魔法少女リリカル☆イリヤ
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空前絶後の戦い
「「死ね!」」
互いの拳が交差する。だが俺はゼロで防御
しかし相手は魔法を使用したのかバリアを張ってある
「っ!」
今度はゼロで斬るが避けられてマントだけが
やつはしゃがんだんだ。なら足蹴をっ!?
「かはぁ!?」
腹に一発蹴り飛ばされた
「やはり馴染んでないぶんこちらに分があるか。だが手加減はしないぞ?」
「ふざけろ!ぺっ」
腹から混み上がってきた血を吐き出す
血は赤黒い、既に酸化してるように
「はぁああ!!」
「はあぁああ!!」
拳がぶつかる。負けて...たまるか!
相手の手首を掴む
「何!?」
「オラッ!!」
地面に叩きつける。だが
「なっ!?」
俺の手首も掴まれていた...いったいいつ?いや今はそんなの考えてる暇はない。このままだと
「この!」
腕を引き敵を引き寄せる
ゼロで刺そうとするが離されて避けられる
「交差する暇も...いやする気もないか」
「うるさいって言ってるだろ」
「まぁ正しいだろうな。っと今お前の妻と娘が接触したぞ」
「なのは...ヴィヴィオの所に辿り着いたか...後はお前だけだ!」
「果たしてそうかな?これを見てもそう思えるかな?」
流されるな!どうせつまらなっ!?ヴィヴィオ...なのか?
「どうやらクアットロのやつは親子で戦わせる事を選んだようだ。ちなみに我との戦闘は魔法に通じてる全世界に中継されている」
「それがどうした?お前が倒されるだけだ」
「良いことを教えてやろう。我には希望などないというスキルがある。本来なら効いてるはずだがお前には護られざる芯核があるだろう?」
俺のスキルが...こいつは俺の全てを
「本当に俺の全てを調べてるんだな。それは俺しか知らないスキルだぞ」
「お前の今までを調べたからな...っと話がそれたな。希望などないは負けたという気持ち...ようはネガティブ思考になった瞬間その人間だけじゃなく生き物全ての心を折るスキルだ。これがテレビ中継されて...見てるやつが...ここまで言えば分かるな?」
俺が負けた瞬間世界中の人に希望が折られる訳だ...この
「外道が!」
「貴様もさきほどレイドのやつを殺しただろう?」
「あれはあいつが悪い」
「その考え方と同じだよ。ようはお前と我の考え方は変わらないという事だ!お前が人類の希望の結晶なら我は人類の絶望の結晶!対になる存在なのだよ!」
んなもんどうでもいい。コイツをぶっ殺してさっさとなのはの所に行く...それが今できる最善の策だ!
「っ!!?」
避ける...ギリギリだった!今のやつの速度は光速だった
「このやろ!」
ゼロを掴まれた
「くっ!」
「おやおや?離していいのかな?」
コイツ!
「カハァッ!?」
また腹に一発、次に右ブロー、そして最後に回し蹴り
「コフッ!がぁ..く!」
ゼロを松葉杖に立つ
「どうした?そろそろ限界か?」
「んなわけっないだろっ!!」
突き
「馬鹿の1つ覚えか...いや!?」
「死ねぇ!!」
「自棄になったか!?」
俺はゼロを手放した。ただそれだけ。ただそれだけの事に敵は驚いている
それで充分
ザシュッと音を立てて赤い血渋きが
「!」
「っ!はぁっ!」
ゼロの柄の底を蹴り深く刺さるように
「やるな!自分の命をも武器に使うか!」
が、避けられる
恐らくこれが最後の一撃だ
「何!?後ろに!?っ!ルナミラクルか!」
鎧のおかげでバレずにすんだ。これで最後!!
だが
「いい作戦だった...だが...もう一人作っていれば勝てただろうな?死を恐れずに...なおも恐れてかかってきた事に後悔するがいい!」
やばい!殺られる!
「ブッ!?」
壁まで飛ばされる。壁には俺の体の形をした凹みが
「...ぁ」
「む?動力源がやられたか...チッ、これだと聖王が...あの小娘...やってくれたな!」
なんの事を言ってるんだ?
「直ぐに行って殺してやる」
見えたのは
「な..の...は?」
まさかなのはの所に!?
「ぬ?」
「行か..せる..か!なのはの..所には...絶対行かせない!!」
「ならお前から死ね」
外に繋がる壁に飛ばされて外に出る
「今度こそ...しぶといやつだ!」
「言った..だろ!!なのはの所には...行かせねぇ!」
俺は外の端まで追い詰められている。だがなんとか崖を持って、それでいてメドゥーサと交差して鎖...ゼロでやつの足を止める
「ならば分かった。望み通り妻の...娘の所に連れてってやる!」
ドカーンと壁が壊れる
「なのはさん!」
「スバル!ティアナ!」
「助けに来ま...総刃さんは?」
「それがまだ」
ドカーンと先ほどのように壁が壊れる。だが違うのはそこから総刃が飛んで来た事
「「総刃君!?」」
「「総刃さん!?」」
「...その声...なのはか?...それ..にはやてにすばるとてぃあな..か」
「よくここまでもったものだ。英雄といえどここまで頑丈なのはヘラクレス程度か...」
「よくも総刃さんをっ!?八神部隊長!?」
「アカン...あいつに手ぇ出したらアカン」
「でも」
「司令は賢いな...そうだ。お前達じゃ触れるだけで死ぬ..止めておけ。それより聖王の器をこっちに渡してもらおうか」
「ヴィヴィオは渡さない!」
「なら死っまだ足掻くか!?」
総刃は本能だけで動いた。もう聞こえる訳でもない。見える訳でもない。だがエンデの場所を捉えて斬った。だが
「ふん」
軽く吹き飛ばされる
「これで貴様の死は確定したな」
「そんな事なんで分かるの!?総刃君はここからでも」
「無理だ!ゼロが我の手に渡った時点でな!貴様達は思わなかったか?親のいないこいつがなぜ生まれたのかを」
「そんなん捨てられたとかそんな「違う!」っ!」
「こいつが捨てられるような人間だと思っていたのか?」
「じゃあなんだ!?」
泣きながらスバルは聞く
「こいつはな...ゼロによって生まれた存在なのだよ」
「「「「な...!?」」」」
「故にゼロが壊れれば聖船総刃は消えるし聖船総刃が死ねばゼロは消える」
「嘘だ!そんな事ある訳ない!私達の総刃さんがそんな事で死ぬわけ」
ティアナが怒鳴り散らす。エンデは怒らずに
「ならば試してみるか?」
『みんな...ヴィヴィオを連れて逃げろ!これは命令だ!スバルとティアナ!絶対にコイツに渡すな!...例え俺が死のうとも!』
「総刃..さん」
「では行くぞ?」
「止めてぇえええええ!!!」
なのはの叫びが木霊する。だが無情にもゼロはペッキリ折れた...今まで傷1つ付かなかったゼロがたった力を入れられただけで折れた。それは総刃が弱っていたから
そして総刃の体は
「消えて行く...スバル!ティアナ!部隊長命令や!私達を連れて逃げるんや!」
「っ!お前だけは絶対許さないからな!」
「聖船総刃に触発されたか?ふん」
ポイっと折れたゼロを投げる
それは霊体化していくが...
後書き
ジャンジャジャーン今明かされる衝撃の真実ぅ~ってやつ?総刃の存在はゼロによって保たれていた。あれ?前にも言ったような
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