ラブライブ!×仮面ライダー ーArisa's Paradoxー
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第1章 出会い
第10話 仮面ライダークロニクル
前書き
前回の話で眼魔の世界の住人や幻夢コーポレーションの社長たちが亜里沙に協力を約束。
今回は社長である檀黎斗が『仮面ライダークロニクル』の開発の詳細が判明します。
幻夢コーポレーションの社長である檀黎斗が一般人のショッカーPXへの対抗策の1つとして、仮面ライダークロニクルの開発を行っているということが知らされる。
亜里沙「仮面ライダークロニクル?」
亜里沙は初めて聞く仮面ライダークロニクルの単語に首をかしげる。その仮面ライダークロニクルの概要を黎斗がさらに詳しく説明する。
黎斗「仮面ライダークロニクル。それは人類が現実世界で様々な怪人たちと戦う命がけのサバイバルゲームだ」
亜里沙「サバイバルゲームって、もしこれがあいつらに悪用されたら・・・・・・」
黎斗「その辺の心配は必要ない。これを見たまえ」
そう言うと、黎斗はある資料を取り出す。亜里沙たちが黎斗が出した資料を見ると、そこに書かれていたのは普通に考えたら信じられないことが書かれていた。
亜里沙「ショッカーPXの戦闘員!?」
悠斗「かつてのショッカーに存在したあの全身黒タイツの奴らを、ドーパントに・・・・・・」
黎斗「そうだ。ドーパントを倒した際、破壊したメモリとその変身者をこちらで回収し、独自で調査をした。その結果、変身していたのはショッカーに忠誠を誓う戦闘員であることが判明した」
資料によると、今まで亜里沙たちが倒してきたドーパントの変身者はかつてのショッカーにいた戦闘員であることが判明した。さらにその戦闘員は一般の志願者およびショッカーPXによる人造人間であることも判明し、ショッカーPXの動きに政府が全く動かないことを重く見た黎斗は仮面ライダークロニクルの開発を進めていたのだ。
黎斗「さらに調査した結果、ガイアメモリはショッカーPXによって造られ、変身者はガイアメモリの適合の施術をして変身できる代物らしい」
アラン「なっ、奴らが人間に売りさばいていたわけではないのか?」
黎斗「当初はそう思われていた。だが、それは奴らの表向きの理由に過ぎなかった。奴らは人間のガイアメモリの人体実験を行い、実験に成功した人間を戦力としていたことも、我々の独自の調査で判明した」
亜里沙「ひどい・・・・・・」
音也「実験に失敗した人間は?」
黎斗「これは私の予想だから何とも言えないが、おそらく不良品として処分されたかもしれないな」
悠斗「ガイアメモリの販売という名目の人体実験。失敗した人間は処分され、人造人間で代用する。これが奴らのやり方か」
亜里沙「じゃあ、私がパラドに会った日に襲われたのは・・・・・・」
パラド「話を聞く限りだが、おそらく、お前を人体実験で使うために誘拐しようとしたのだろうな。今思えば、奴らに遭遇する前にあのガシャットを亜里沙に渡してよかったと思っているぜ」
貴虎「奴らは絶望に沈んだ人間や心の闇を抱えた人間を中心に狙ってくる。亜里沙、お前もそれがあって狙われたのかもしれん」
貴虎のその指摘に、亜里沙はいじめられていた時のことを思い出す。この時、亜里沙はもしパラドと出会っていなかったら、ショッカーPXの実験にされていたと感じ、一瞬だけ体に寒気が走った。
亜里沙「確かに、あの時はいじめに耐え切れなくなって、もう死にたいって思ってた。パラドと会ってなかったら、私は・・・・・・」
貴虎「嫌なことを思い出させてしまったようだ。それについてはすまなかった」
亜里沙「いいんです。パラドと出会って、私は変わることができた。それに、女王になりたいと思うきっかけにもなった。だから、改めてありがとう。パラド」
パラド「礼には及ばんさ」
アルゴス「・・・・・・話は戻るわけだが、ショッカーPXは人体実験を正当化する奴らだということか」
悠斗「それに、ショッカーPXの動きに政府が全く動かないというのも気になるな」
貴虎「ああ。もしかしたら、政府はショッカーPXとつながっている疑いがある」
亜里沙「仮にそうだとしたら、日本はすでにショッカーPXに支配されていると言っても過言ではないわね」
黎斗「我々もその辺は疑っている。政府の動きが何もないというのがね」
亜里沙「とにかく、早く仮面ライダークロニクルの完成を・・・・・・」
黎斗「心配はいらない。ゲーム自体はすでに完成している」
貴虎「あとは量産化を待つだけだ」
パラド「ほかの一般人との共闘か、心が躍る」
それから仮面ライダークロニクルの量産化がすすめられ、眼魔の世界やユグドラシル・コーポレーションの援助があり、ゲームカセットの様なアイテム『ライダーガシャット』が生産され、起動テストも行われた。試行錯誤を繰り返し、ついに予定のスペックに到達し、量産化も無事に成功した。
さらに、ドーパント変身の痕跡のある人間には適応しないようにするなど、ショッカーPXへの対抗手段の仮面ライダークロニクルは完成し、発売日も決定した。
そして、6月のある日、仮面ライダークロニクルの発売当日となり、亜里沙とその仲間たちは幻夢コーポレーションのオフィスの社長室に来ていた。ちなみに、販売開始は10:00からである。
亜里沙「いよいよね」
悠斗「ゲームスタート。それはショッカーPXとの全面対決を意味する」
アデル「そして、仮面ライダークロニクルは我々の計画実現の第一歩ともなる」
アドニス「あと10秒か」
アドニスの言葉で仮面ライダークロニクルの発売まで10秒を切り、カウントダウンが進む。
亜里沙「5、4、3、2、1・・・・・・」
黎斗「仮面ライダークロニクル、ゲームスタート」
黎斗の合図で、仮面ライダークロニクルのゲームスタートが宣言された。
後書き
今回は仮面ライダークロニクルのゲームスタートの直前の話なので、今回も戦闘シーンはありません。
そして、最後に仮面ライダークロニクルのゲームスタートが社長によって宣言されました。
物語は新たな展開へと進んでいきます。
ここで1つお知らせです。
このArisa's Paradoxですが、この更新をもって、2017年度の更新を終了いたします。
次回の更新は2018年1月の予定です。
年内の更新終了に伴い、亜里沙から挨拶があります。
亜里沙「2017年から始まったこのArisa's Paradox。作者の都合などで更新が遅れることがありましたが、ここまで閲覧していただきありがとうございます。2018年、このArisa's Paradoxは新たな展開を迎えてスタートします。これからも私や私の仲間たちの応援よろしくお願いします!! みなさん、よいお年を!!」
私からも一言で、これからもArisa's Paradoxをよろしくお願いいたします。
最後に恐竜ドラゴンさん、X-105さん、お気に入り登録ありがとうございます。
評価や感想、レビュー、お気に入り登録は大歓迎です。
それではよいお年を!!
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