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ジオン公国転生記

作者:正博
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第18話 マクロスフロンティア編

 
前書き
 本来マジンガーZ系列が次だったのですが、あまりに古すぎて今時にはネタが分からないだろうと思い消しました。しかし立ち寄ったと設定しますのでご理解ください。 

 
 俺達がマクロスフロンティアの世界に来てもうじき3週間、予定通りだとそろそろ何だよね。


 サスロ「交差し損ねたのではないか」
 ギレン「ペンダントに3週間後に交差する様に願ったから大丈夫だ」
 ユーリ「大丈夫だよ、それに強化光子力バリアを全域に張れるから何かあっても暫く持つよ」
 ギレン「ユーリ、発電所はどうなっている」
 ユーリ「それも大丈夫、光子力発電しているからソーラーパネルを外しても電力安定してるでしょう。ただ発電量が物凄いからソーラーレイ照準してから充電してね。でないとすぐ臨界が来るから危ないアサクラには一応言っておいたけど」
 ギレン「ソーラーレイもそろそろ改修が必要だな」
 ユーリ「質問、俺達ってもう20年ぐらい生きてるのに何で年が変わらないの?」

 ギレンはため息をついた。

 ギレン「はぁー・・・・・おまえ、今頃そんな質問するのか」
 サスロ「普通2,3年で気付くだろうが」
 ユーリ「???」
 ギレン「転生者は基本キャラクターの年齢から年を取らん国民・兵士は1番活動できる年齢で止まる、転生者の件は大魔王が、国民・兵士の件は俺がペンダントに願った」

 
 それから3日後、レーダーに何か捉えたと報告が来た。

 
 ギレン「来たかなこれは、ユーリ」
 ユーリ「グレイス対策はしたよ。コンピューター、監視カメラ等にこちらの認証が無い者がアクセスすると、ウィルス爆弾を送る様にしたし、防壁も5000程作ったからジオンの情報が洩れる心配は無い筈だよ」
 ドズル「問題はバジュラか」
 ユーリ「殲滅しか今の所無いんだよね、VF-1Sにスーパーパック積んだから暫くそれで対応して」
 通信士「相手より通信入りました」
 ギレン「こちらに回せ」
 オズマ「・・・・ちらフロンティア船団所属スカル小隊、オズマ・リー少佐そちらの所属等を伝えられたし」
 ギレン「こちらはジオン公国ギレン・ザビ総帥である。貴殿の機体は既に我が宙域を犯している。これは、宣戦布告と取るがいかがか」
 オズマ「こちらにその意思はない。機体を停止する」
 ギレン「そちらにその意思がなければ停止せず、こちらを観察されて行くが良い。なお我々は宇宙都市国家であり、移民船団では無い。そちらの母艦に補給が必要なら補給を許可しょう」
 オズマ「そちらの好意に感謝する母艦に戻り次第上層部に確認してみる以上(型は古いがコロニーだ、それもものすごい数だな。大型の衛星は資源採掘と防衛基地になっているな!何だ防衛用ロボットか。変形は出来ないタイプ・・・VF-1Sだと骨董品でも見かけんぞ)こちらオズマ・リー少佐ご協力感謝する、通信終わり」

 ユーリ「さて、俺は工房に行くね」
 ギレン「もう、読み取ったのか」
 ユーリ「まあね」


 俺が工房に籠って4日目にフロンティア船団より通信が来たらしい。
 補給をしたいので入国を認めて欲しいとの事、ギレン兄は当然認めたらしい。
 7日目に先遣隊としてSMSマクロスクォーターが入国した。
 本体は後3日掛かると言う事。

 ジオンに入国したのは
 ・ジェフリー・ワイルダー大佐
 ・キャサリン・グラス中尉
 ・レオン・三島補佐官
 ・カナリア・ベルシュタイン中尉
 ・スカル小隊一同
 何故か、シェリル・ノーム、グレイス・オコナー

