ヴァンガードG ネクステージジェネレーション Re:start
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Turn:24 荒ぶる剣神
前書き
ファーストステージ初日最後のファイト
タツマは強敵を前に苦戦を強いられていた
仲間のために負けられない
持てるすべての力で立ち向かっていく
あちこちで激闘の繰り広げられるU-20ファーストステージ
ミキが勝利したことで復活したユキナがフィールドに復帰する
「ファーストステージ初日もいよいよ佳境、あちこちで激闘が繰り広げられております」
Turn:24 荒ぶる剣神
ミキに負けたことで失った分ポイントを何とか取り返したタツマ
だが大きくポイントを稼げているわけではない、中間成績の時よりはポイントは稼げているもののいまいちだった
「まもなくファイト受付終了時刻です、次のファイトが本日のラストファイトになります」
「っち、もうラストか、何とか勝って巻き返してえが………」
丁度その時タツマのファイカのアラームが鳴った
「運がねえな、あんた」
そう言ってファイカをかざすのはミツキと同い年くらいの少年だった
「この星河アキラ様と当たっちまうなんてよ」
テンションの高い少年を冷たい目で見るタツマ
「何でもいい、さっさと始めようぜ」
「おいおいおい!無視すんな!こう見えてもな!俺たちスマイルナイツは中間成績で6位に入っているんだ!」
「はいはいそりゃ凄いですな………はぁ!?6位?マジか!?」
「反応おせえよ」
思わず目を見開くタツマ
「で、あんたのところは何位だったんだ?」
「………35位」
「うっひゃー、そりゃ気の毒にな、ここから通過に持っていくなんて大変だぜ、ま!俺たちは安全圏だけどな」
調子よく笑うアキラだったが
「っせーよ」
「あ?」
「んなことはこっちが一番よくわかってんだ、いいから始めるぞ」
タツマの迫力にたじろいだ
「っべぇ、怒らせちまったかな、調子に乗って怒らせるようなことすんなって言われてたんだけど、ま、黙っとけばいいか」
ファイトテーブルが出現し互いのファイターが見合った
「「スタンドアップ!ヴァンガード!」」
惑星クレイ、ユナイテッドサンクチュアリの光の神殿に二人のファイターが降り立つ
「神魂烈士 イクツヒコネ!」
「秘められし才気 ルート!」
「ネクステージでヴァンガードにアタック!」
ネクステージの砲門から放たれた砲撃が威圧怪人 ダークフェイスを飲み込んでいく
「ふぅ」
勝利したことで安堵し息を吐くミライ
「ミライさん!」
「ミツキ!」
そんなミライの下へミツキが駆け寄ってきた
「どう?ポイントは集まった?」
「結構集まってはいるんですけどね、やっぱり最初のロスが痛いです」
「後はタツマだけど………」
タツマを探すため周囲を見渡すミライにミツキが小さく噴き出した
「ねえミライさん、前にも似たようなことありましたよね」
「え?………ああ!あったあった!事前予選の時!」
先にファイトを終えたミライたちが駆けつけたアンリとのファイト
その時には負けてしまったタツマだが………
「じゃ、今度はきっちり勝ってもらわなきゃね、私たちの応援で」
「はい、クレープもしっかりおごってもらわなきゃ」
「そう言えばミツキポイントはどのくらい?」
「………最初にロストした分の半分です」
「竜刻魔導士 ニーズで神魂烈士 クマノクスビにアタック!」
ニーズの構えた杖から放たれた攻撃がクマノクスビに向かっていく
【デススプレイ・ドラゴン】トリガーなし
ニーズの攻撃がクマノクスビを飲み込む
【推命の女神 ヤサカ】トリガーなし
「ライド!神魂烈士 アメノオシホ!イクツヒコネのブーストでヴァンガードにアタック」
手に持った宝具に光を纏わせその光を飛ばしてくるアメノオシホ
