ジオン公国転生記
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第16話 SEED編
俺はユニウスセブンに来ていた。
ストライクフリーダム(仮)を置き、ギラドーガに乗っているハンデだ。
ユーリ「ギラドーガもそろそろ、次を考えとかないとな」
いいMSであるが13年以上使っている、機体は新品同様だがパイロットが成長してきて性能的に限界が見え始めている。
ギラズールでは味気無いし何かいいMSはないかな、作者さえ鉄血程度見ておいてくれれば何か作れた気がする。
ユーリ「今日来る筈なんだが」
今日で約束の1週間さてどの程度成長してるか楽しみ。
ラル「ユーリ様、来たようです。アークエンジェルともう1隻こちらに向ってます」
もう1隻クサナギか? まあギャラリーは多い程よい。
予想通りもう1隻はオーブ艦、クサナギだった。
フラガ「ユーリ来たぞ。どこだ」
ユーリ「目の前に居るよ。見えない」
フラガ「だが機体が違っているぞ」
ユーリ「怪我人と戦うのに、核ミサイル使う奴いる。ハンデだよ」
フラガ「俺も舐められたものだ」
ユーリ「はぁー・・・舐めて無いよ。先に言っておくけどジオンではその程度の機体当たり前なんだからね。だから一般兵とエースパイロットの間が乗る程度の性能、俺が乗っている機体が一般兵用」
フラガ「何にせよ。俺が勝てばオーブに手を出さないでいいんだな」
ユーリ「そうだよ。だから頑張ってね」
俺はかなり乗りこなしてると見て気合を入れなおした。
あ! 先にキラに返す者を返しておこう
ユーリ「キラ、先にお前に返しておいてやる」
ピンクの艦が出て来た当然エターナルだ。
ラクス「キラ」
キラ「ラクス!!」
ユーリ「キラ、アスランMSは持って来てるな。乗ってミーティアと合体してここに来い」
フリーダムとジャスティスがアークエンジェルから出てミーティアと合体こちらに来た。
フラガ「おい、どういうつもりだ」
ユーリ「ハンデ2だよ。キラ、アスランの参加を認める」
キラ「でもプラントが」
ユーリ「それは問題無し。俺が死んでも毒ガスは流さん。ジオン公国の旗に誓う」
アスラン「分かった受けよう」
ユーリ「それじゃあ、始めるか」
俺は久しぶりに楽しんでいた。
まずはミーティアのミサイルが大量に向かって来た。
ユーリ「甘い!」
俺はビームマシンガンでミサイルを撃ち落としていった。
ユーリ「はぁー・・・・合体してもこの程度今日本気で来なかったらオーブ無くなるって言ったよね」
キラ「フルバースト!!」
無理我慢の限界、何この攻撃見え見え過ぎる。
ユーリ「見え透いた攻撃あー我慢の限界。キラ、フラガ大尉の囮ご苦労さん『潰れろ』」
俺が隙を見せるのを待って攻撃待機のフラガ大尉が隠れてる岩を砕いた。
ユーリ「見え見え、攻撃出来ないなら潰す」
フラガ「くそう! 当たれ」
ユーリ「そうそう攻撃しないと、何なら時間制限付けてあげるよ。時間が来たらエンジンに点火落下が始まる。そうしょうか?」
アスラン「フルバースト!!」
俺は折角楽しみだった戦いが急速に萎んでいくのを感じた。
ユーリ「一般兵用MSでも、ハンデにならないのか、これ以下だと何がある?」
キラ「当たれぇー!!」
フラガ「この野郎!!」
アスラン「フルバースト!!」
思い出した動力炉を乗せ換えただけで他にいじっていない機体。
ユーリ「ちょっとだけ待ってMS変えて来るハンデ3」
フラガ「そう言って苦しくなったのか」
キラ「いまだ!!」
アスラン「あたれー!!」
ユーリ「仕方無い『止まれ』良しちょっと待っててね」
俺は格納庫に戻った。
フラガ「動け!動け!」
キラ「何故動かない」
アスラン「奴は何をした」
俺は懐かしい機体に火を付けた、ザクⅠB俺の初陣の機体これならバリアも何も付いてない。
懐かしい駆動音と共に命が宿った行くぜ。
ユーリ「お待たせ」
フラガ「何だその機体は」
ユーリ「13年以上前にジオンで初めて制式化された機体ザクⅠB俺の初陣の機体」
アスラン「舐めるな!!」
ユーリ「あっ!まだラムダドライバーが効いてるのか。格納庫さっきのギラドーガ停止させて」
ギラドーガが停止して漸く動ける様になった3機は戦闘態勢をとりなおした。
ユーリ「もうこれ以下って無いからね。ちゃんと攻撃してね」
アスラン「貴様!!」
アスランがファトゥム00に乗って突っ込んできた。
ユーリ「ユーリ君卍キィーック」
久々のおちょくり攻撃が見事に決まりジャスティスが吹き飛んだ。
久々にノイズが走った。
キラがフリーダムのビームソードを振りかぶっていた。
