がある自然が多い町で、気晴らしにはちょうどいい。
そして、少し寂れた海辺の工業地を歩いていたら、
怪しいワンボックスを発見。
俺は何かわからないが気になり近づいて行った
そしたら後ろから殴られ・・・意識を手放した。
目が覚めたら、幼女が二人縛られてた。
一人は金髪
一人は紫の髪の女の子
一人は勝気そうな女の子で
もう一人は深窓の令嬢
見た感じ服装もいいもの来ているから
営利誘拐に捕まったのかな?
どうやら俺の不幸ターンは続いてるものらしい
何が楽しめだと神に言いたいぐらいだ
猿ぐつわされてないから会話はできるっぽい
「ハァ~…」
外出するんじゃなかった
しかもおやっさんに連絡してないし
「あ、あの・・・?」
「ん?」
紫の髪の女の子が話しかけてくれた
助かるどうやって話しかけようか悩んでいたところだし
「ごめんなさい。私たちが誘拐されたところに居合わせたから貴方まで・・・。」
「気にするな、あんたらのせいじゃないそれに、言ってみれば俺の不注意」
いざとなればこんな縄すぐにほどけるし、結びが甘い
これぐらいなら出れる。
昔取った杵柄だなこれは
生前の若いときにやった
数々の悪いことがここで生きるとは
「!?」
二人はびっくりした表情をしている
見た目は子供だが、実際の年齢はいい年したおっさんだ
幼い女の子に文句を言っても始まらない。
俺一人ならどうなるのかを見ていたいが、多分今の俺とあまり変わらない年頃の女の子二人をこのままにしてるのも目覚めが悪い。
仕方ない動くか
縄抜けをしてロープがほどけた。
そう言って俺は椅子から立ち上がり様子を見る
「アンタ、手の縄どうしたの?」
「抜けた、あんなやり方なんてすぐ抜ける。トーシローだね」
縄抜けすると少し体が痛くなるんだよな
多少の悪いことは未成年のうちにやっとくといいかもな
そのおかげでこのように脱出ができるからだ
「・・・さて。連れて来られたみたいってのはわかったが、どうやら廃工場の2階ってところか
周囲には扉はあるが窓はない」
どーしよっかな・・・?
俺の手荷物がここにはないし、おやっさんに連絡は不可
動けるのは俺一人
偵察ぐらいはするか
「ちよっと!私とすずかのも切りなさいよ!」
「はいはい!」
金髪の勝気な少女が非難していた
こっちの紫の子はすずかというのか
「アリサちゃん・・・」
金髪の勝気そうな女の子は「アリサ」
アリサ
これだから女子供は苦手だ
女は寝るときにはいいんだけどな
はぁ・・・でもすこし静かにして欲しかったなぁ・・・こんな大声出されたら・・
すずかって子も気づいたからああいったんだろうなぁ
「なんだ?今の物音は?」
「き、貴様!どうやって?」
大きな音を聞き男性が扉を開け入ってきた。
まぁ人質だから何かあっては困るからそりゃ来るわな
俺は下に置いてあった木の棒を走りながら摑んで、男に向かって鳩尾に攻撃をした。
これでダウンしてくれたらうれしい
「ぐらぁ!」
みぞおちにもろに入り
ダウンしてくれた
脈を見たら動いているから生きてはいる
今回は上手くいったみたいだな。
まさかこんな展開になるとは
資質があっても今のこの状態じゃ何もできやしねえ
「厄介なことになるな」
「どういうことよ?」
「気づかれずになるべく立ち去れたら良かったんだが、気づかれた以上どうするか」
俺の言葉で二人は一斉に口を閉じた。
静かだな。
どうやらあそこで伸びてる人以外には気付かれちゃいない。
「ど、どうしようアリサちゃん・・・。」
「大丈夫。きっとすぐに助けが来るはずよ・・・。」
事態が事態だからか、二人は弱々しい声を漏らしている。
助けが来るってんならうれしいのだが間に合うのだろうか
まじめに脱出経路か俺の荷物を探すしかないか
おやっさんに知らせれば来てくれるはずだ
「二人とも、ここで待っていてほしい絶対に動かないでね。」
偵察とここから脱出できるルートが見つかるか探しに行かないと
コナンがいつも言う気持ちが本当にわかるよ
コナンなら動くんじゃねーぞてめえら
よく考えると彼口調が汚いな
俺も似たようなものだが