【バトルシスター じんじゃー】クリティカルトリガー
「おっしゃあ!クリティカルトリガーだ!効果はすべてヴァンガードに」
アメノオシホの放った光がニーズを直撃する
更に接近してきたアメノオシホの蹴り上げがニーズの顎を直撃する
だが吹っ飛ばされたニーズの体をアビス・ヒーラーが受け止めた
【竜刻魔導士 リア・ファル】トリガーなし
【アビス・ヒーラー】ヒールトリガー
「残念だったな、ヒールトリガーの効果で受けた分のダメージは回復だ」
「ちぇ、けどあんた、本当はグレード1が落ちてほしかったんじゃないか」
「(こいつ………)」
アキラの今の言葉はタツマのデッキが儀式を主軸にしていると知ったうえでの発言だろう
僅か数枚のカードでタツマのデッキを見抜いてしまった
「(一見馬鹿だけど、案外頭が切れるみたいだな)」
十分に警戒するタツマに対しアキラは不敵な笑みをこぼす
「ライド!竜刻魔導士 リア・ファル!ハウルオウルとアビサル・オウルをコール」
タツマはアビサルのスキルで山札の上から7枚を確認
「あったぜ、覚醒を待つ竜 ルアードを手札に、デススプレイ・ドラゴンを手札から捨てる、ハウルオウルのブースト、アビサルでヴァンガードにアタック」
「じんじゃーでガード」
滑空して向かっていったアビサル・オウルの前にじんじゃーが立ちはだかる
「ルートのブースト、リア・ファルでヴァンガードにアタック!」
【グリム・リーパー】クリティカルトリガー
「おらっ!」
リア・ファルの振るった拳がアメノオシホの頬を直撃する
【神剣 クサナギ】クリティカルトリガー
【薬石の斎女 ヤクシジ】ヒールトリガー
「こっちもダメージ一枚回復だ」
「いた!タツマ!」
ようやくタツマを見つけたミライたち
「相手のデッキは………オラクルシンクタンク」
「タツマは得意の速攻で攻めてるようだけど………」
「ライド!荒神の霊剣 スサノオ!推命の女神 ヤサカをコール、スサノオでヴァンガードにアタック」
スサノオが手に持った巨大な剣を振り上げリア・ファルに向かってくる
【神剣 アメノムラクモ】トリガーなし
【神魂烈士 アメノオシホ】トリガーなし
スサノオの大剣がリア・ファルに振り下ろされる
【鋭牙の魔女 フォドラ】トリガーなし
さらにヤサカの放った神符もリア・ファルを切り裂いていく
【アビサル・オウル】トリガーなし
「ヤサカのソウルブラスト、神託、一枚ドローして、手札を一枚捨てる」
神託はオラクルシンクタンクが持つ特殊能力
手札五枚という厳しい条件をクリアして初めて獲得できる力
神に課せられた試練を越えたものだけがたどり着く境地
この効果でアキラはヤサカを捨てた
「この時神託を持ったユニットを捨てたのでカウンターチャージとソウルチャージ、もっとも、表にするカードはないからソウルチャージだけしておくぜ」
荒神の霊剣がソウルに置かれる
ソウルの枚数に変化はないが手札を交換できたことで質を高めることが出来る
「やるわね、あの子」
「神託って結構難しい能力ですけど、うまく使いこなしています」
アタックやガードで手札はどうしても減ってしまいがちだ
それでも序盤から神託をうまく活用してくるアキラ
見た目や言葉遣いから来る印象とは裏腹に計算されたファイトを繰り広げている
「そっちが手札を使うってんならこっちはドロップゾーンだ!ストライドジェネレーション!」
暗黒竜 カーニバル・ドラゴンが咆哮を上げたのを見てアキラは表情をゆがめた
「くそっ、カーニバル・ドラゴンか、面倒なもんだしやがって」
「ストライドスキル、ルートを退却してソードブレイカーとアビサル・オウルをコール、ルートのスキルでソードブレイカーにパワー+5000、ソードブレイカーのスキルで1枚ドロー、カーニバル・ドラゴンのスキルでアビサル・オウルを退却、そっちのリアガードは2体!ヤサカとイクツヒコネ!退却してもらう!」