ユーリ「昇竜拳」
俺の昇竜拳が見事にフリーダムのメインカメラを直撃高く打上げた。
おいおいまじか? これでも駄目だとオッゴぐらいしか思いつかないぞ。
ユーリ「あれー? このままだとオーブが無くなるよ3人のせいで本気でやってよね」
フラガ「野郎!!」
スーパールージュがビームライフルを連射してきた。
当たらなけばどうという事は無い、躱す、躱す、躱す。
ユーリ「ユーリ君、W反転キィーック」
フラガ「うぁぁぁぁ、チィ。負けられないんだよ」
ユーリ「水面蹴り!」
ジャスティスが漸く立ち上がった。
続いてフリーダムもふらつきながら起き上がった。
ユーリ「あきた。もうやめだ。ロケットエンジン点火。落とせ」
ユニウスセブンの各所に配備されたロケットエンジンが点火、ゆっくりと動き出した。
キラ「やめろ、やめてくれ、ユーリお願いだ、やめてくれ」
ユーリ「キラ、力無きは無力なり。お前にぴったり。何が全てに対して第3者になる。俺1人止めらない人のセリフじゃないね。君達はウズミと同じだ力も無いのに言葉だけ綺麗事を言う」
キラ「何でもします止めてくださいお願いします。お願いします」
ユーリ「何でのする。そのセリフを言ったらみんな止まるの。俺はね止めないよ。戦争をやっているんだ。覚悟がないなら何故MSに乗る。戦闘用MSに乗っている君に綺麗事を言う資格は無い」
頭にノイズが走った。
スーパールージュがビームライフルを撃て来る。
躱す、躱す、躱す止まったバッテリー動力の限界時間だ。
ユーリ「みんな聞いておけ。オーブが無くなって終わりでは無いよ。オーブが無くなった爆発で大量の土砂が空に舞い上がる。つまり日光が遮られ地球は冷えてゆく、作物は育たなくなり食料不足が起こるだろう。そしたらどうなる。人は食料を奪い合う戦争が起きる。飢餓と戦争大勢死ぬだろう」
キラ「殺す、殺す、コロス、こいつを殺すんだ!!」
ユーリ「やっと理解したね。そう殺さなければ殺されるそれが戦争だ。人を殺すのは嫌でも戦争は止めます、出来ないよそんな事助けた相手が又攻めてきて無関係の人を殺す。それはただの自己満足だよ」
キラ「こいつさえ殺せば止まるんだ。殺せ殺せ殺せ!!」
フリーダムの動きが殺意に満ち溢れてる一挙手一投足に殺すと言う思いが乗り移っている。
だが俺にはあたらない。
ユーリ「アスラン大人しいな」
アスラン「俺はもう・・・・・」
ユーリ「戦えない?じゃあ戦える情報。プラントに設置されたのは毒ガスで無く睡眠ガスでした」
アスラン「えっ!」
ユーリ「プラントのコロニーは全部地球を目指してます。まあプラントだけで無く全てのコロニーね。そうこの際この世界破壊していこうと言う事になり全部地球へ落とします」
アスラン「き、貴様!!」
ユーリ「これで地球に人は住めない。コロニーも無いCEはあと数日で終わります」
アスラン「お前らはそれでも人間か!!」
ユーリ「戦争の無い世界の創造者だね」
キラ「アスラン聞くな、殺せばいい」
アスラン「うぉぉぉ!!」
ユーリ「ギャラリーの皆さんも参加していいですよ。俺を止めないと地球無くなるよ」
アークエンジェルからバスター、アストレイ3機、クサナギからアストレイ数機とルージュが降りて来た。
アークエンジェルは上から攻撃開始、他のMSも攻撃してきた。
ユーリ「急がないとユニウスセブン止める限界がきますよ。本気が出ないならそれでもいいけどね」
カガリ「お前は生きてちゃいけないんだ」
ユーリ「カガリ君だけ生かしておいてあげるね。CEが無くなるまで1人見せて上げる」
キラ「殺せば済む!!殺せ!!」
マリュー「ゴットフリート撃てぇ」
うん、懐かしいね。このに刺すような殺気、いかにも戦争してますって感じ。
アスラン「キラ、合わせろ」
キラ「アスラン」
2人「「フルバースト!!」」
カガリ「アストレイ隊も合わせろ、撃てぇ」
うんうん俺はうれしいよ。みんな戦争が分かって来たんだね。
出来れば悲劇もと言いたいけれど・・・・・・・。
カガリ「何故だ。奴は1人もう14時間戦っているのに」
アスラン「こっちは交代でやっているのに」
ユーリ「14時間戦ってる笑える。戦争で時間何か気にしてられるのまだ平和ボケが残ってるのか」
キラ「俺はお前を殺すまで戦ってやる!!」
ユーリ「お知らせです。後30分でユニウスセブンの落下阻止限界線を越えますよ」
カガリ「急げ!!」
アストレイからダルマにするか。
ユーリの雰囲気が変わり周りのプレッシャーが重くなった。
一瞬で目の前から消えた。
マユラ「アサギ! 後ろ」
アサギ「えっ! キャアー」
