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『叙情4』

作者:零那
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『564』



ほらまた今日も同じ夢を見る。
寝ることが赦されない私に夢を見る時間はない。
じゃあ此は白昼夢だろうか。
ねぇほら、でもチョット悲鳴とかリアル。
夢には願望が顕れるってアレ本当だったんだ。

好き放題此の躰と精神をいたぶってきた怪物。
チョット仕返しした位じゃ罰は当たらないでしょ。
思った以上にリアルな夢で現実ならいいのにと思った。

腐り逝く怪物の屍を幾度となく刺し、臓器を抉り出し、原型を留めない姿になる迄弄んだ。
夢なら醒めないでと願い続けて弄んだ。
いい加減たったヒトツの願い位叶えろや神様とやら。
そんな気持ちだった。


 
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