「ちょっと!?何考えてんのよ!?」
「そうだよきっとお姉ちゃんたちが探してくれるはずだから…」
そうだなぁ
この状況では子供だろうと大人だろうと摘みゲーに近いし
俺は力があるにはあるんだが今の状態では何もできない。
俺がお願いしたのは資質と精神防御のみだし
体は子供だから体力的に不利だ
目の前の女の子より身長が低いし
だが、お姉ちゃんが来たら人質が増えるだけでしょ
強いかもしれないけれど・・・
昨今では女性の方が強い可能性はあるけれど・・・
知恵と子供の体格を生かせばなんとかなるかも
「多分まだ助けは来ないと思う。
外の動きもいまだ無い
ならまってても事態は悪化する可能性がある
様子だけでも調べに行く
俺って意外とすばしっこいから大丈夫だ」
にっこりと安心できるように微笑む
慣れてきたとは言え自己嫌悪してしまいそう。
二人を安心させることが第一
「そ、それはでも・・・」
「なら絶対に無事で戻ってきなさいよ。」
「行って来るよ」
俺は背中を見せVサインをして歩き出した。
人質だから命はあるかもしれないが、
俺自身偶然現場を見ちまった。
口止めとしては殺される可能性もあるはず。
ここは以前俺が暮らしていた日本ではない
危険がある可能性がある風都や海鳴
ゲームや特撮、もしかしたらアニメの世界も関連があるかもしれない世界だ
何が起きるかはわからない
いくら特殊能力が豊富でも使用回数が限られている今の自分には余裕をこいていることはできない。
それにこの特典をもらって気づいたが、神経は以前と変わらないからどこまで意思を強くもって行えるかが
今の勝負の鍵だと思う。
生き死にの戦いなら分が悪い
殴るけるなら
格闘技をやっていたからまだ耐性のはあるが
人を殺すかもしれないことは
絶対に精神的ストレスが多くなり
あっ忘れてた。
見張りが来たせいですっかり忘れていた
少し先ほどの少女の所まで戻った。
「そうそうとりあえず縄だけ切っておく」
先ほどのところにビール瓶があったので布にくるんで割り
即席のナイフにした。
これで二人も自由だ。
二人とも自由になった腕を軽く回したりして
異常が無いかどうかを確認する。
「ありがと」
アリサと言われていた女の子はそっぽを向いてお礼してくれた。
これがツンデレっていうやつなのか初めて見た。
「本当にありがとうございます。」
「多分あざとかはならないかもしれないけれどマッサージなどはしておいたほうが良いから」
ここで戦ったらこの子たちもいるからめんどいし
下に行ってゲリラ戦で戦うか
当初の通り脱出か荷物奪還の予定にするが?
「無理するんじゃないわよ」
「気をつけてください」
「はいはい、大丈夫だからそこで大人即していてね」
俺は応援を聞き行動に移した。
そして俺は扉を開いた。
部屋の外は、倉庫でもある場所だから
多少、所々が老朽化して錆びているような箇所もある。
使われなくなって何年もしているのかもしれないな
多分このつくりだったら向こうに階段があった。
伊達に派遣で工場勤務をしていたわけじゃない
大概作りっどこの工場もよく似てる。
「階段下に見張りは、いない」
音を立てずに歩く技術は空き巣狙いの時によくやった。
子供3人見張りは必要なしっ手ところか
すこし様子を見ていると、向こう側から人の声が聞こえる。
「さっきの娘達どうするんだろうな」
「目的の娘は人質だが、あとの二人は何かにするんじゃないか」
「全部終わったら売るかもしれないしなぁ」
「その前に俺達にも楽しみをくれないとなへへへ」
これがまぁ100歩譲ったとしてアリだとしても
全員10歳以下の子供だぞこいつら
女性ならこんなシュチュはありかもしれない
大人たちが見る映画やドラマにはあるしな
だが俺は男だ・・・
ちっロングの髪がいけないのか、神のいたずらだとしても嫌になってくる。
特に女性のような容姿だからよく間違えられる。
やはり営利誘拐の線か
女の子二人は身なりがいいのだろう
服装が高そうだった
それからすこしして下の男達が離れていく
やばいな、どうするか
ドガンッ!
