ジオン公国転生記
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第38話 宇宙戦艦ヤマト2199編
ユーリ「おめでとう。『宇宙海賊 キャプテンハーロック』」
ハーロック「ユーリ様。ありがとうございます。しかし何もかも分からないんですが」
ユーリ「君とアルカディア号は『ブラッディ』達の量産型と1つになったんだ」
ハーロック「ユーリ様の乗っている機体の量産型と1つに?」
ユーリ「難しい話をすると長くなるから簡単に説明するね。君とアルカディア号は量産型の力を借りて本物になったんだ。君が心か憧れ尊敬する『宇宙海賊 キャプテンハーロック』に」
ハーロック「本物の『ハーロック』に私が」
ユーリ「その証拠に40人の仲間がいる、相棒も答えてくれる。きみは物まねを卒業したんだ」
ハーロック「では他の人も1つになれば」
ユーリ「なれると思うよ。でもね間違って欲しくないんだけど簡単に1つになれるわけじゃない。『ハーロック』1つになる前に君は本物にもあった筈の何かを心の奥底で芽生えさせたんだそうして君のだったアルカディア号がそれに答え魂になって量産型と1つになったんだ。俺には君に芽生えたものがなんであるかは知らない聞く気も無い、それは君とキャプテンハーロックだけが知っていればいい。間違って欲しくないのは君のやり方は君だけのものであり他のもがやればそいつは多分死ぬだろう。それぞれにはやり方あるけど僕は知らないそれは当人が探し出さなければならない。」
ハーロック「少し理解出来たと思います」
ユーリ「今はそれでいい。さてギレン兄に所に行こうか」
ドメル将軍の元を再び訪れたギレンは。
ドメル「どうやら舐めていたのはこちらの様だ。旗艦以外全滅だそうだ」
ギレン「我々は強くなっていく。それはドメル将軍あなた方ガミラスが強大であるからだ」
ドメル「理解は出来る。弱き者を倒しても意味が無いからな。だが我々よりも強き者はこの宇宙にはいくらでもいる」
ギレン「私はね。貴方がうらやましい。バランで見た大艦隊同士がぶつかる戦闘。銀河同士が戦うそんな戦闘をやれる貴方がね」
ユーリ「あれ、まだお話し中だった」
ギレン「あれはハマーンか」
ユーリ「うん。それとアルカディア号が量産型と1つになったよ」
ギレン「ドメル将軍、あなた方のおかげで2人も進化した。感謝する」
ドメル「全員そろったなら戦闘開始といこうか」
ギレン「あなたの相手は私だ、他の者には手を出させん」
ドメル「その様な戦闘機1機だなにが出来る」
ギレン「その艦重装甲・大火力が売りと言ったとこだろ。ただ乗組員の練度は低そうだ。ユーリ私にも理解出来た下がってくれ」
ドメル「さっきから何をを言っている」
ギレン「艦橋の瞬間物質移送機の所を見たまえ」
ドメルが視線を移すとそこには地球人の戦闘機が浮いているのが見えた。
ドメル「・・・・・! いつの間にレーダー何を見ていた! だが惜しかったな私を倒すチャンスだったのに」
ギレン「何を言っている相手は私だ。弟は瞬間物質移送機の構造を読み取っただけだ」
ドメル「馬鹿な外から見ただけで何が分かる。しかもガミラスの最高科学だぞ」
ギレン「弟には特殊な才能があってね、機械の一部をを見れば全部を把握する」
ドメル「ガミラス人でも無いのに分かる物か」
ギレン「以前拿捕した戦闘艦があってね。弟は時間をかけて解析しガミラス科学も知識として持っている」
ドメル「くっ! あの戦闘機を逃がすな。撃ち落とせ」
ギレン「何度言えば理解する。相手は私だ!」
『ブラッディⅡ』が三角錐状のバリアを張り突撃攻撃を始めた。
ドメラーズⅢ世の主砲490mm四連装陽電子ビーム砲7基が次々破壊されあっという間にメイン武装が潰された。
ドメル「主砲がが一瞬で全部潰されただと! 何でも良い撃てる武器をすべて撃てぇ」
ドメラーズⅢ世からミサイルや速射砲ありとあらゆる攻撃が『ブラッディⅡ』に襲い掛かるが通じない。
兵士「敵機真正面より突っ込んできます!」
ドメル「死ぬ気か! ガミラス1を誇る重装甲を破れるものか」
『ドゴンンンンン・・・・・・・・ギィユィュンンンンンンーーーーーーーーー』
ドメル「どうした!」
兵士「敵機! 正面第1装甲で1度停止しましたが、今度は回転しながら次々装甲を破っています」
