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世界をめぐる、銀白の翼

作者:BTOKIJIN
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第七章 C.D.の計略
  10月/体育祭午後の部

今までのあらすじ

・体育祭午前終了
・4-3で赤優勢
・これからお昼休み


蒔風
「以上ッッ!!」


------------------------------------------------------------



・お昼休み


『えー、競技場内は立ち入り禁止です。シートを敷いたり、あとは体育館を開放しておりますので、そちらでの飲食をお願いいたします』

『ごみの分別にもご協力ください。燃えるゴミは赤、燃えないゴミは白、ペットボトルやカン、ビン類は青、そして盗撮ゴミ野郎は黒いテントまで連れてきてください』



~~~~


「え~!!私の活躍見てなかったの!?」

「見てたよ。工事現場のてっぺんから」

「・・・・ほんとに?」

「確かです・・・・」

「青龍さんが言うなら」

「おのれ小娘」


昼休みになり、蒔風も会場に顔を出す。
当然、なのはとヴィヴィオに合流し、昼食となる流れだ。


「おぉ、おいしそうな唐揚げ」

「昨日ヴィヴィオと一緒に準備したんだよね~」

「ね~」

「かわいい(確信)」

真顔でそんなことを言いながら、蒔風の口に唐揚げが放り込まれていく。
と、となりにシートを敷いていたフェイトたちの方から、おすそ分けを持ったキャロがやってきた。


「おー、キャロ。お前のエリオ、レースで大活躍だったじゃん」

「えへへ。もっちろんです!!エリオ君が負けるはずありませんもん!!」

「うん。もうスピードでも私に負けないくらいだよ」

「ちょ、さすがにフェイトさんが本気出したら負けますって」

「あはは!!でもエリオのスピードを鍛えたのは、最終的には私ってことになるのかな!!・・・・何その目」


「アリシア?エリオにいつもどんなイタズラしてるのかな?」

「それ、私も聞きたいです。あ、バインド」

「何ィッ!?に、逃げようと思った瞬間に身体が封じられていた・・・だと?」

「アリシアさんの行動パターンなんてもう知り尽くしてます。すぐにエリオ君の後ろに逃げるのはだめですよ~?」

「バカな・・・・若くてきれいな母の姉という絶好のポジションが・・・・負けるだと?」



「アリシアさんはいつも通りだね」

「まあネタで楽しむ程度なら、な」

「きっと危機感覚えてるんだよ。まあ、私にはないけどね~」

「おわっ、抱き付くななのは。うぎっ!?ヴィヴィオ!!後ろからくるな!!」




「・・・・出会いがないんや」

「はやて?」

「わかるわはやてちゃん」

「シャマルもどーしたんだよ?ってかあれ?シグナムは?」

「あいつなら、ショウを探しにどこか行ったぞ」

ガバッッ!!

「なんでそういうこと早く言わんの!!シャマル!!」

「索敵します!!位置は・・・・見つけました!!転移しますよ!!」

「・・・ヴィータ。どう思う」

「これだからダメなんだろーと思う。コロッケ激ウマ」

フシュン





人気のない、用具倉庫の裏


「なんだよ。こんなとこ呼び出して」

「その・・・・身体が疼くんだ・・・・」



「キターーーーーーーーーーーーーーー!!!」

「はやてちゃん、ビデオは!?」

「もう撮っとる!!リィン、音響よろしゅうな!」

「は、はいです・・・・」

「リィンフォースは二カメよろしくね」

「なあシャマル。なぜ我々がこんなことを・・・・」

「ええか、リィンフォース。私はみんなの主や。だから、みんなのそういう事情は知っとかなあかんのや」

「はやてちゃん!」

「おっと見逃したらあかん!!」


「ザフィーラ。ソース取って」

「うむ」

「あー、アジフライうめー。あんたもいる?」

「お、もらうもらう」

「ちょっと杏子!!なに勝手に」

「もらったんだからいいだろー。さやかも食うかい?」

「・・・・もらう」






「私の身体が、求めてしまってしょうがないんだ!!」