行き成り俺の後方から大きい音が後ろから聞こえてきた
「何の音だ~」
「調べに行くぞ~」
当たり前だが俺のミスではないな!!
いやな予感がする
こんなときの予感って当たるんだよな
観念して後ろを向くと
そこには愛くるしい2人の
小悪魔がいた
先ほどの女の子二人がそこにいた
「ん~」
「大丈夫アリサちゃん!?」
コナンのベイガーーストリートの亡霊
のパターンでちょっとやばい
「おい、餓鬼が逃げたぞ~!」
前方に警備と思われる男がこちらを見て大声で伝えていた。
くそ、さらにヤバいタイミングでばれた!!
ここで次にとるべき一手は・・・!
積みじゃねえか
俺は先ほどの木の棒を使い警備の男に走っての突進での突き
いきなりだったので、男のみぞおちあたりを突いた。
俺の方に倒れてくるので俺はすぐにどいた。
って言うか死んでないか?
どうやら気絶しているだけだった
俺は後ろを振り向いて2人の手をとり逃げる。
のだが逃げ道は2階のみ
とりあえず向かった。
どうする・・・
前方に扉があるがきっと窓はない部屋だろう
あれば2階から飛び降りたらいいかもしれないし
火事などが起きた時の救助の道具があるかもしれないが
無ければ本当に積みだ!
途中に窓が見えるのだが
その時俺に異変が起きた。
視界が一瞬灰色になり時間が止まっている感じだった。
ゲームとかに出てくる選択項目がある窓が現れた。
そこには
名前 南條 綾
年齢 9歳
身長 123CM
特技 泥棒、素質無限
そこから追加項目が出てきた
魔力持ちがいます
あなたもそれを得ますか
戦闘能力が高いのもいます
あなたはそれを得ますか
俺は両方ともイエスをした。
特技の項目に魔法と格闘が増えた
クラス 小学生
ジョブ 魔法使いLV8、闘士LV10、盗賊LV10
覚醒値 120
簡単な気配察知に連続攻撃
テレパスなど使用可能
なんだか昔遊んだTRPGのような感じ
覚醒値というのはニュータイプみたいなものなのか
よくわからん
装備
デバイス
魔法の指輪
ブルーダイアモンド
装飾品
レッドダイア
今のところのステータスという奴だろう
まぁスキルは沢山あるのだがなんとな使用がわかる
今必要な能力も
そう感知した瞬間
視界は元に戻り、時間も元に戻ったみたいだった。
先ほど途中の通路にあった窓をみつけた。
やることは一つ
先ほどのことは現実であってほしいと信じ俺は2人の手をとり飛び降りた。
「「きゃあああああああああああああああああああああああああああああ」」
俺は自動落下中に力ある言葉を発する
『空中浮揚 (レビテート)』
悲鳴が大きいので一瞬手を離すところだったか何とか放さずにすんだ
自然落下しているはずがあくまでゆっくりとフワッと地上に降りた。
この呪文は上下しか移動出来ないらしい
非常に便利な呪文でもある。
「着地っと」
「何なの今の~」
「メリーポピンズの落下」
アリサが聞いてきたのでそう答えた
まぁ傘があれば完璧だったんだが
俺の時代で50年前映画だったから
知るはずないか
この世界にあるかどうかもわからんけれど
「ふが~」
「怒るな!ちょっと厄介なことになった」
「え?」
「ちょ、ちょっと!どういうこと?」
革新の気配察知ってこんな感じなんだ
敵意がビシバシ来てる。
隠れているのがはっきりとわかる。
ばれても構わない態度か
ガキが3人だから余裕ってわけなんだろう。
後ろは丁度壁だから良いけれど
犯人は誰だろう
多分この子供たちに関係がある人物だ!
「鬼さん出てこない?」
「あはははは下等生物の割りに気づいたかああああああああああ」
「氷村の叔父様…?」
「なに、すずかの叔父さんなの?」
選民意識が服を着ているおっさんは?
