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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話

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第四十話

20:53

さてと…

行こうか…

「一夏、どこへ行く?」

「ヴィッサリオンの所」

「………………私も行く」

まぁ…別に構わんが…

「ならさっさと着替えろ、その格好で行く気か?
つーかいい加減風呂上がりに下着だけで過ごすのやめろ」

「別に構わんだろ」

「あのねぇ、俺も男なの?わかる?」

「一緒に風呂に入ってるのに今更何を言う?」

「それはそうだが…」

「それともお前はロリコンなのか?」

「誰がテメェの貧相な体に欲情するか!」

俺の好みはボンキュッボンな…

「不能?」

「ちっがぁぁぁぁう!こっちは魔法とか色々使って色々抑えてんの!
特に性欲とか性欲とか性欲とか!」

『性欲はあれど淫楽の欲求は生じない』司波達也のモノローグにそんな物がある。

それとは別だけど似たような方法で欲求を封じ込めている。

あと血流操…なんでもない…

「ふむ…精神干渉系か?」

「ああ、取り敢えず着替えろ」

「うむ、わかった…」

箒が着替え終え、ドアを開け…

「あ、そうだ…箒」

「なんだ?」

「ちょっと魔法使うぜ」

「?」

魔法を使ったあと、部屋を後にする。

向かう先はエントランスにある喫茶店だ。

「部屋に行かないのか?」

「一応プライベートスペースだからな」

喫茶店に着くと中には一組のファミリーが居た。

父親らしき男は見覚えが…と言うかヴィッサリオンなので隣の女性が奥さんだろうか…?

うわ…すっげー美人…

あと娘二人も結構可愛い、身長からみて就学前だろう…

カランカラン…

「ヴィッサリオン」

「若…か?…そっちは姫か?」

ヴィッサリオンは俺と箒を見て驚いている。

「ああ。で、そっちも家族連れか?」

「俺の嫁と娘だ。可愛いだろ?」

「そうだな」

片方は金髪碧眼、もう片方は銀髪紅眼だ。

「おねーさんたちだれ?」

銀髪の子に聞かれた。

「君のお父さんの友達さ」

「ふーん…」

で…

「こんばんは、レディ」

「ふーん…アンタが織斑一夏ねぇ…」

「どうかしたか?俺の顔に何か付いてるか?」

「そうさね…じゃぁ先ずはその仮面を外して貰おうじゃないか。
それと靴も脱ぎな」

へぇ…

「くくっ…はははは!そうかそうか…アンタは判る人なのか…
いやはや…いい嫁さんを持ったなヴィッサリオン」

「まぁ…な…」

さてと…

位相変動、キャスト

「さて、まだ十二時じゃないんだけどな…
少しくらい早く鐘を鳴らそうか
"響く十二時の御告げ"」

パレード、ディキャスト。

その瞬間、俺と箒にかかっていた魔法が解かれた。

「ちょっとした手品だ。まぁ、からかった事は謝ろう」

「手品…ねぇ…」

きっとヴィッサリオン達の目には、"20くらいの女二人"が突然縮んだように見えただろう。

「すごいすごーい!いまのどうやったの!?」

「ちょっとした手品だよ銀髪ちゃん」

「えれんだもん!ぎんぱつじゃないもん!」

「おー、そうかそうか、エレンちゃん」

「二人とも、若に挨拶しろ」

「えれおのーらあるさーびん!えれんってよんで!」

「りむありーしゃ…」

金髪ちゃんはリムアリーシャか…

二人を見ると、なんというか…対象的だ。

金と銀、紅と碧、静と動…

んー…にしてもエレオノーラとリムアリーシャか…どっかで聞いたことあるような…

ま、いいか。

「エレオノーラとリムアリーシャか、いい名前だ」

「いい…ですか?」

とリムアリーシャちゃんに聞かれた。

「ああ、名前っていうのは命その者だ。
"汝名付けよ、さすれば命与えられん"
いい名前はいい人生を作るのさ」

「一夏…まだわからんと思うぞ」

箒の言う事ももっともだな…

「わからないならお父さんかお母さんに聞きな」

さてと…

「で、さっきから何?て言うか会いたかった理由は?」

さっきから視線を送ってくるフィグネリアに尋ねた。

「取り敢えず座りな」

そう言われて、俺と箒は彼等の反対側に座った。

「まぁ、色々聞きたい事はあるけどねぇ…」

娘二人を見ながら言った。

確かに汚い話も出てくるだろうな…

んー…

「一夏」

「なんだ?」

「私が二人の面倒見るというのはどうだ?」

ふむ…それなら…

「そっちはそれでいいか?」

「ああ、かまわない…リム、エレン、お姉ちゃんと行ってきなさい」

箒が席を立ち、エレンちゃんとリムアリーシャちゃんがそれに着いていった。

「さ、話を始めようじゃないか、織斑一夏」
 
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