本来なら相手が選ぶカーニバル・ドラゴンのスキルだが今アキラのリアガードはその2体だけ
「ソードブレイカーでヴァンガードにアタック」
「くそ、ここはノーガードだ」
【リシッド・クレイン】トリガーなし
「カーニバル・ドラゴンでアタック!」
「ジェネレーションガード!八千代の日輪 アマテラス!」
神々しい女神がカーニバル・ドラゴンの攻撃を打ち消した
「手札4枚以上でシールド+10000!更にソウルチャージして山札の一番上を確認し、上か下に置く………!」
山札の上から1枚手に取ったアキラは目を見開いた
「これは上だ!」
「トリプルドライブ!」
【黒翼のソードブレイカー】トリガーなし
【竜刻守護者 エスラス】トリガーなし
【アビス・ヒーラー】ヒールトリガー
「ダメージゾーンのアビサルをドロップゾーンへ、パワーはアビサルへ」
「(これであいつは儀式達成か)」
「ハウルオウルのブースト、アビサルでアタック」
「じんじゃーでガード!」
先程と全く同じ光景が繰り返されアビサルの攻撃が止められる
「ターン終了」
「スタンドアンドドロー、ライドフェイズ開始前にスサノオのスキル、まずは山札の上を確認、ソウルチャージするかどうか選べるんだけど、今回はしない」
そう言って確認したカードをそのまま山札の上に置く
「ストライドジェネレーション!破龍戦神 カムスサノオ!荒神の剣神のストライドスキル、ソウルブラスト2を支払い1枚ドロー」
「(なるほどな、よっぽど手札に欲しいカードがあったのか)」
荒神の剣神のスキルの強い部分はここにある
もし山札の上を確認し手札に欲しいカードだった場合こうして手札に入れるための方法を選ぶこともできるのだ
「荒神の剣神、アメノオシホ、プレシャス・オフィディアンをコール!」
3体のユニットを並べてくるアキラ
神託をキープするために敢えて盤面をセーブしているのだろう
「カムスサノオのスキル、同名のカードを表にしてすべてのユニットのパワーを+2000」
必要なシールドに変化のないヴァンガードのカムスサノオとリアガードのスサノオは問題ないだろう
問題なのはブーストのいるアメノオシホだが
「カムスサノオでヴァンガードにアタック」
「(俺のダメージは2………本来なら通していいところだが、カムスサノオの効果でこの攻撃に成功すると山札の上を2枚確認してそのうちの1枚を手札に加えられる、これ以上あっちの手札が潤沢になるのは防いでおきたいか)エスラスで完全ガード!」
手札の黒翼のソードブレイカーをコストに完全ガードするタツマ
「トリプルドライブ!」
【バトルシスター じんじゃー】クリティカルトリガー
「パワーは荒神の剣神、クリティカルはアメノオシホに」
パワーを振り分けダメージを稼ぎに来た
【神明護官 アマツヒコネ】トリガーなし
【神剣 クサナギ】クリティカルトリガー
「これは全部スサノオに付ける、そのスサノオで攻撃」
「ガード!グリム・リーパー!デスフェザー・イーグル!」
スサノオの強烈な一振りでガーディアンは一気に薙ぎ払われる
続けざまにアメノオシホが向かってくる
「アメノオシホのスキル、山札の上から5枚確認し、その中から神託の能力を持つリシッド・クレインを手札に加える」
アメノオシホの宝具から放たれた攻撃がルアードを直撃する
【竜刻魔導士 ウスキアス】トリガーなし
【黒翼のソードブレイカー】トリガーなし
「苦しい展開ね」
「けど、このターン、手札の消費を抑えながらダメージを最小限に抑えました」
ミツキの言葉にミライも頷いた
「タツマの儀式デッキは本来、相手のフィールドを削りながら自身のアドバンテージを潤沢にすることに優れたデッキ、堅実性に優れ攻守のバランスに秀でている」
「手札を増やすことでいろんなスキルを発動できる神託デッキと似た傾向ってことですか?」