「シグナム。オチはわかってるから先に言っておこう。そういう誤解される言い方はよせ」

「どうしてもやりたんだということだ!!」

「うん。話聞いてー?バトルですよね?戦いたいって話なんだよな?」

「おぉ、よくわかったな!!」




「ちっ・・・色気の欠片もない」

「旅の鏡で背中押して抱き付かせるか・・・いや、シグナムだと気配でバレるわ・・・」

「お姉ちゃん。どうしたらいいでしょう?」

「ツヴァイ。お前のほうが付き合いは長いだろう」

「こういう時は諦めてました」

「じゃあ今回もそうするしかない」





「先の戦いでは、騎士ゼストとの戦いで脱落。復活しても、セルトマンに落とされてしまい、気づけば終わってしまっていた!!」

「あー・・・物足りないと?」

「そうだ」

「戦ってほしいと?」

「うん」

「やめろ。その「うん」は意外とかわいいから」

「そういうのいらない。戦おう」

「お前も大概にダメだよな。でもな・・・・」

「?」



ズビシ

「俺お前と戦ってるから!!」

「!?」

「っていうかもう嫌だ!!この変態!!」

「はぁ!?」

「人斬り狂の体液フェチめ!!シグナムがあんなに変態だったなんて知らなかったぞ!!!」

「ちょっとまてなんだそれは。私はそんな女ではない!!!」

「ああうん。お前は違うよ?」

「え?」

「え?」

「・・・・え?」



「でもシグナムの相手はちょっと勘弁」

「何故だ!!」

「だから・・・変態だからだよッッ!!」

「違うって言っただろうが!!」

「そうだけどそうなんだよ!!」



「ショウ君は何を言うとるんやろうか?」

「さあ?」



「と、言うわけで一連の映像データをそこに隠れてるお前の主に送ったから」

「え?あ、主はやてッッ!?しかもシャマルまで何を!!」


「うわぁ・・・・シグナム・・・・」

「ちょっと待ってください。なんですかその視線は何を見てるんですか一体ちょっとそれをそっちによこしてください!!!」



紫電一閃!!

うわー、逃げろー!!


「バトれたじゃん。よかったな。さ~て、綱引きの綱出さないとな、っと」そそくさ








・借り物競争


『お昼休みも終わり、競技再開だぜ!!』

『実況は私・・・・青龍と天馬で・・・・お送りします・・・・』

『大丈夫か?テンポとか』

『では・・・・ちょっと・・・・頑張ることにします』

『よろしくな』

『はいではよろしくお願いいたしますそれでは次の協議は借り物競争赤組白組がんばってください!!』

『早い早い早いっておい始まっちまったよ!!!入場ッッ!!』




『白組は・・・・午前にも出て、午後にも出陣・・・・仮面ライダーファイズ・乾巧!!』

『ライダーもいればアンデットもいる!?シバイヌアンデット、犬耳侍・凩、見参!!』

『そしてさらに男子勢が猛威を振るう・・・・盾の守護獣、ザフィーラ!!』

『ここらでかわいい女の子!!ビスコッティ共和国から、ミルヒオーレ姫が参戦だぁぁああ!!』

『最後にご紹介いたしますのは・・・・四足獣の太転依のトップ。水戸ましろさん!!』





『そして、赤組メンバーは・・・・』

『出会った奴はお友達、昨日の敵も、すぐに友!!タイマン張らせていただきます、仮面ライダーフォーゼ・如月弦太朗!!』

『そして続いては765プロからの参戦です・・・・同じく如月!!ゼッケン72をつけて・・・・如月千早さんの入場です!!』

「やっぱり兄妹?」

「違うわ春香。それにゼッケンなんて必要ないじゃない!!なんでよ!!」

『次の入場者は、水戸ましろさんのお友達・・・・元創聖学園女子学部ミレディ・如月美冬さんです!!!』

『突っ込まれる前に行くぞ!!かつて世界を救った、クラウド・ストライフのパーティメンバー!!乗り物酔い忍者娘、ユフィ・キサラギが来てくれたぜ!!』

「報酬はマテリアね!!」

『そして最後の紹介は、魏軍からの参加!!華琳の側近が一人、妹の夏侯淵・秋蘭が参加だぁ!!』

「華琳様、姉者。必ずや勝利して見せますよ!!」






『さて、揃ったところでルール説明!!』