兵士「敵機艦内へ侵入しました。回転を続け艦内を破壊しながら直進、このままでは動力炉に激突します!」
ドメル「・・・仕方が無い、艦橋を分離しろ」
ドメルは艦体を放棄、独立戦闘指揮艦で離脱した。
ドメラーズⅢ世は内部より爆発炎上、そして動力炉が爆発したのであろう大爆発が起き轟沈してしまった。
その爆炎の中より『ブラッディⅡ』が無傷で飛び出して来た。
ドメル「あの大爆発を耐えるとは」
ゲール「だから言ったのです。あれは異常ですと」
ドメル「泣き言を言っても始まらん。今はどうやって敵を倒すかだ」
ゲール「・・・この状況でまだ戦うと・・・あなたも異常だ」
ドメルは敵を道連れに自爆する方法を考えていたが遅かった。
直上より『ブラッディⅡ』が突っ込み独立戦闘指揮艦を貫き、独立戦闘指揮艦は爆散名将ドメルは宇宙に散った。
ユーリ「最後まで戦うみたいだったね」
ギレン「ああ・・・・素晴らし将軍だった。友になれていたらと思うよ」
ユーリ「さあ、帰ろみんな」
ユーリ達3機と1隻はジオン公国機動船団を目指し帰って行った。
その頃ヤマトではガミラス特殊部隊が潜入森雪を連れ去られていた。
ユーリ専用発着場改め総帥直轄機体テスト場では再び混乱が起きていた。
まず総帥直轄機体テスト場に一般兵のアルカディア号が堂々と降りて来た。
総帥直轄の場に一般機体が降りるなど不敬罪ものである。
しかしそれより全員を凍り付かせたものが降りて来た。
『ブラッディ』タイプが2機から3機に増えているのである。
血の色からユーリ様・金色からギレン総帥そして純白からハマーン様が降り立った。
ユーリ「ただいまって? どうしたのみんな」
整備士長「ユ、ユ、ユーリ様。説明をしてください。もう何が何やら」
ユーリ「ああハマーン姉も同型機を手に入れたんだ。名前は『キュベレイ』間違うと怖いよ」
整備士長「へっ『キュベレイ』ってMSの名前じゃ?」
ユーリ「うん。『ブラッディ』の同型機と一体化したの」
整備士長「もう分かりませんが、分かりました。それでアルカディア号は?」
ユーリ「アルカディア号は『ブラッディ』タイプの量産型と一体化したの」
整備士長「これも分かりたくないですが?・・・・量産型! 量産型ってなんです!」
ユーリ「ギレン兄が作らせてるの。今のとこ50機程だけどね。じゃそう言う事で頼んだよ」
整備士長「おい。お前等ちゃんとやっておけ。俺は胃薬飲んでくる・・・量産型・・はは・・・マジ辞めたいこの仕事」
一方ヤマトはガミラスでの森雪と奇跡の再会・イスカンダル星へ到着・コスモリバースシステム入手・そしてデスラー総統との死闘に勝利、地球への帰還の途についた。
だがジオン公国機動船団は動かなかった。
俺がガミラス本星に『神の転生者』がいると言い出したから。
兄達は何故そう言い切れると聞いて来たが、俺は『イレギュラー』としか言わなかった。
兄達はヤマトが帰りで襲われるのではと心配したがそれなら『ブラッディ』で残ると意見を変えなかった。
そして1週間がたった時、ガミラス本星から通信が入ってきた。
???「しつこいね君達も、ヤマトと帰ると思ったのに」
ギレン「貴様は何者だ」
???「ユーリならわかるよね」
ユーリ「『神の転生者』でイレギュラーの笹本いまはミラスか」
ミラス「さすが同じ『イレギュラー』全部分かるんだね」
ユーリ「俺もこんな臆病な『イレギュラー』は初めてだ」
ミラス「俺が臆病だと。俺は専用戦艦の完成を待っていただけだ」
ユーリ「臆病でないなら出来いよ。デスラー艦のパクリをさっさと出せ」
ミラス「・・・・・待っていろ、今すぐ殺しに行ってやる」
そう言うと通信が切れた。
ギレン「よし! 総員」
ユーリ「待って。悪いけど手を誰も出さないで俺が片付ける。『イレギュラー』としての俺の役目」
ギレン「お前・・・・・分かった。ただし生きて必ず帰って来い」
ユーリ「ありがとう。行って来る」
俺は急いで外に出た。
キシリア「兄上大丈夫なんですね」
ギレン「あいつは何かを隠している。『イレギュラー』とは憑依転生から外れた者と考えていたが、本当意味での『イレギュラー』とはなんだ。取り敢えずあいつを信じるだけだ」
ギレンの執務室ではモニター画面を黙って見ているギレン達が『ブラッディ』の出撃を見守った。