見た目は兄ちゃんだけど、
真っ白なスーツに身をつつんだいかにもナルシスト抜群
そして肩脇に感情の無いメイドさんがいる
その後ろにメイド部隊と周囲に黒服がいる状態
もう殺陣が出来そうな大勢の人数
しかもなんとなくメイドさんたちは人間じゃない
人の気配
生きてる気配がない
周囲に人気は無し
こんなに人数が多ければ逃げ道は無し
魔法使いのスキルに瞬間移動はない
飛翔呪文はあるけれど、飛び道具でハチの巣になる可能性も
俺だけは防御呪文で何とかできるみたいだけど・・・
応援なし、戦うスキルがあるのなら動くしかないか
「おっさん、子供3人をこれだけの大人数で囲むには大人気ない?
そして姪っ子を誘拐なんて人としてモラルがなっていないのんじゃないの」
時間稼ぎと挑発はお約束でしょ
「下等な人間と一緒にするなぁあああああああああああああああああああああ
われらは貴様達とは違うんだよ。
頭に蛆虫がついているようなメス豚のお前達にも理解できるように教えてやろう」
「氷室のおじ様やめてください。お願いですからぁ」
「す、すずか!?」
「われらは夜の一族。勿論そこにいるすずかも同じわれらは貴様達人より。長寿で力もあり、頭脳面積な吸血鬼なのだ~」
いやいやその台詞で頭良いといわれても信じられないです。
バンパイアってこんなのかな
もっと高貴で知的なイメージがあったんだけどな
日光に当たってるし、不死者ってわけでもない
多分この世界の種別みたいな感じか
「あ、あああぁぁ……!」
「・・・・・」
すずかは絶望のまなざしと悲鳴を上げて、
アリサは目が点になっているし
「どうだ!?分かっただろう!
お前たちのような下等な人間とは違い、超人的肉体を持ち、
血を求め人の生き血を吸う選ばれた種族!それが僕達、夜の一族なのさッ!!」
「いやぁ…言わないで…言わないでよぉ……!」
すずかの泣き声が響いてくるそれはすごく悲しみの声
女の子を泣いているのはきつい
少なくとも俺の趣味に反する
「さあどうする?貴様の仲良しこよしなお友達は、貴様らの世界で言うバケモノだったのだ。
どんな気分だ~、裏切られた気分か?信じられない気分かぁ~」
「それが何!!まぁあんたが言ったようにすずかが吸血鬼って言うのは仮に本当だとしても、
この世にはHGSなんてあるし、科学で解明されていないこともあるでもそれが何?」
周囲はアリサのはなった言葉によって皆がそれを聞いていた。
「言っておくけれどすずかは、わたしの大親友の女の子すずかは、
誰よりもやさしくて人を思いやる心は誰にも負けない。
あなたと同じ種族だとしてもすずかは、あなたとは違う。
あなたみたいに子供をさらうだけで、こんなにも人がいないと何にも出来ないような人に、
わたしの親友のすずかと一緒にするな。このヘタレナルシスト」
「アリサ、ちゃん…。」
この子めちゃ格好いいじゃん
すげえ啖呵をきったなぁ
そんな考え好きだな
「きっと言えなかったんだよね、でもすずかは今までどおりわたしの親友なんだからね」
金髪の少女アリサはそっぽを向いて言っていた。
これがはやりのツンデレってやつなのか?
「ありが、とう・・・ありがとうッ・・・!!」
すずかは悲しみの涙から歓喜の涙になっている
「な、なに水臭いこと言ってんのよ!私たちは親友じゃない!」
アリサももらい泣きの様に涙を流してすずかに答えていた
この二人のことはすごく感動的だよね
「おいそこの下等生物。俺のことを馬鹿にしたのか、そうなんだろうもう許さん
そこの女、そいつらを渡せば貴様だけゆすしてやらぁ」
はぁ男と女の区別が付かないのかねぇ
俺は二人のほうを少しにっと笑いながら見たら、二人は抱き合って震えていた。
「俺はそんなに怖いか?
残念なき気分だが、先ほどの二人の友情には感動した。
こんな独りよがりの男に手を貸すより君たちの方に手貸す
それに俺は男だ!」
「「うそ!!」」
少女二人ははもって言っていたがそこは無視
どっちの発言で嘘といったのかは知らないが
「なんだ~少しは何かやるそうだが、
これだけの人数で何か出来ると思っているのかぁああああああああ」
雑魚が何人そろっても一緒でしょう
ショッカーの戦闘員しかり
無双シリーズの雑兵しかり
必要あるまい
「俺も一言言っておく。
この子も言っていた様にこれだけの人数がいなければ、大きな台詞を吐けないんて、
ヘタレナルシストといわれても仕方ないな。
選民主義のヘタレナルシスト」
「僕のことを一度ならず2度までもヘタレナルシストなんていいやがったな!