 政治向きの話は上がすると言う事で、他の面々はコロニー内の見学が許された。

 シェリル「なにか静かな街ね、2世代ぐらい古い感じ」
 アルト「一応軍事国家らしいからな」
 ルカ「でもMSでしたっけ今時あんなロボット時代遅れですよ」
 ミハエル「でも女の子はかわいいぞ」
 アルト「でたミハエルの病気が」
 グレイス「(おかしい、ネットワークに繋がらない大抵の物は、私達と同じ電子機器を使っている。何故)」
 シェリル「グレイスどうしたの、難しい顔をして?」
 グレイス「どうもしないわ、ちょっと疲れたのかしら」
 シェリル「ホテルで休んでる?」
 グレイス「大丈夫だからね」
 シェリル「それならいいけど」

 展望台にやって来た一行。

 アルト「ここじゃ飛べないな」
 シェリル「何でフロンティアより高いし?」
 ミハエル「ここの雲を突っ切ったら又地面が見える。これって怖いんだ」
 シェリル「ふーんそうなの。ねえ、宇宙見てバルキリーが飛んでいる」
 アルト「ああ、隊長が骨董品のVF-1Sを見たって言ってたな」
 ルカ「でも、あれVF-25ですよ。それもアーマード装備」
 ミハエル「あれ色違いだが隊長の機体だ」

 アルト達はクォーターに連絡を入れた。

 アルト「こちらアルト、モニカ今飛んでいるバルキリーは誰が乗っている」
 モニカ「それが不明機何です。機体はクォーターに揃っているし」
 アルト「それじゃあ、幽霊か!?」
 モニカ「あ、今パイロットから通信『こちらはジオン製バルキリー気遣い無用』と通信が」

 アルト達は案内人に頼んで発着場に連れて行ってもらえるように頼んだ。
 案内人は何処かへ連絡して承諾を貰ってくれた。
 発着場に着くとちょうどバルキリーも着陸したところだった。

 アルト「お前―何者だ!!」
 
 と、降りて来たパイロットに掴み掛かった。
 ところがアルトの手を逆に掴まれて片手1本背負いで叩き付けられた。
 その上、警備隊がアルト達を取り囲み銃を突きつけた。

 ギレン「そこまでだ。解放してやれ」

 警備隊が下がった。

 オズマ「総帥、すいません。私の監督不行き届きです」
 ギレン「構わん。気にしないで欲しい、いつもの事だ」
 ユーリ「ギレン兄酷い。いつもじゃない、たまに」
 F一同「「「「どこに違いがあると」」」」
 ユーリ「第一美人とは言え殴られるのは御免だよ」

 2人を除き、全員が笑った。

 ユーリ「何で何で笑われているの(知ってるけどね)」
 アルト「俺は男だ!」
 ユーリ「それはごめんなさい」
 アルト「分かればいい、分かれば」
 オズマ「アルト。お前誰に向って口を聞いてるのか、分かって無いだろう」
 アルト「この生意気なパイロットですが?」
 オズマ「そのお方は、この国の第5王子様だ。銃殺刑になりたいか」
 アルト「えっえー」

 アルト達は全員固まった。

 ユーリ「構わないよ、俺。それより隊長さん、俺の作ったバルキリーは」
 オズマ「すごく似てますね」
 ユーリ「信じて無いでしょう」
 オズマ「VF-1Sがあったから知っておられると思いますが、この機体も3段変形でき」
 ユーリ「ガウォーク、バトロイドになれるよ」
 オズマ「この前はファイターモードしかお見せしていませんが」
 ギレン「ユーリには特殊な才能があって、機械の1部を見ただけで全てを再現できる」
 ユーリ「隊長さん、ちょっと乗ってみてよ。隊長さんに合わせたEXギヤもあるから」
 オズマ「EXギヤまで、まじらしいな」

 オズマがEXギヤに着替えて戻って来た。

 ジェフリー「オズマ君どうかね、止めるのなら総帥にそう言うが」
 キャサリン「無理しないでダメならダメとはっきり言ってね」
 オズマ「最初はそのつもりだったんだがな。アンダースーツもEXギヤもあつらえた様にぴったり何だ。バルキリーが楽しみで仕方ない」