ジュリ「マユラ気を付けて!!」
マユラ「いない何処? キャァァー」
ジュリ「!? うぁぁぁぁ」
2分程度でアストレイが全機四肢をヒートホークで落とされメインカメラを潰された。
そしてカガリのルージュも同じ様にされ転がった。
バスターもいつやられたのかダルマ状態で転がされた。
ユーリ「さてとアークエンジェルだね」
ナタル「近づけるな!バリアント撃てぇ!コリントス撃てぇ」
ユーリ「ゴットフリートをまず破壊っと」
ナタル「ゴットフリートやられました。イーゲルシュテルンも3割ダウン」
マリュー「振り落とします。ノイマン背面飛行を、総員何かにつかまって」
ユーリ「おっと!背面飛行流石でもジオンのMSは磁力付いてるんだよね」
ナタル「艦長ダメです。磁力か何かで張り付いています。ヘルダートやられました」
ノイマン「まずい!!推進力低下高度維持できません」
マリュー「不時着します」
俺はアークエンジェルから離れるとフリーダム、ジャスティスを襲った。
キラ「みんなをよくも!」
アスラン「あれで昔のMSなのか!?」
ユーリ「さて3機になったね。フラガ大尉、狸寝入りはそこまでにね」
フラガ「チッ。ばれてたぜ」
ユーリ「製作者だものバッテリー回復状況なんか最初から分かってる」
破壊不可能はスーパールージュだけ、時間無いし素早く片付けますか。
キラ「よくも!よくも!」
ユーリ「時間無いし、もううるさいだけ」
キラ「!? 両腕が無い。バックウェポンが」
ユーリ「ほいほいっとキック。終わり」
フリーダムも手足を落としメインカメラを踏み潰した。
残り2機。
アスラン「キラ!!」
ユーリ「友達思いも時を考えるのだね」
アスラン「手足が」
メインカメラを踏み潰し、残り1機。
俺はスーパールージュの方を向いた。
ユーリ「残り1機、残り時間1分、さてどうするフラガ大尉」
するとスーパールージュはビームライフルを捨てた。
そして降伏の様に両手を上げた。
フラガ「負けだ。好きにしろただ。アークエンジェルに帰らせてくれ」
ユーリ「作戦終了。ラルさん発光器停止。フラガ大尉どうぞお好きに」
フラガ「!? 何故ロケット噴射を止めた!」
ユーリ「ロケット噴射? ただの青い発光器だけど」
フラガ「何に!? どういう事だ」
ユーリ「説明は後、マリューさんと18禁行為でもやっててね。キサカさん片付け手伝って」
それからみんな総出で壊れたMSをそれぞれの艦に戻す作業が忙しかった。
ユーリ「それでは説明します。まず1つ『だましていてごめんなさい』」
キサカ「私も黙っていて済まなかった」
カガリ「キサカどういう事だ?」
ウズミ「それは私から話そう」
カガリ「お父様!?」
それから今回の件の説明が行われた。
・これはジオンとオーブの模擬戦で合った事
・死人は1人も出ていない事
・ギレンとウズミで計画した事
等色々語られた。
ギレンとウズミの話し合いはかなり前から行われており実戦形式の戦争をやることになった。
キラ達の成長と甘さを抜く必要があったと俺が報告したので本格的にやった事
ブルーコスモスの一掃つプラントのクライン派と結んでパトリック・ザラ一派を一掃した。
ユーリ「そういう事で今回ジオンが悪役を引き受けました。ごめんなさい」
キラ「そういう事なら」
ユーリ「ただし今回の採点を言うと20点程度だね」
会場が静まり返った。
ユーリ「まず戦力が無かったこと」
カガリ「だからアストレイ・・・」
ユーリ「アストレイが今回ジオンのMSを何機撃破した。それは戦力では無い。ウチのMS32機で壊滅したのにそれより多い地球連合に勝てると言えるの、カガリ?」
カガリ「だがアストレイは配備始めて間がなかった」
ユーリ「戦争に綺麗事は通じない。待ってくださいで相手が止まるの。今回の模擬戦が実戦だったら一体何人死んだの?民間人は関係ない、相手にとってはそれは知った事ではない」
カガリ「・・・・・」
ユーリ「キラ、君はラクスの言葉を理解していない『言葉だけでも力だけだけでも駄目』と言われたのに何を理解したの。今回敵である俺に何回、止めてくださいって言った。言葉が通じる相手なら話し合い出来る。言葉が通じないから戦争が起きるんだ。それを理解出来ないならフリーダムをラクスに返して民間人になりなさい」
キラ「分かったもう1度考え直してみる」
ユーリ「今回の模擬戦で分かったと思う。力と見る目を養い直してください以上です」
さて、後片付けをしないとな。
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