『まあ特にないんですが・・・・中に50メートル先におかれた・・・・封筒の中に書いてあるお題のものを・・・・持ってくるだけの簡単な作業です・・・・』

『まあ時間とか空間とか、そんなバカみたいなお題はないから安心しろよ』

『というわけで並んでください・・・・では、最初のよーいどんだけ・・・・お願いします』




『はいはいどもども。ったく、じゃあ行くぞ――――I am the born』

『長い。始め』

『なんでさっっ!!?呼んだくせに!!』





『おぉ、みんなよく集めてくるな』

『中にはえげつないものが・・・・ありましたからね・・・・』

『校舎周りのゴミ、って言ってゴミ袋渡された生徒は泣いていいぞ』

『天馬・・・・次はどうやら・・・・』

『おっ?来たか?並んできたぞ!!水戸ましろと、如月美冬だ!!』

『彼女たちは高校からの友達・・・・これはなかなか楽しめそうです・・・・』




「はぁはぁ・・・さ、さすがに走りでは勝てないか!!」

「ふっふ~ん!!身体能力私のほうが上です!!到着、お題はなんですかね!!」

お題:公衆電話(電話ボックス)の写メ

「へー・・・・へ!?」

『引いたお題は公衆電話ボックスか。俺の考えたやつだ』

『しかもボックス・・・・駅や校舎内にただある公衆電話では・・・・ダメというのがまたひどい』

『ちなみに郊外に出てもオーケーだ!!本校教職員、又は「EARTH」局員が同伴するぜ!!』

「う、うわーん!!とりあえず駅です!!それから公園!!いってきまーす!!」


「いまどき公衆電話は見つかるまい!!後のほうがよかったようだな!!」バッ!!

お題:カセットテープ

「なん・・・・だと・・・・」

『お、獅子の書いたやつだ』

『これはこれでエゲツない』

「くっっ!!とりあえず商店街!!古すぎて電気量販店には置いてあるまい・・・!!!民家を片っ端からだ!!」

ダッッ!!

『行きましたね・・・・』

『ああ、もう俺たちの声も届かないくらいにな』

『実は借り物競争のBGMだけ、カセットテープで流してるんですよね。獅子が』

『鬼だ』

『帰ってくるのを待つ暇はない!!どんどん行きましょう!!』






『お、次はザフィーラが走りだすのか!!』

『彼は守護獣形態が・・・・ありますからね。これは優位に・・・・運びそうです』

『そして対するは、如月千早だ!一体何を引き当てるのか!!』

『走る走る・・・・!!さすがに到達は・・・・ザフィーラが速い・・・・!!』


「ふう。では確認するか」

お題:萩原雪歩

「む・・・確か彼女は」

『おっと!!引いたのは・・・これはあれか、虎ガキが書いたお題か』

『白虎のですか・・・・765プロアイドルの萩原さんを・・・・連れてくればいいのですね』

『あー・・・・』

『これは楽な部類ですね・・・・会場にも来てますし』

『いや、ヤバい』



「犬形態のほうが早い!!765プロの一団は・・・あそこか!!」

「きゃぁぁああああああ!!!い、いいい、犬がァァアアアアああああ!!!」

「な、なんだとっ!?ま、待ってくれ、私は君を」

「あんな大きな犬ダメです助けて真ちゃんプロデューサーぁぁああああああ!!!」

『彼女、犬苦手なんだよ。こんくらいの小型犬だってだめだ』

『ピンポイントで・・・・引いてしまいましたか・・・・』

『逆ならよかったな』




「はぁ、はぁ・・・萩原さん、頑張って!!私はそのうちに」

お題:スタンディングオベーション

「!?」

『おぉっと!!これは!?』

『朱雀のですね・・・・たぶん一発芸をしてということなのでしょうが・・・・』

『この場合なら、もう何をするのかきまってるな!!!誰か!!彼女にマイクを!!』


♪~

『風は天を翔けてく
 光は地を照らしてく
 人は夢を抱く そう名付けた物語――――arcadia』

『arcadiaだァァアアアアあ!!!』

『おぉ、思いがけず・・・・ミニライブが始まってしまいました・・・・』

『何がやばいって、その間萩原雪歩は逃げ続けないとってことだ』



「あ・・・千早ちゃんの歌だ・・・ってひぃい!?気を抜いたら殺られるぅぅううううう!!」

「な、なんて逃げ足だ!!」