「そう、ただ神託にはカーニバル・ドラゴンのような相手のリアガードに干渉するスキルがない、勝負を分けるのはおそらくその差………」
真剣に手札を見ながらカードを引くタツマの様子を見守るミライ
「(信じてるわよ、タツマ………)」
「覚醒を待つ竜 ルアードの儀式!リア・ファルとソードブレイカーをデッキに戻し、コストを払わずストライド出来る!ストライドジェネレーション!」
黒い炎が渦を巻きその炎を引き裂いて現れる黒炎をまとう竜 オグマ
「ストライドスキル、ソードブレイカーを退却、アビサル・オウルとソードブレイカーをコール!ソードブレイカーのスキルで1枚ドロー、オグマの儀式5の効果!天空を舞う竜 ルアードを表にして前列のソードブレイカーとアビサル・オウルを退却」
黒い炎に焼かれ2体のユニットが退却する
「こっちはリアガードの荒神の剣神と手札のじんじゃーだ」
「互いのリアガードから退却したユニットの合計が3枚を超えているので1枚ドロー、ハウルオウルのスキルで残っているアビサル・オウルにパワー+3000!覚醒を待つ竜 ルアードと竜刻魔導士 ウスキアスをコール、ウスキアスの効果でアビサル・オウルをデッキに戻してパワー+7000、オグマでヴァンガードにアタック!」
身に纏っていた黒炎を腕に集めスサノオめがけて放つオグマ
「ノーガードだ」
「トリプルドライブ!」
【覚醒を待つ竜 ルアード】トリガーなし
【竜刻魔導士 モルフェッサ】トリガーなし
【アビス・ヒーラー】ヒールトリガー
「ゲット!ウスキアスにパワーを与えて1枚回復」
黒炎がスサノオに襲い掛かりその身を焼いていた
【神宮衛士 アカギ】トリガーなし
「覚醒を待つ竜 ルアードでアタック!」
炎を越えて肉薄したルアードの拳がスサノオを殴り飛ばす
【神魂烈士 クマノクスビ】トリガーなし
「ウスキアスでアタック!」
「ジェネレーションガード!八千代の日輪 アマテラス!ソウルチャージ!山札の上を確認………こいつは下に!」
アマテラスに受け止められてしまった
「惜しい!もっとリアガードを展開できていれば今のターンで決めに行けたかもしれないのに」
「たとえできていたとしても、あの枚数の手札を突破するのは簡単じゃないわ」
悔しがるミツキを宥めるミライ
すると対戦相手のアキラがこちらに気付いたようだ
「へぇ………かわいい女の子二人連れて王子様気取りですかってな」
「あ?何のことだ」
カードをドローしながらタツマをからかうアキラ
「けど、守るやつが弱くちゃ話になんねえよな!確認した山札の上のカードをそのままソウルへ!プレシャス・オフィディアンの神託!このユニットを退却させることでコストなしでストライド出来る!」
「くそっ、んな能力ありかよ」
「は?」
タツマの反応にアキラも目を丸くして唖然とする
「だからそれ、あなたが言わないの」
「プレシャス・オフィディアンよりよっぽど条件緩いですよね、ルアードの儀式」
ミライとミツキは頭を抱えていた
丁度その頃今日の分のファイトを終えて中継画面越しにこのファイトを見ていたハルカが腹を抱えて爆笑していたことを追記しておこう
「ストライドジェネレーション!」
再び破龍戦神 カムスサノオにストライドするアキラ
ストライドスキルを使い手札を増やすとにやりと笑いながらタツマを見た
「神剣 クサナギ!リジッド・クレイン!プレシャス・オフィディアンをコール!カムスサノオのスキル」
再び盤面をパワーアップさせ攻撃の態勢に入るアキラ
タツマはそれに対して身構える
「クサナギのブースト!アメノオシホでアタック!スキルでクマノクスビを手札に」
「ノーガード、ダメージチェック」
【竜刻魔導士 リア・ファル】トリガーなし
「カムスサノオでアタック!(1枚くらいはクリティカルが出るはず!一気に決めてやる!)」
自身の勝利を信じ疑わないアキラ、だが
