進め!ブラックマジシャンガール!
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マジシャンガール:「じゃあ教科書を
ランドセルに入れるから、アックスレイダーは
鍵をしてねーっ!」
アックスレイダー(good)
マジシャンガール:「いくわよ〜!せーのっ!」
モンスターズ:「おいしょ〜!」
スルッ(流れ込む国語の教科書)
マジシャンガール:「やったぁ!」
私達が押した国語の教科書は綺麗に滑り込み、
ランドセルの中に入ろうとした。
ただ、ここまでは良かったのだけど、、、
ガツッ
マジシャンガール:「あっ!!」
エルフの剣士:「しまった…他の教科書に
突っかかってしまった」
リグラス:「これではフタが出来ません!」
人喰い虫:「おいおい。俺たちの苦労が
台無しじゃねぇか」
ホーリーエルフ:「最初に中身を確認した方
良かったんじゃない?」
ソニックバード:「結構中身パンパンだぜ?
俺たちの力じゃ押し込められねぇよ」
エルフの剣士:「ガール、どうする?」
リグラス:「ガール…」
マジシャンガール:「仕方ないわね。
私が行ってくるわ!」
エルフの剣士:「ガール…」
マジシャンガール:「この人数じゃ
ランドセルに乗れないでしょ?
私が主のランドセルに教科書を
入れるから、みんなは待ってて?えいっ!」
リグラス:「マジシャンガール!」
私はランドセルに入ると国語の教科書を
押し込もうとした。
リグラス:「ガールぅ!落ちないよう
気をつけて下さぁい!」
マジシャンガール:「んん〜重いぃ!」
私は教科書の片側に手をかけたけど、
教科書はビクともしなかった。
マジシャンガール:「むぅぅぅ!!」
ソニックバード:「ガール、顔真っ赤じゃん」
ホーリーエルフ:「下手したら教科書の
下敷きになるんじゃない?」
マジシャンガール:「んん〜!!」
エルフの剣士:「はっ」スルッ
リグラス:「エルフの剣士ぃ!」
マジシャンガール:「はぁ…はぁ…」
エルフの剣士:「ガール、私も手伝おう」
マジシャンガール:「エルフの剣士!!」
リグラス:「なら私も助太刀に!」
ホーリーエルフ:「やめなさい。
もう定員オーバーよ」
人喰い虫:「ケッ。見てられねぇぜ」
リグラス:「人喰い虫…どこに行くんですか?」
ソニックバード:「あぁもう!
仕方ねぇなぁ!お前ら行くぞ!」バサバサ
セイントバード:「うぃっす」バサバサ
スカイハンター:「うぃっす」バサバサ
ソニックバード:「俺たちも手伝ってやんよ!」
マジシャンガール:「ソニックバード…
ありがとう!」
私とエルフの剣士は下から、そして
ソニックバード達が上から教科書を
掴むと、教科書は何とか持ち上がった。
ソニックバード:「お、重いぃ!」
ガール:「上がったのはいいけど、
教科書を入れる隙間が!」
エルフの剣士:「くっ…どうすれば…」
アックスレイダー:「助太刀致す」
マジシャンガール:「アックスレイダー!」
アックスレイダー:「はっ!!」(隙間)
マジシャンガール:「あ!隙間が出来た!」
リグラス:「アックスの怪力でランドセルに
隙間が!これなら教科書が入ります!
三鳥の皆様は体をもっと前に!教科書を
真っ直ぐにして下さいぃ」
ホーリーエルフ:「ガールはもう少し
右に寄って…そうそう、そこよそこ」
マジシャンガール:「よし!せーので
手を離すわよ!?せぇのっ!」
ストンッ
マジシャンガール:「ふぅ…ふぅ…やったぁ!
教科書が入ったぁ!」
エルフ:「よし」ホッ
安心して喜んでいると、突然上から毛糸が
垂れ下がってきた。
マジシャンガール:「毛糸?」
人喰い虫:「これで登って来いや」
どうやら、人喰い虫は主の裁縫道具から
毛糸を持ってきてくれたみたい♪
上では、さっきエルフの剣士が刺した剣に
リグラスとホーリーエルフが
毛糸を結んでくれていた♪
ソニックバード:「助かるわぁ。
俺たち三鳥、お前らを運ぶ体力が
残ってないから」
マジシャンガール:「十分よソニックバード♪
ありがとう♪私達は毛糸で登ってくから!」
アックスレイダー:「先に行け。俺は
このランドセルに鍵をする」
マジシャンガール:「おっけぃ♪
じゃあお願いねアックスレイダー♪」
ツカサ:「おしっこ行こっと…」
モンスターズ:「!!?」
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