「まてこらそこの犬!!雪歩を追うなぁあああああ!!」

「私は狼だ!!」

「じゃあ余計にヤバいじゃないかッッ!!」

「喰われるよォォォオオオオ!!」





『ま、彼女の歌をBGMに次行こうか』

『次は、ユフィ・キサラギさんと・・・・乾さんですか』


「よっしゃ!負けないよ!!」

「ったく、なんで二種目も・・・・」


『おや・・・・乾さんは変身しないようですね・・・・』

『めんどくさいんだろ?まあそれでも十分だしな、あいつの場合』


「ふう、着いた。にしてもあんたも早いな」

「まねー!んじゃま、お題お題っと!」

お題:蒔風の羽根

「んぉう?確かこの人、クラウドの(数少ない)お友達だよね?」

『そうです・・・・たぶんあそこで・・・・作業中です』

「おぉー、あの工事現場だねっ!行ってくるよ!!」




『さすがは忍者だけあって早いな』

『ええ・・・・これは乾さんのお題が何かによりますが・・・・』

お題:ハクオロの仮面


「はぁ・・・・?」

『おっとぉ!!これは!!』

『天馬・・・・あなたの書いたものですね・・・・?』

『そうだ!!俺の書いたお題だ!!さて、仮面とは書いてあるがこの仮面は・・・・』



「いだっ!?いだだだダァッ!?ちょ、ちょっと乾、君いったい何をするんだ!!!」

「うっさい早くその仮面よこせ!!面見られるくらい別にかまわないだろ?」

「いやだからこれ頭からっていっだぁっっ!!!」



『おいいいいいいい!!まてまてこらこら!!それ取れないから!!身体の一部だから!!』

「あぁ!?んだよだったら先に言えよ・・・・おら、悪かったな」

「ぐ・・・むぅ・・・・・破ァッ」

「げぅっ!?」



『あぁっっ!!そんなに痛かったのか!?ハクオロが殴った!!』

『灰が散りましたよ・・・・大丈夫でしょうか?』

『とか何とか言ってると、ユフィ選手の帰還だ!!彼女には簡単なお題だったな』





『お・・・・ましろ選手も帰ってきました』


「これですよね!!」

「はい、大丈夫です。電話ボックスですね」

「っしゃー!!」


『はぁ・・・・はぁ・・・く・・・そ・・・・カセットは・・・見つけたのに・・・・』

『ゆっくりでいいので・・・・気を付けて帰ってきてください』

『ってなわけで、歌も歌い終わり、見事に千早が勝利だ!!同時に、雪歩もザフィーラから解放な』



「やったわ萩原さん!!あなたのおかげで、私勝てたわ!!」

「よ、よかったです~・・・でも、もっと短い曲には・・・・」

「それは無理だったわ」

「で、ですよねぇ・・・・」





『んで、今んところ紹介組は三人ずつ出てるわけだが』

『次の走者がもう・・・・お題を手にしますね・・・・あれは・・・・』

『凩と秋蘭だな。いやぁ、いい光景だな』

『シバイヌと容姿端麗の武将・・・・ですからね・・・・』


「さすがに某が先についたな。どれ」

ニョイッ

「む・・・すごいな。そんな姿にもなれるのか」

「む?初めてだったか?」

「まあな!、っと、お題お題・・・・」

「そうだった。では」

お題:青龍刀



『青龍刀?ってことはお前のことじゃね?』

『ええそうです・・・・あの場合の青龍刀は私のこと。ということはすなわち私を連れていくということ』

スラァ―――――

『まあそれなら・・・・・おいお前なんで立ち上がってる?』

『迎え撃つ・・・・ために・・・・』

『おいお前なんで青龍刀を抜いている?』

『対応する・・・・ために・・・・』

『おい・・・お前なんでそんなに滾ってんの?』

『これからの戦いにですッッ!!!』




『おいマテコラァ!!』

『さあ、こっからは青龍に代わって僕が実況席に着くよ!!』

『あっ、虎ガキテメェなんか知ってんな!?』

『えー?天馬知らないのー?』

『うざ、死ね』

『ちぇっ。まああれだよねー。刀引き抜きながら青龍に近づいていく凩っちを見れば一目瞭然だよねー』

『はぁ・・・そういうことか・・・・』




「行きますぞ青龍殿ッッ!!掴み取ります、その切り札をッッ」

「戦わなければ・・・・生き残れない・・・・!!!」



ガァンッッッ!!!