「完全ガード!コストはハウルオウル」
エスラスによってカムスサノオが振り下ろした剣は受け止められる
「くそっ、まだだ、トリプルドライブ!」
【神魂烈士 アメノオシホ】トリガーなし
【神宮衛士 アカギ】トリガーなし
【サイキック・バード】クリティカルトリガー
「よし出たっ!プレシャス・オフィディアンのブースト!リジッド・クレインでとどめだ!」
「ジェネレーションガード、暗黒竜 プロットメイカー・ドラゴン」
プロットメイカー・ドラゴンによってその攻撃は阻まれる
「くそっ!だったら次のターン切り札で決めてやる、ターンエンド」
「お前、一つだけ間違ってるぜ」
決めきれず焦るアキラに対し落ち着いた様子でタツマが言い放った
「何をだ!」
「俺は守る側じゃねえ、いつだって俺はあいつらに助けられてばかり、わかってんだよ、自分が一番足引っ張ってんだってこと」
悲しげな表情でそう告げるタツマ
「けど、そんな俺でも、チームに誘ってくれた、俺を信じてくれたあいつらのためにも、俺は勝たなきゃならねえ!あいつらの期待に!少しでもこたえられるようになりてえんだ!モルフェッサとニーズをコストにストライド!」
「ここで2枚きってストライド!?」
「ルアードの儀式があるのに、それを使わないその理由………」
タツマの思い切った戦術に驚きの声を上げるミライたち
「それにしても、タツマさん私たちが見ていること気づいていないんですね」
「シッ、今言っても集中力が切れるだけだからそっとしておきましょう」
「喰らいつけ!求める世界を掴むまで!ストライドジェネレーション!天空を舞う竜 ルアード!」
ルアードが腕を鳴らしながらスサノオを見据える
「ストライドスキル!覚醒を待つ竜 ルアードを退却!ヴァンガードの後ろにアビサル・オウルをコール!更に天空を舞う竜 ルアードの儀式でデッキから2枚のニーズをスペリオルコール!ドロップゾーンのグレード1は10枚!これでパワーは+10000!更にニーズの儀式!パワー+2000!ウスキアスのスキル!グレード1扱いになっているモルフェッサをデッキに戻しパワー+9000!天空を舞う竜 ルアードでヴァンガードにアタック!」
「くそっ!完全ガード!」
アマツヒコネの展開した障壁がルアードの攻撃を食い止めるが
「トリプルドライブ!」
【竜刻魔導士 リア・ファル】トリガーなし
【竜刻魔導士 リア・ファル】トリガーなし
【デスフェザー・イーグル】クリティカルトリガー
「効果はすべてアビサル・オウルに!ニーズのブースト!アビサル・オウルでアタック!」
「ガード!」
サイキック・バードと2枚のアメノオシホ、クマノクスビを使いガード
だがこのガードで手札は一気に4枚まで減ってしまった
そして最後のウスキアスはパワー37000
そのウスキアスが一気にスサノオめがけて迫ってくる
「くっそおおおおおおお!」
【神剣 アメノムラクモ】
ドロップゾーンへと落ちていくアキラを見送りながら大きく息を吐きその場で倒れ込むタツマ
苦しいファイトだったが何とか勝つことが出来た
口元を緩め拳を上げていると
「うれしそうね、今の勝利は結構な自信になったみたい」
声をかけてきたミライを見て目を丸くするタツマ
後書き
次回予告
「あの時のタツマの顔、本当にうれしそうだったわね」
「ですね、なんだか私たちまで嬉しくなっちゃいました」
「だー、もう!恥ずかしいから何度も言ってんじゃねえ」
turn:25 チームプリエール
「この調子でファーストステージ突破目指して頑張ろう!」
「ま、それに関しちゃ同感だな、もっと頑張ってポイント稼ごうぜ、この調子ならクレープはなしかもな」
「タツマ、ちょっと調子乗りすぎよ」
「また叩かれたいんですか?」
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