もう我慢ならん。最後に遺言だけ聞いてやる。行け野郎共とオートマーダー達!」
感情がないメイドは敵の主力何だろう
まず男達が俺達のほうに襲ってきた
まぁセオリー通り
二人を後ろにかばいながら呪文を発動させる言葉を唱えた。
「こっちの餓鬼さっきはいい啖呵言っていたのに念仏唱えてらぁ」
そして、男達の手が俺達に触れようとした瞬間
俺は力ある言語を発す
『魔法の矢』
シュパパパァアンッ!!!
瞬間、群がる男達の急所めがけて飛んで行った
「――――え?」
「……?…………え?」
後ろの少女は目をぱちくりしていた。
魔法の矢が当たり
数十人の獣の様な合唱が、野外に木霊する。
悲鳴はやっぱり精神的に来る
これで終わらないかな
「二人共、私の後ろから出ないでね?今度はお願い聞いてね」
「後ろっていっても、 危ない!」
でかい鉈のような刀が俺を襲ったのだが、転がりながら回避した
気配がないし殺気もない
無表情なメイドが目の前にいる。
攻撃してきたのはこいつだ
今から使う呪文は少しえぐいかもしれない。
俺は、力ある言葉を発す
『酸の矢』
先ほどのエネルギーの矢ではなく
酸を帯びたエネルギーの矢を後ろにいるメイドの兵隊に向け発射をしたら
なんか溶け出して鉄みたいのが見える
なら・・・
俺は続けて力ある言葉を連続で発する
『水の矢』
続けて先ほどの硫酸が当たったメイドたちを集中に当てたら
水に当てたら化学の実験で習ったように沸騰していき
そしてメイドさんたちが燃え出した
その中身は機械仕掛けのロボットだった。
「俺の自動人形が……」
氷村は俺が倒したメイドを見て信じらないみたいだった
そりゃ普通からしたらそうだな
絶対にやったらいけない実験だな
マジで
「お、お前等何してるッ!?銃なら大丈夫だ。コイツを撃ち殺せぇええッ!!?」
そして俺はまた力ある言葉を発する
『飛び道具保護』
「撃てぇえええええッ!!!」
氷村の叫び声に呼応して、弾き出される大量の弾丸。
今度こそはやばいという顔のお二人さん
でもこちらに届く前にすべての弾丸は下に落ちた。
バスーカーとかなら防げないかもしれないが・・・
壊されるかもしれないけれど
まぁ普通のチャカなら防いでくれるはず.
「バ、バカな……」
その光景を受け入れられない者が居る。
「あんた何者なの?」
アリサが驚きながら聞いてきた。
「そうか自己紹介してなかったな?」
後ろからの質問に振り向きざまにこう答えた。
「俺の名前は綾 南條 綾だ」
「……南條」
「……綾さん」
俺は初めて南條性を使った。
使わせてもらう
だがまだ警戒は解いていない
「小学生の女子供泣かせるとか、普通では信じられないよね。
貴様の心と体に恐怖の2文字を刻んでやる」
そして指を相手に向けて俺はこのように言った
風都にいる探偵のおやっさんのまねをして
実際にTVでしか見たことはないのだけど
「さぁお前達の罪を数えろ」
「下等生物のぶんざいで~調子こいてんじゃねえぞ。
舐めるなクソガキッ!!お前等何してるッ!!相手はやるっていってもガキなんだぞッ!?一斉に掛かれッ!!」
氷室は指差しながら手下に向かって盛大に喚き散らしだす。
いい加減本人が動くということをしらないのかね
「し、しかし……」
「あんなワケ分かんねぇガキとやれってのかよ……」
手下達は氷村の指示があったが
ためらって一向に動こうとはしなかった。
まぁそれが普通だ。
見知らぬ技術を見れば
なんだって恐怖を感じるのが人間だ
その時上のほうに殺気を感じたのはこのすぐ瞬間だった
アリすずを抱えながら加速の呪文と肉体強化の呪文
同時並行
コンテナの陰から飛び出した一陣の影
そのままいたらお陀仏間違いなかった。
いたところをみたらクレーターになっていた。
あんな化け物と戦っていられるか面倒くさい。
いうわけで三十六計逃げるか勝ちだ。
俺は二人の手をつかみ逃げ出した。
その時に煙球を投げつけた。
黒服の人たちは状況が理解できずにまだ立っていただけをだったので
