魔法少女リリカル☆イリヤ
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3回戦5日目 鏡文字
前書き
早く元の世界に戻りたい...
「なぁアーチャー、これ何に見える?」
「ただのメモとしか見えないが」
だよなー、にしても気持ち悪い書き方してるな
橙子さんに聞かないと
「橙子さん、これなんでしょう?」
「これは鏡文字だな」
「鏡文字?」
「その名の通り鏡に映したら読める文字だ」
「ありがとうございました!」
よし早速、鏡、鏡...持ってない....
[なぁ...こういう時こそ俺じゃねぇか?]
「え?ゼロに何が出来るって言うんだ?」
[ひでぇ!俺はこれでも高性能のデバイスだ!イージスとか見たら分かるだろ!]
あー、まぁそうだけど治療とか全然できないしなぁ
[とりあえずマイルームに戻るぞ]
「分かった」
「ご主人様、早かったですね」
「あぁゼロがマイルームに戻れって。それで何するんだ?」
[こうするんだよ!]
腕が引っ張られメモに電子線のような物を当ててるゼロ、そして
画面が出る
And as in uffish thought he stood,
The Jabberwock, with eyes of flame,
Came whiffling through the tulgey wood,
And burbled as it came!
「なぬ!?ゼロはそんな事も出来たのか!?」
[へへん、どうよ]
「読むか
かくて暴なる想いに立ち止まりしその折、
両の眼まなこを炯々と燃やしたるジャバウォック、
そよそよとタルジイの森移ろい抜けて、
怒どめきずりつつもそこに迫り来たらん!...か」
「ジャバウォックに関しての話だな」
「うーんこれだけじゃ...あ、そういやヴォーパルの剣を教えてくれた奴、ソイツに聞けば分かるかも」
図書室に行く、...いない、当たり前か。ん?不思議の国のアリス?
何気なく取ったその本を読んでると
「あ、お兄ちゃん、ご本読んでる!」
「ありす...」
「ありすもね、ウサギやねずみの出てくるご本が大好きだったんだよ」
「それがこの不思議の国のアリス?」
「そう、ありすもアリスも大好きな本なの」
両方ともありすなのか
「そうか...だからジャバウォックがサーヴァントなのかな?」
慎二さんのように楽にはいかないだろうが聞いてみるのも一つの手
「え?ジャバウォックはサーヴァントじゃないよ?」
やはりそうか。
ではありすの本当のサーヴァントは
「ジャバウォックは」
「しっ!ありす!それ以上はいけないわ!」
そこに黒いありすが現れる。
「さ、もう行きましょう。あんまりしゃべると、夢から覚めてしまうわ」
「じゃあね、お兄ちゃん、ばいばい」
...
「どうしたいつぞやの少年」
「あ、あの時の、ちょうど聞きたかった事があるんだ。これなんだけど」
「何々?鏡文字か...書いてある事はジャバウォックの詩の文だな。しかしおもしろい真似をするな。ちょうど今その手に前作を持ってるではないか。」
「いや読んでも今一ピンと来なくて」
「童話とは理解するような物ではない。元来本とは作者の身勝手な妄想の塊よ」
「はぁ」
難しい事言うなぁ
「ジャバウォックはどうした?」
「倒したよ」
「ふはは、そうか。本当にヴォーパルの剣を用意するとはな!では相手の真名についてもヒントがあるではないか」
「ヒント?」
「その手に持ってる物、これでもわからんならただの馬鹿だ」
「あ、そういえばジャバウォックは鏡の国のアリスに出てくる怪物」
「そうだ、次作に出てくる怪物だ。そしてそれを召喚したと言う事は」
「ありすの影響が強いサーヴァントって事か!」
「さっきの少女だろう?あの悲劇の少女、いやぁあれを題材に本を書けば売れるかもしれんな」
よし!後は明日考えるか!
「えっと」
「アンデルセンだ」
「ありがとうアンデルセンってえぇ!?」
いない...アンデルセンって作家の...まさか...ね
後書き
アンデルセンのセリフは適当に、自分で思ったことを書いてます。しかし凡人の自分には理解できてないでしょう
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