| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ジオン公国転生記

作者:正博
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
< 前ページ 目次
 

第1話

 
前書き
初投稿です。
転生物を書いてみたくなり書いた。反省はしていないが、後悔はしている。 

 
 俺はユーリ、お亡くなりになったらしい。
 何故ならテンプレ通り「知らない天井が見える」状態だからである・・・・神様転生!?
 だが、周囲の様子が違う、重苦しい雰囲気、薄暗い部屋、そして最大の違いは椅子に座りこちらを見ている存在。
 どう見ても神様じゃない、例えるならRPGゲームのラスボス、魔王の様だ。
 
 ???「惜しいが違っておる、ワシは『大魔王』だ!」
 
 心を読まれた! 大魔王という事は、俺は勇者召喚され、そして大魔王を倒せと呼ばれたのか。
 だが、無理、絶対無理・・・聖剣は、大魔法は、チートは、何も無いのにラスボスステージ、無理だろう・・・。
 
 大魔王「何をブツブツ言っておるかは、知らんが起きたらどうだ」

 ユーリは、反射的に素早く起き上がった、足腰を震えさせながら。

 大魔王「今回はワシの部下が間違えて、お主の魂を刈り取り殺してしまった。本当にスマン」

 え、勇者召喚で無く間違いで殺されたの俺。
 怖い、怖いが言いたい事は言っておこう。

 ユーリ「だ、大魔王様、間違いという事は、元に戻せるのですよね」
 大魔王「生き返りたいの? だがな~」
 ユーリ「生き返りたいに決まってますよ」
 大魔王「お前、1人暮らしで、貧乏ボッチだよな」
 ユーリ「ボッチ言わない。それが何か?」
 大魔王「貧乏のお前にクーラー等買えんし。ボッチに遊びに来る奴もおらん」
 ユーリ「又言った・・・その通りですが?」
 大魔王「結論から言おう。今の真夏のど真ん中で、お前の体は腐敗を始めておる、それでも戻るか?」
 
 つまりこのまま蘇っても『それはゾンビですか』となるというのですね。

 ユーリ「体を、体を元に戻す方法は無いのですか?」
 大魔王「あるぞ。生贄10人の所、ワシのミスだから5人に負けておこう」
 
 それって生き返っても、死刑確定じゃないですか。
 
 大魔王「生き返りは無理でも、『転生』ならさせてやる。神様転生の真似じゃがな」
 ユーリ「それって本当ですか。それと二次元にも行けますか」
 大魔王「行けるぞ。それと特典だが、このペンダントをやろう。不死、蘇生は無理だが、願いを1日5つ叶えてくれる」
 
 おお、それは1日の回数こそ少ないが凄いアイテムですよ。

 ユーリ「それ下さい」
 大魔王「ほれ。夜の0時を過ぎれば又使えるが、願いは永久に続く物と1日で消える物がある。まあ使えば分かる」

 さて何処へ行こうかな?

 大魔王「それで、行先は決まったか」
 ユーリ「機動戦士ガンダムのUC0076年、ジオン、サイド3でお願いします」
 大魔王「お前。えらく古い作品に行きたいのだな。最近はハーレム系とか色々あるのに」
 ユーリ「作者が最近のアニメ見てないと、今言われました」
 大魔王「作者も年だしな。仕方ないのか。お前で最後だ行くぞ」
 ユーリ「お前で最後って?」
 大魔王「今回はお前を含めて6人間違えた」
 ユーリ「今回は!?」
 大魔王「うるさい。行って来い」

 ユーリの足元が開き、落ちて行った。
 
 大魔王「フウ。やれやれ、終わったか」
 悪魔 「大魔王様も好きですな」

 大魔王の後ろから執事服を着た悪魔が現れた。

 大魔王「ワシは奴らの夢を叶えておるだけだ。その後それを楽しく見るのが趣味なだけよ」

 大魔王と悪魔は、笑っていた。 

 ♦

 そんな事とは知らない俺は、突然景色が変わったのに驚いた、何処かの人気の無い路地裏らしい。
 ふと上を見てみた俺は、息をするのも忘れて感動していた。
 そこには空があり、そこには街があり、そして宇宙が見えるのだ。

 ユーリ「スペースコロニー・・・か!」

 やった、本当に来てしまったぜ『機動戦士ガンダム』の世界へ!
 暫く感動に浸っていた俺は気付いた、俺って、密入国者だよね。
 ユーリは慌ててペンダントに願いを込めた。
 
 ・ジオンのそれなりの身分証明証
 ・それに合った服装
 
 ユーリは服を急いで着替え、そして身分証明証を見て血の気が引いた。
  
 氏名:ユーリ・ザム・ザビ 16才 ザビ家5男
 ジオン軍階級:大尉

 ・・・・・誰これ・・・俺か!?
 大魔王様。それなりの身分が『ザビ家』ですか。



 
 

 
後書き
誤字、脱字、お願いします。 
< 前ページ 目次
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