とりあえずは逃亡成功
この二人を安全な場所にもって行きたいところだけど、
しかしまずいなヘタレナルシストはまだしもメインのメイドさんの戦闘能力はちとやばい。
こんな時援軍が来るのがいいパターンなんだけども
「すずかッ!アリサちゃんッ!!」
「すずかお嬢様、アリサお嬢様」
チャンス到来かな
「お姉ちゃんとノエルさんの声だ!」
「これできっと大丈夫ね」
お姉ちゃんとノエルさんって言っても女性の声だ
これは期待薄なのかも
でも気配が二人なのだが、一人は間違いなく強い
行ってみるか
「なら合流しようか。
まだ体力はある?」
「大丈夫です!」
「ここで動かないとどうにもならないでしょ」
俺は二人に確認を取ったんだが、どうやら向こうの方が先っぽい
「行くんでしょどうしたのよ?」
「望まないお客さんのほうが早かった」
「下等種族は逃げ足が速いな~」
氷室とその後ろにメイドと了さんのメイドらしきものが来ていた。
「いえいえヘタレナルシストさんのいう選ばれた種族がたいしたこと無いようだけですよ」
「貴様だけは殺す!行けイレイン」
「……了解。」
俺は物品察知呪文で俺のリュックのありかを特定して
それをこちらに呼び寄せた
軽いものなら大丈夫らしい
先ほど見たステータスにリュックの中身に
神刀夕姫とあったのを見た。
それは魔法の刀
刀の柄のみだが、コマンドを入れれば
刀身が出る
また炎を纏わせる刀
刀身の長さはある程度まで自由と記入してあった。
俺はリュックから刀の柄を取り出してコマンドを唱えた。
『着火』
力ある言葉を発すると刀身が出て炎を纏っていた。
「だれから消し炭になりたい?」
氷村の隣にいるイレインは
右手を前に降りかかった瞬間
後ろにいた自動人形が一斉に襲い掛かってきた。
「貴様らからか?鉄くずになりやがれ~」
「二人とも目をつむっていろ、絶対グロくなるから」
『爆炎障壁』
巨大な炎の障壁がでて。
襲ってきた自動人形は炎に焼かれている
そして俺は続いて
『火炎球』
炎の球を出し標的に命中
夕姫の相乗効果で炎の呪文は効果が高くなっていた
メイド以外の量産型のメイドをこれにて終了
俺はこの呪文を使い終わった瞬間
ひどい吐き気と汗が異常に出ているのをしった。
くっ呪文の使いすぎか、
気を張ったり意識を保ったりして
俺の精神がバジバシ減っているのが現状って所か
魔法使いって実はすごい体力あるんじゃねえと思ってしまった。
「――――すずかッ!!!アリサちゃんッ!!!」
やっと救援部隊が向こうから来てくれたこれでやっと少し気が抜ける。
安心したのがいけなかった。
「「きゃぁあああああああああああああああああああ」」
「ぐっ・・・ぐぼっ・・・」
おなかの辺りに熱を感じる。
何が起きた・・・
片膝をついてみてみると
お腹から光の線がっ出てお腹を貫通していた。
出所を見ると、先ほど焼いた自動人形の目から光線が出ていた。
目から破壊光線ってゲームじゃあるまいしってその世界に転生したんだっけ
ここ数年こんな不可思議な経験なかったから忘れていた・・・
こんな不思議な事出来るの俺だけだと思っていた
でも油断した。
コンディション最低
俺は刀を杖代わりにして立っていた
「ちっ!おとなしく燃えてろ」
『炎の矢』
炎の矢で完全に燃え尽きてしまった。
「ちょっと・・・南條大丈夫なの」
「あ・あやさん」
「俺は・・・大丈夫だ、助けが・・・来たな・・・」
「すずか!アリサちゃん!よく無事で…!」
女性が2人と男性が1人
気配は2人のはず
男性は士郎さんによく似てる
「君大丈夫か?」
「大丈夫じゃないけれど、大丈夫です」
「俺は高町恭也。君が何者なのかは知らないが、二人を助けてくれたってのは分かった。本当にありがとう。後は俺に任せて少し休んでくれ」
似てるはずだ
高町姓で恭也
きっと士郎さんの息子さんだ
「大丈夫。これ終わったらゆっくり休む、逃げれそうもない」
「そうか、さて、君とは色々話したいことがあるんだが・・・まぁいい少しだけ休んでくれ」