ミラスの出してきた巨大戦闘艦は特一等航宙戦闘艦デウスーラⅡ世、デスラー総統最後の乗艦の同型艦である特一等航宙戦闘艦ミラスⅢ世であった。
ミラス「どうだそんなバルキリーもどきで何をする気だ。仲間を連れてこい」
ユーリ「俺がもどきならお前はパクリじゃないか。あっすまん名前は変えてたなじゃもどきだ」
ミラス「殺す!」
ユーリ「いやー無理だわ。2度死んだけどノシ付きで送り返されんだわ」
ミラス「撃てぇ・撃てぇ・撃ち落とせ。何度出もあの世に送ってやる」
ユーリ「流石にこれだけでかいと、対空砲火が鬱陶しいな。でかい! ギレン兄」
ギレン「援軍か」
ユーリ「絶対に出さないでよ。それよりもこいつがガミラス人を使いきれる訳ない」
ギレン「ガミロイドか。ウィルスを流せと言うんだな」
ユーリ「流石。頼んだよ」
ミラス「はははは。全然近寄ってもこれないじゃないか! 良い事思いついた。お前の船団をガミラス砲で吹き飛ばしてやる。あははは」
その瞬間ユーリの顔つきが変わった、モニター画面越しに見ている猛将ドズルでさえ凍り付く表情に。
ユーリ「ギレン兄さっきの話無しだ。このゴミは俺がぶっ殺す!!」
ギレン「・・・・・分かった」
ユーリ「ミラスさっきなんって言ったか、もう1度『だけ』聞かせてくれ」
ミラス「何度でも言ってやろう。お前の船団を吹き飛ばすって言ったんだ」
ユーリ「『ブラッディ』妖刀モード・・・・ムラサメ」
『ブラッディ』がいやユーリまでもが雰囲気を変えた、家族までもが凍り付く様に。
ミラス「ガミラス砲用意」
だがガミラス砲は細切れになったいや、独立戦闘指揮艦以外細切れとなった。
ミラスは何が起こったか分からなかった、モニター画面で見ているジオン側でも分からなかった。
ミラス「お、おまえ、な、何を、何をした!!」
ユーリ「クククククク、あっはははははは」
ギレン達は思ったこれが本当にユーリなのかと、どう見ても殺人を楽しむ殺人狂の様だった。
ユーリ「なんだ怖いのか。そりゃ怖いよな『イレギュラー』に殺されたら嫌だもんな。殺されたら再転生出来なくなるもんな。まあ当たり前か魂が無になっちゃうもんな。怖いよな」
ミラス「ひぃー。許してくれ。俺の負けだ。助けてくれ」
ユーリ「お前馬鹿にしているのか。『イレギュラー』には『イレギュラー』の全てが分かる。お前すでに転生者128人手にかけているじゃないか。今更許してくれだ、そう言った奴も殺したんだろ。今度はてめえの番だよ」
ミラス「嫌だ―もっと見たい世界が」
ユーリ「『ブラッディ』惨殺モード・・・・・ぶった切れ!!」
ユーリの『ブラッディ』が姿を消した、そしてミラスの独立戦闘指揮艦が細切れにされた。
又、「『ブラッディ』が姿を見せた時、雰囲気は元に戻っていたコックピット以外。
キャノピーが血で染まっていた。
ギレン「スクランブル。『ブラッディ』を大至急回収しろ」
ハマーン「ユーリが言っていた事は本当だろうか」
ギレン「事実だろう。『イレギュラー』いやこの場合『イレイザー』と言った方が良いな。ユーリ達『イレギュラー』の中に多分少数だが転生者を抹消できる事が出来る『イレイザー』としての役目を持たされている者がいるんだと思う。何故かまでは分からんがユーリが今回誰も出すなと言ったはそれが理由だろう。自分も殺されれば無に帰る事になるのを知っていて・・・」
ユーリ病院に搬送したと連絡が入った。
そして何故か全身に刀傷無数にあると言うのだ。
サスロ「兄者、やはり『ブラッディ』は封印した方が良い。これ以上は見ておれん」
ハマーン「私も乗って分かった。それは無理なんだ魂でつながってる以上」
サスロ「ユーリを出撃禁止に出来んのか」
ギレン「出来ない又その気も無い」
サスロは怒って出て行った。
後書き
宇宙戦艦ヤマト2199編終了です。
作者のネームイングセンス上げてくれー
ミラスはガミラスからガを抜いただけ、センス無いよね。
今回は『神の転生者』は『イレギュラー』でした。
分かるかそんなもん、おっしゃる通りです。
いなかったんですよ、ラストで使える人物がシュルツの娘はかわいそうで使えないし。
だから、ごめんなさい。
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