「ふむ・・・なかなかの戦いだな。では、こちらも」

『この状況でそそくさと進める秋蘭もさすがだな』

『うん』

お題:矢


「矢だと・・・・?ふむ。絵がついているところを見るとこれは・・・・」

『その絵と同じのを探してこい、ってことだな』

「隠してあるということか?ならば急いで探さねばなるまい」

『いやぁ・・・あいつらなかなか大丈夫だと思うぞ?』


『きょろきょろし始めたけどよ・・・・目つき鋭いなっっ!!』

『あれは秋蘭が集中して獲物を探している印なんだ!この特徴から秋蘭は別名「魏軍のホークアイ」って呼ばれてる。あの鋭いまなざしからに寝られる獲物は一人もいないんだ!!』

『だけど限度ってもんが・・・あれで見つけられるわけがねえだろ』


「ありました!!」

『『嘘ォッッ!?』』

『あっ!!でも視線の先には確かに矢が!!』

『だけどよ、ありゃぁ・・・・・』



「やりますね!!!」

「ぬう!!さすがに七獣の二リーダーの一人!!攻めきれん!!時に・・・」

「なんでしょう?」

「その腰のは?」

「矢ですよ」



『あれだぁぁああああああああ!!!』

『くそ、あっ!!あの、あの野郎ッッッ!!』

『獅子のこと鬼だのなんだの意見言ってたくせに、自分もああいうことする!?』

『ヒデぇッッ。何よりひでぇっっ!!しかもあいつ、ちらちら秋蘭の方みて警戒してんぞ!?』

『あっ!!秋蘭っち走り出したよ!!弓も出してるし!!』

『ってこたぁまさか』



「凩殿!!」

「なんだ!!」

「私も加勢する!!とりあえず今は共に!!」

「・・・・致し方あるまい!!」




『共闘始めちゃったよ』

『仕方ねぇな・・・・理樹呼んで、あいつらの周りに防護壁張っといてもらうか』

『んじゃあ、気を取り直して次いこー!!!』




『青龍の戦いも終わらないうちに最終走者来ちゃったよ』

『まあいいだろ、あいつらは。最後の走者はあれだ、ミルヒオーレとフォーゼだ』




「宇宙キターーーーーーーーーーーーーーー!!!」

「え?えぇ?」

『あー、ほら。弦ちゃんのノリに置いてかれてるよ』

『そうか?まだ乗り切れないだけで、あのお姫様もなかなか』

「「キターーーーーーーーーーーーーーー!!!」」

『な?』



『はいはい行くよ!!お題は何かなー?』

「俺のお題はこれだ!!」

お題:脈動する爆心


「私のはこれです!!」

お題:炎龍の宝玉



「「ふぁっっ!?」」


『はーい。こちらに機体は用意してありまーす』

『おら、人数も四人そろえてやっから、早く来い』


「変身した意味なくねぇ!?」

「ど、どうすればいいんですかこのゲーム!!」



チクタク

「よっしゃ捕獲したぜ!!」

「弦太朗!!剥ぎ取ったほうが出る確率が高いんだぞ!!」

「マジかよ!?」



「い、いつの間にか体力ゲージが真っ赤に!?」

「近くに長くいると体力削られるぞ!!!」




チクタク

「こいつ動きすぎて大剣が当たらなぎゃー!!大咆哮が―!!」



「あ、なんか飛んで・・・周りに粉が嫌な予感がするから離れます!!」

「もっと離れとけ」

「え?ああーー!!ビッグバンアタックで吹っ飛んじゃいました!!」






チクタク

「尻尾も切った!!剥ぎ取りもした!!でも出ない!!なんでだ!!」



「5回も行ってるのに出ない。私だけでない。何で何が何故ですかブツブツブツ・・・・・」



チクタク

「グァあああああ!!!」

「喰われて死んだか・・・・もう何乙してるんだろ?」



「落し物・・・・これは!!畜生いにしえの龍秘宝!!!」