「でも・・・」
この人数を刀のみなんて厳しいだろう
そう言った瞬間、背中合わせになって別々の方向を向く。
そう丁度黒服の皆さまもご登場
相変わらず囲まれている状態
もう絶対ガードなんてしたくない
女子供を守りながら戦うってのは大変。
「・・・御神・不破流を敵に回した不幸を、呪え」
「はぁぁぁぁぁぁ!!」
(速えぇ~…。てか、強ぇぇ~…。)
拳銃を持った黒服数人を一瞬で倒した
人間の規格じゃないよね。
マジで人間かよあの動き方
俺は見てるだけ一応の警戒はしてるのだが
人間の速さじゃねえだろう
それに、恭也さんが俺の分までフォローをしてくれていることが、それでも襲い掛かってくる人たちを、俺は剣を左に持ち替えて突き刺し黒服の攻撃をかわしてのアッパーカット
「天駆」
格闘ゲームに出てくる昇竜拳みたいな技だ
乱戦には不向きだが、恭也さんが他全員倒していた
「……粗方片付いたか。」
恭也さん来てからあっという間に終わっている
「みたい」
「こ、このバケモノめッ!?イレインッ!!この小娘達を始末しろッ!!は、早くッ!!」
俺の目の前には
氷村とメイドの2人が立っていた
って言うか俺は男だ・・・
「……了解」
遂に今まで護衛をさせてたメイドへ指示を出し、
最後のジョーカーを切った。
氷村の指示に従って俺へと跳躍し、上から向かってくるイレイン。
イレインが無表情のまま繰り出した斬り込みを不可視の盾で防ぐ。
その弾き返しと共にイレインは後方へ跳躍。
結構ガス欠
恭也さんが入って来ようとするが、タイミングがつかめね異様だ
「イ、イレイン何をしているッ!?
小娘1人すら満足に殺せないのかッ!!この鉄屑メッ!!」
外野はうるさい
今までメイドさんと黒服に守られてただけの氷村が
ヘタレパワー全開の言葉を発している
ギャインッ!!!
シールドブレイク
当たった瞬間に、不可視の盾を壊してイレインの体を崩す。
そして一刀両断
「はぁああああああああああああああああああああああああ」
「斧重」
ドバァアアッ!!!
一刀両断の剣戟で、反対側のコンテナまで吹き飛ばした。
もう立つなよ
腹が串刺しにあったのでもう終わりにしてほしいぐらいだ。
メイドを吹き飛ばした俺は、
信じられないような顔でいる氷村に体と視線を向ける
「はぁはぁはぁ」
「とりあえず、後は俺達に・・・」
恭也さんが言ってくれたのと同時にメイドが吹き飛んだ
コンテナから音がする
「死ねぇぇぇぇぇ!!クソガキィィィィィ!!」
「な!?イレインッ!?まさか、感情の暴走かッ!?」
うそだろ必殺の一撃斧重食らって立ち上がるなんて
ズシャァッ!!
音と同時にいやな予感がしたのでその場を離れたら
ムチが飛んできた
よく見ると電気が走っている
ビームロッドかよ
グフ形態かよ
そのイレインの様子を見た恭也さん達は驚愕の声を出している。
チラッと振り返れば殆どの人間がそうだ。
他人事の様に考えつつ視線を前に戻して、俺に怒りを向けるイレインを見据える。
「あたしの体をこんなにボロボロにしやがってッ!!バラバラに刻んで豚の餌にされるか、生きたままジワジワと感電死するのとどちらが良いか選ばしてやるぅ~」
そう言うと、イレインは片手にバチバチとスパークを散らす。
鞭の様なモノを構えながらコンテナから這い出てきた。
もうSFではなくホラーだよこれじゃ
「気をつけてッ!!ああなったイレインは更に強くなってるわッ!!恭也ッ!!」
「分かってるッ!!君ッ!!俺がイレインの相手を……」
「本当は変わって欲しいが、向こうが許してくれそうも無いので、変わる隙をついて攻撃されそう」
お姉ちゃんと言われた人物は恭也さんに提案を出したが俺はそれを却下
変わってもらうのも難しい状況だからだ
恭也さんがこちらに来たら向こうがお留守
かといってこないならなぶり殺しって可能性が・・・
やはり俺が対応しなければいけない
子供に本気になりすぎだ
「選ばせてやるか?