 オズマがバルキリーに近寄ると、俺は言った。

 ユーリ「隊長さん。いつも乗っている感覚の半分で操縦してください」
 オズマ「フルパワー出すと壊れるのかい」
 ユーリ「ええ。貴方の体がこいつはアーマードで遅いと思っていると思いますが別物何です。スーパーパック4つ乗せていると思ってください」

 オズマが乗り込んで聞いて来た。

 オズマ「こいつ実弾装備かい?」
 ユーリ「フル装備です。発進して右に40度旋回してそのまま直進すると演習場です。的を出してありますし、他の機体は下がるように言いましたので思い切り撃ってください」
 オズマ「至れり尽くせりだな、スカル1出撃する」

 俺は見学者に声をかけた。

 ユーリ「モニター見ます。下がバイタルです」

 ユーリは整備士長にもう1機用意するように指示を出した。

 ミハエル「さすが隊長スゲー攻撃」
 アルト「変形も速い」
 カナリア「でも心拍数が上がり過ぎだ、少し押さえないと無線を貸してくれ」

 オズマの飛行が怪しくなって来た。

 カナリア「オズマ聞こえるか、速度を落とし1度帰投しろ」
 オズマ「聞こえるがもう腕が言う事を聞いてくれん。ユーリの言う通りこいつは化け物だ」
 アルト「ユーリ手前って、あいつは?」
 整備員「ユーリ様なら『隊長さんを助けて来る』って今出撃されました。もうじき映る筈です」
 ルカ「今出撃して、もう演習場そんなのスーパーパックでも間に合わないよ」
 整備員「それなら大丈夫スーパーパック5ですから、ほら」
 ルカ「スーパーパック5本も装備したの?」
 整備員「それも出力30%あげたスーパーパックですね」
 ルカ「それじゃあ、5じゃなく。6.5だ、化け物だ!!」
 ミハエル「ユーリが隊長を助けたぞ」
 ギレン「救護班発着場に大至急だ!」
 アルト「来たぞ」

 ユーリはオズマ機を抱えて入って来た。
 機体をゆっくりと降ろすとファイターモードになった。
 オズマが無事助け出され搬送されて行った。

 アルト「おい、ユーリありがとうな」
 ルカ「ありがとう、ユーリ君」
 ミハエル「恥ずかしがってないで降りて来いよ」

 ギレンが異常さに気付いた。

 ギレン「おかしい。いつもなら、とぼけて出て来る筈」
 アルト「まさか!!」

 アルトは翼によじ登り見た、キャノピーが赤色に染まっていた。

 アルト「ユーリ、ユーリ誰かもう1度救護班をみんな下がって。キャノピーを強制排除する」

 『バシュッ』キャノピーが吹き飛んだ。
 ユーリは体中から出血し、意識が無かった。
 漸くタラップが架けられミハエル達も協力しユーリをコックピットから降ろした。、
 ユーリは全身血まみれで、シェリルが濡らしたハンカチで顔の血を綺麗に拭いていた。

 ギレン「ありがとう、すまんな」

 救護班が再度到着した。
 
 救護班「患者は何処です」
 ギレン「そこに横になっている急げ!」
 救護班「はっ。こ、これはユーリ様、急げ」

 ユーリは救急車で搬送差されていった
 見送るギレンの拳から血がにじみ出ていた。


 それから半日たって、オズマの意識が戻った。
 普通なら大騒ぎする連中が騒がない。

 オズマ「カナリア何があった」

 カナリアは包み隠さず起こった事をオズマに告げた。

 オズマ「俺の責任だ。機体に乗る前に半分のパワーで操縦してくれと念を押されていたのに、つい調子に乗ってフルパワーで操縦し自分のみならずユーリまで巻き込んでなんて詫びればいい。そう、ユーリ、ユーリはどうなっている」

 カナリアは、まだ集中治療室で生死の境目でどうなるか分からないと教えた。

 
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