「宝って字に踊らされたか・・・・」




そして

「で、出ました!!!物欲センサーにも負けず、ついに私はゲットしましたよ!!!」

「負けた嗚呼ぁああああ!!!」


『終わった?』

「何でそんな興味なさげ何ですか!?」

『まあおもしろかったのは最初の数回だけだったし』

「ひどいです!!!」

「ちくしょう!!」









・綱引き


『てことで、次は綱引きだ』

『個性がなくてわからないですが、こちらは麒麟です。私は朱雀です』

『泣いていいか?』




『綱引きはパワーとチームワークが勝負!!』

『赤組のメンバーはっと』

『赤組で特筆すべきメンバーは、先ずはこの方!!仮面ライダーJ・瀬川耕司参上!!』

「守護獣とかは呼べないぞ!鳥人戦隊も知らないぞ!!」

『何を言ってるのかよくわかりませんが流します』

『なんと、ついにこの男が出陣だ!!我らが「EARTH」副局長、目つきの悪い方、蒔風ショウ!!!』

『続いてきました白き皇!!自然いっぱいのトゥスクルから、ハクオロさんが競技に参加!!』

『七位だからよくわからないのではない。よくわからないから七位なのだ!!学園都市に依頼したら、削板軍覇が来てしまった!!』

『我らが女神がやってきた!!円環の理、救済の魔法少女!!メダルのおかげで、概念にならなかったけど、たまにスカートからメダルが落ちる!!鹿目まどかだ!!』




『白組入場!!最初に入ってきたのは、宇宙開発用改造サイボーグ。赤心少林拳最強の拳士、スーパー1・沖一也がやってきた!!』

『今日はお姉さんと一緒に来たのかな?ゴーレム・ゴライアスの上に乗り、コロナ・リナルディがゲートを跨いで入場してきた!!』

『同じくピンクの召喚魔導師!朗らかな笑顔の裏には何がある?最近したたかになりつつあります。ピンクは淫乱、何をしでかすかわかりません!!キャロ・ル・ルシエ!!』

「なんてこというんですかッッ!?」

『あー、今黒テント本部から連絡が入りました。「朱雀、後で話がある byフェイト」。もう一通は「死ね byピンク同盟」だそうだが』

『ええ。さっそくまどかさんに狙いをつけられビビってます』

『今日の朱雀は死にに行ってるな』

『テンションが上がるとどうも』

『照れます、みたいに言ってんじゃないよ』

『仕事はしますよ!!さあ、三国無双がやってきた!!おめぇなんかこわくねぇ!!野郎ぶっ殺してやるぁ!!腹ペコ最強武将、呂布奉先・恋です!!』

『守護天使アブラクサスを従えし少女!!友と明日のためにがんばります!!緩やかお姉さん、橘菊理が、綾女ヶ丘市から来てくれた!!』




『ってかおいちょっとまてええええええ!!』

『どうしましたか?』

『パワーバランスおかしいよね?ただのパワーキャラじゃ収まらない人たちが赤軍に集結してるよね!?』

『はぁ・・・だからあなたは麒麟だと言われんですよ。この麒麟』

『なにが!?』






『では、各々綱を掴んでください!!』

『いや、これ綱千切れるだろ』

『問題はないでしょう。ショウがハンデと称して、競技しながら綱を強化しているみたいですし』

『あー・・・でもダメだろ』

『でしょうね。ではスタートの合図をお願いします!!』

『作者も限界が近いので一本勝負です!!さっそくいきましょう、よーい』

『『始め!!』』




ビチィッッ!!ブォッっ!!

『うわぉ』

『すごいです!!弛んだ縄が張った瞬間、衝撃波が周囲に!!』



「「「「ああぁァァアアアアああ!!!」」」」

「「「「だぁァァアアアアあああ!!!」」」」


ゴンッッ!!