先ほどやられたおまえがそんなえらそうなこと言える立場なのかしら」
俺はとりあえず強がりを言う
「――このあまぁああああああああああああああああああ!!!!!」
俺のバカにした物言いに、イレインの頭から何かが千切れる音が木霊した。
そこから般若の様な表情で俺に襲い掛かるイレイン。
だから俺は男だと言ってるのにな!
電気鞭をかわそうとした瞬間
疲れからか一瞬足が動かなかった。
「ぐわ~っ!!!」
「なんじょ~う」
「あやさ~ん」
すずかとアリサの悲鳴にも似た声もむなしく
綾は電気鞭を食らい最大威力の電気を食らいまる焦げになってしまった。
「きゃははは、まる焦げになった感想は?なんとかいってみろよ」
そう言ってイレインは綾だったものを殴った。
その瞬間表面の焦げが殴った所から剥がれ落ちた
「いてーな」
イレインは綾のその声を聴き驚き後ろに後ずさり足がもつれて転んでしまった。
普通の人間なら死んでいて当たり前なはずだがさすがのイレインもこの状況は理解できずに驚きと恐怖から座りながら後ずさりしていた。
「人間に出来ていてもガラクタ無勢が良くもここまでしてくれたな。てめぇは死ね」
俺はある呪文を唱えだした。
「な、なによ、変な言葉を使って・・・なにこのおぞましい魔力は・・・いくら魔力があろうともたがが人間にやられるアタシだと思うな~」
気丈にもイレインは再び起き上がり俺に向かって来ようとしていた。
イレインの腕が上がりまた鞭が飛んで来ようとした瞬間呪文の詠唱が終わった。
そして俺は力ある言葉を発する
『物質破壊』
言葉を発した瞬間イレインの鞭が当たる前にチリのようにバラバラに分解されていった。
生物破壊は出来ないが物質ならチリレベルで崩壊できる呪文
各ジョブレベル10/10と書いてあったから
マックスレベル2つと9LVが一つあってぎりぎり勝利ってどれだけ厳しい世界なんだ
氷室は驚きうなっているがそんなもの知ったこっちゃない
逃走を始めたので力ある言葉を発した。
『魔法の矢』
「逃げるんじゃねえ~」
俺は、魔法の矢を出し氷室に直撃をさせた
それは直撃を食らい煙幕みたいなものが広がった。
その中から大きな蝙蝠が現れた。
「我々夜の一族は限りなく不死身だということを教えておいてやろう。
南條とやら覚えておくがいい。私がどこに・・・ぐへぇ」
「こんな怪しい蝙蝠見た事ねえぜ」
奴の会話を遮りおれは大きな蝙蝠をラリアットで動きを止め地面に叩き落した。
「さて俺も疲れた。機械人形ならいざ知らず生きてるものを俺も殺したくない
ある呪文をかけてやろう」
「い・命だけは・・・」
さすがにこの場で強がりはいえないらしい。
俺は呪文の詠唱を始めた。
『強制』
「この呪文はなぁ俺の命令に逆らったりしたら全身に激痛が走る呪文だ
俺以上の使い手ならそれを解くことができるかもな」
そういって氷村蝙蝠を殴ってしまった。
「凄い……。」
「本当に、何者なの。」
「あのイレインや氷室をを圧倒するとは…。」
上からすずか、アリサ、お姉ちゃんが感想を言ってくれた。
「わるい、もう・・・無理だ!」
俺が意識を放す瞬間誰かが支えてくれた感触があったとこまでで限界にきてしまった。
後書き
バスタード呪文無いと結構つらいことがわかった
TRPGの基本スキル僧侶以外はほぼマスターレベル
再生魔法は僧侶魔法なので使用不可
ファイアーボール
多様性はすごくあるんだけど、戦闘面ではかなり苦戦しそう
どうするべきか
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