魔法少女リリカル☆イリヤ
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4回戦3日目 闇
「アリーナってさぁ...なんであんなに殺風景なんだろ。ダンジョンならそれらしく雰囲気でるの作れなかったのかな?」
「それを私達に言われても」
「どうしようもないですよ?」
いやまぁわかってるよ。ただの愚痴だし。しかしやることなくなってきたねぇ。人殺しを美化するわけじゃないけど何かイベントがないと
「そういえば今回は誰でいくつもりなのだ?勿論余「キャスター」な!?何故だ!ここは余の出番であろう!?」
「いやぁぶっちゃけキャスターの事ばれてるし他で行くわけにもいかないしさ」
敵は東洋の狐精と言った。ならばキャスターの事はばれていると思った方がいいだろう。それにいざとなればみんなでかかればいい
ヴラド...三世...か、槍なんだからクラスはランサーか。バーサーカーも考えられなくもないが...ありえるな...とりあえず敵のクラスはバーサーカーかランサーって事で
「よし!アリーナに行くか!」
今日も乗り気でアリーナに行く。しかし
「目に悪いよなぁ」
このアリーナ、それは置いておいて敵がいるな
このいつも敵がいるのは待ち構えてるからか?それとも偶々か?わからんな
「...逃げるのってあり?」
「逃げても決戦の地で会うことには変わりありませんよ?」
だよね、大人しくランルーさんを待つ
「ア...イタ」
相変わらず片言な喋り方だな。そして傍らにはヴラド三世が
「何か用ですか?」
「ウン、オイシソウ」
いや返答になってねぇし
「我が妻はこう言いたいのだ。そろそろ食事時、早く食べたいと」
いや、さっきの短い言葉の中にそんなの入ってないだろ
「なに?ここでやるの?」
「....」
だんまり、何か考えてる様子
「キミハ、オイシクタベレル?」
「?好物は美味しく食べれるし好き嫌いはないが?」
「ランルーくん、愛シタ人シカタベラレナイ」
なんでそんな思考になったのやら
総刃達は壁際、対するランルーくん達はそこへ通ずる道のど真ん中
道を塞ぐようにランルーくんは立っている
「ここでやりあわないなら退いてほしいんだが」
「....ランサー」
「勿論だとも、我が妻は今ここで食事をしたいとの事、なれば貴様ら供物は大人しく生け贄にされるのがどうり」
「訳がわからん。あと4日、待てないのか?」
「ウン...今タベル」
ランサーの槍が俺の頬を擦る、こいつランサーでも遅いほうか?すぐにゼロを展開してたたっ斬る。
「ぬぅ、しかし!なれどその程度では我が槍には敵わぬ!」
「だろうな、ならこれでどうだ?」
ルナミラクルに変わる、そして
「ウィンドスラッシュ!クロスブレイド!」
服は青くなりスピード重視になる。そして分身体が現れて様々な攻撃を繰り出す
「面妖な技を!」
しかしここで違和感を感じた。それは何か、いったいなんなのか。だがそんな事はあとだ。今は目の前の敵を倒すのみ
「走れ!炎天!」
「ミラクルゼロスラッシャー!」
八つに分かれたスラッシャーはそのままヴラド三世を八つ裂きにしていく。見るに耐えかねたヴラドは
地面から槍を出していた
スラッシャーはそれを受けて勢いがなくなっていく
「ハァ!」
「くっ!」
ヴラドの一撃一撃が重い、だがそんな事は言ってる場合じゃない。すぐに斬り返すと
「フハハハハ!早く貴様を我が妻への供物として捧げてやろう!」
「遠慮願いたいね!」
だがその時だった、ヴラドの足元が闇に覆われていたのが見えたのは。最初はヴラドの能力かと思ったが違ったようだ。なぜなら
「な、なんだこれは!?」
ヴラド自身が驚いていたからだ。もしかしたらムーンセルのバグ?でもサーヴァントにまで発生するバグなんて
「アリーナから出るぞ!ランルーさん!貴女も」
「...ボクハイイヤ」
「なっ!?」
「ハヤクイキナヨ。キミモタベラレチャウヨ?」
「くっ!」
なぜかリターンクリスタルは起動しない。多分自力で学校に帰れって事だろう。走る、時に敵エネミーを蹴飛ばし時に斬り裂きと。やっとの思いでたどり着く
学校に戻ると校舎は闇だらけだった
「な、一体なんなんだこれは!?」
一面黒に染まっていた
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