『ああッ、せっかく均した校庭が陥没した!!』


「チェーンジ、パワーハンド!!!」

『ここでスーパー1がパワーハンドに変えた!!』

『500トンものパワーを発する、ファイブハンドの一つですね!!』



「ならば・・・・オォッッ!!」

『なんと!!ハクオロさんもウィツァルネミテア状態にッッ!!』

『もう収集つかないだろ!?』


「じゃあ私も!!」

『まどかがアルティメット状態に!!』



「根性!!」

『彼はまんまだ!!』




「友と明日のためにィ~!!!」

『アブラクサスが駆さんたちの力を借り受けてデミウルゴスに!!』

『おい完璧に女神来ちゃったよ!!』



「恋殿~!!勝てば肉まん、入らなくなるまで食べれますよ~!!」

「!!!」

『ああ!!軍師・音々音の応援で恋の瞳に炎が灯った!!』




「・・・・ヴォルテーーーーール!!!」

『ヴォルテール呼んじゃったよ!!』

『もう校庭は戦場のような有様です!!綱引きってなんだっけ?状態ですよ!!』

『この組織は綱引き一つまともにできないのか・・・・』

『というか、間に挟まってる一般生徒は大丈夫なのか!?』



「オレ達だって、この学校の生徒だ!!」

「この人たちには今は及ばなくとも」

「いずれこの世界を背負って立つつもりよ!!」

「「「「「こんなところで負けていられない!!」」」」」



『なんという根性でしょう!!』

「いい根性だお前らァ!!このまま一気に引き抜くゼェッッ!!」

『しかも削板さんに火がついてしまった!!』

『パワーバランス崩壊とか言ったけど、そんなことなかったわ。お前らもう少し自重しろ』




「よし・・・・ここらで行くか!!!」

『しかもJがなんかやる気だァぁあああ!!!』

『そうですよ、彼のJはジャンボのJ!!巨大化するライダーは彼を除いて他にはいません!!』



「俺できるぞ」

「士は黙ってような?ニュアンスの違い、判るだろ?」

「しかたねーな」




「大地、天空の聖霊よ!!今こそ我に奇跡の力を!!!うぉぉぉおぉぉぉおおおおおおおおおおおお!!!」




『がっ、しかし!!何も起こらない!!』

「なぜだ!!」

『あたりまえです。いざという時の奥の手、奇跡のパワーを、こんな綱引き一つで引き出せるわけないでしょうが!!』

「ぐ・・・うぉぉおおおおお!!!」


『いや、だから無理だって』

「兄さーーーーーーーん!!!」

『やめてくれませんか!?そっちの世界引き出すの!!!』




「舜君。あの人たち何を言ってるの?」

「別世界の情報でも受信したんだろ?恐竜戦隊あたりの」





パンッッ!!

『や、やっと終わりました・・・・あの後グイグイ引っ張り切って、どうにかこうにか白組勝利です・・・・・』

『軍覇さんが本気だしたら負けてましたね』

「がっはっはっは!!あー、楽しかった!!根性だった!!」

『あの人が考えてそこまで出せると?』

『まあそうですけど』









・障害物競走


『さて、障害物競争!!』

『ここで実況は、七獣さんたちからアリスさんと私長岡でお送りします』

『この障害物競走は・・・・全員参加型です』

『そう。赤組、白組のどちらか一人がゴールすればそれでその方の勝ち』

『なんで?と思われる方もいるでしょうが、障害物を見ればそれはわかるでしょう』

『ちなみに、この競技は全生徒参加型なので、先ほどのようなメンバー紹介はなしです』

『今回の参加者は総てが生徒!!小学生から大学生まで入ってます!!』



『では・・・・全障害物入場!!!!』




『ショッカーの天敵は生きていた!!更なる研鑽を積み、改造人間が蘇った!技の一号!!本郷猛だァーーー!!』

『コンビネーションはすでにわれわれが完成している!!技に対して力の二号・一文字隼人!!』

『組み付き次第地獄車してやる!!海底探査用改造人間、Xライダー神啓介!!』

『電撃の戦いなら、俺の魂がモノをいう!!改造電気人間 正義のヒーローストロンガー城茂!!』

『真の護身を知らしめたい!!赤心少林拳 スーパー1沖一也だァ!!』

『ライダーでは10番目だが、改造度では俺が一番だ!!忍者ライダーZX 村雨良だ!!』

『超能力対策は完ぺきだ!ZO 麻生勝!!』

『仮面ライダーの神髄は私の中にある!!未完の大作が来たッ 仮面ライダーシン・風祭真!!』

『タイマンなら絶対に敗けない!!公安 正義の拳を見せてやる。給料いくらだ、赤坂衛!!』

『なんでもありならこいつが怖い!!世界の破壊者ディケイド 門矢士だ!!』

『ルールの無い世界を観測するために、観測者を買って出たのだ!!プロの漢女を見せてやる!!貂蝉!!』

『有終の美とはよく言ったもの!!剣の英霊が今、実力を爆発させる!!騎士王アーサー セイバーだ!!』

『エースオブエースこそが、空中戦最強の代名詞だ!!まさか彼女が参戦してくれるとはッ 高町なのは!!』

『人の居場所を守りたいからここまで来たッ キャリア一切不明!!AGITO食堂シェフ 津上翔一だ!!』

『俺は元1stソルジャーではない。俺は勇気の翼人だ!御存知 漆黒 クラウド・ストライフ!!』

『仮面ライダーの始まりはもはや自分にある!!新たな技はどこにあるんだ!!五代雄介だ!!』

『速ァァァァァァいッ説明不要!!クロックアップ!!天の道!!カブト・天道総司!!』

『演奏は実戦で使えてナンボのモン!!超近接音撃!!関東支部からヒビキさんの登場だ!!』

『メダルは俺のもの 邪魔する奴は思い切り殴り思い切り蹴る!!でも戦うのはオーズだ!火野映司!!』

『自分を試しにここに来たッ!!退魔の霊能 八衢の血筋 水戸裕理!!』

『鉄流に更なる磨きをかけ“星拳”鉄翼刀がやってきたァ!!』

『今の自分に死角はないッ!!仮面ライダーブレイド 剣崎一真!!』

『必要悪の教会・ネセサリウスの聖人が今ベールを脱ぐ!!倫敦から神崎火織だ!!』

『主の前なら、私はいつでも全盛期!!滾る忠犬 凩!!通り名で登場だ!!』

『探偵の仕事はどーしたッ 疾風 切り札!!調べるも突き止めるも思いのまま!!仮面ライダーWの二人だ!!』

『特に理由はないッ 執務官が強いのは当たり前!!スリーサイズは内緒だ!!電光の魔導師!フェイト・T・ハラオウンが来てくれたー!!』

『混沌の中で手に入れたこの力!!元世界の破壊者&捕食者!!蒔風ショウだ!!』

『バトルロワイヤルだったらこの人を外せない!!戦わなければ生き残れない 城戸真司だ!!』

『超一流の皇の、超一流の戦術だ!!生で拝んでオドロきやがれッ トゥスクルの白き皇 ハクオロ!!』

『古代ベルカ式は、彼女が完成させた!!時空管理局の切り札!!八神はやてだ!!』



『希望の翼が帰ってきたッ!!(工事現場から)
 どこに行っていたンだッ世界最強!!(工事現場に行ってた)
 我々は君の帰りを待っていた!!』

『銀白の翼人!!「EARTH」局長ッッ!!』

『蒔風舜の登場だーーーーーーーーッ!!!』




『では障害物競争を始めたいと思います!!!』

『手段は問わない!!地上、地中、空中どこでもOK!!』

『とにかくゴールに向かって駆け抜けろッッ!!』


『では位置について!!』

『よーい!!』




『『ドン!!』』




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「いやな・・・・事件だったね・・・・」

「ああ。また校舎が使えなくなったからな」

「土日振替休日の三日間で間に合うかなぁ・・・・・」

「まあ全壊ではないし。すぐに直るだろ」


『はいそこの局長と副局長と翼刀さーん。しゃべるのはいいですけど手を動かして手をー』



結果
一応16:14、一引き分けで赤組の勝利

引き分けが何の競技かだって?
最後以外になにがあるよ。







お☆ま☆け




青龍
「ウィーーーーーーー!!!」


「奪・・・・えん・・・!!」

秋蘭
「もう・・・だめだ・・・・・」

白虎
『はーい、もう次の競技始まるから下がってくださーい』



 
 

 
後書き

あー、しんど
面白くなってればいなと思う。


というかもうほとんど刃牙ネタに救われた感じwww



・シグナムとばっちり。
・借り物競争のネタに苦労

特に後者は地獄の苦しみ。
最後とかモンハンネタに走ったくらいだし。


借り物競争のチームの括り、なんだかわかる人はいるのか!!

蒔風
「いや、わかるだろ」


次回も十月
イベントはハロウィン。






蒔風
「なぁに、まだまだ負けられないさ」

ではまた次回

 
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