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魔法少女リリカル☆イリヤ

作者:マッハ
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俺達の歩んできた道

俺は今日、学校を休んでいる。
理由は簡単、クロの事だ
たったそれだけで休むのはどうかと思うが友達のためだ

「さて、どこから探したもんかね」

[とりあえず飛んで探したら早いんじゃないか?]

まぁそうだな。でも見つけられるかな?
俺はセットアップし飛んで下を見ながら探す
さすがに俺より上なんて事はないだろう
そして

「見つかんねー!!」

[そりゃ宛もなく探したらそうなるわ]

「あーもーイージス使うか!ちょっと倒れかけるがイージス使うか!?」

[いや、んな事にイージスの力使うなよ。っともう昼過ぎだ飯でも食えよ]

仕方ない、コンビニに寄り弁当を買って空を飛びながら食べる

「空でご飯食べるとかなんか新鮮だな」

[呆れて物もいえねぇ]

もぐもぐ食べてたら
なにか飛んできた
鳥じゃなきゃ何がくるんだろうか?
....人?食べ終えた弁当を袋にしまいよく見てみる....まずいんじゃなかろうか

「全速力で逃げるぞ!あれはどう考えてもここで戦うのはまずい!」

[あぁ!魔力全部ブーストに使うぞ]

全速力で逃げる、相手はやはりこちらを追ってきてる。何が目的とかわからないが学校に行かなくてよかった。こいつの目的が俺だとしたらどこか人気のないところ...あの辺がいいか

「何が目的だ?」

地面に降りて話しかける。相手は殺気をたてている...殺す気か

「.....っ!」

「あくまでも話す気はないと!」

迎撃する、相手は剣を持っている。それに俺は打ち合う
ほどなくして10分くらい打ち合ったか
それくらいして敵になにか動きがあった

「.....」

「なっ!?それはジュエルシード!?」

そういやこいつ黒化英霊に似てるな...まさかこいつはこの世界に出てきたクラスカードだとでも言うのか!?

「.....」

「よせ!」

ジュエルシードを己に取り込んだ
すると魔力の衝撃波が巻き起こる

「くっ...!?」

「人間が憎い!」

「ジャンヌダルク...オルタ...?」

それは俺の中にいる英霊でもあった
それが完全な意識と実体をもった

「貴方も殺してあげる」

「っ!、そうは行くか!」

俺はそのまま攻撃しようとした、だがその瞬間

「!くそ!」

「あら、かわしましたか」

地面から槍が出てくる、直感的に回避したがこいつは厄介だ


side美遊

「イリヤは言ったわ『元の生活に戻りたい』それはつまり...私達全員の、いえ、ソウ以外との出会いを否定したのよ。イリヤの生活が変わってしまったのは凛やルビー...そしてミユたちと出会い関わってしまったからよ」

「....」

「出会いがなければ私がこうして存在することもなかったでしょうね。魔術の世界は狂気と妄想渦巻く血塗れの
異界(せかい)...イリヤも無意識に感じ取ってるのかもね。だからその象徴たる私を避けようとする『元の世界』...それは魔術世界と関わりがなく私もミユもいないソウとの幸せな生活のことよ。そんなイリヤのためにミユが戦う理由があるの?」

また後ろに転移してきた、そして私をおとすような言葉、

[美遊様!]

「戦う...理由...?」

イリヤとの間に感じていた絆...のようなもの
それは幻だったと...?

だ、誰?

考えるなー空想しろ!とかいう...うわーすっごく納得いかないって顔ですね

『イリヤ』でいいよ、友達はみんなそう呼ぶし...

メ...メイド服ーッ!

できるよ私達なら...私達3人なら!

うん!それじゃあらためてよろしくねミユ!

「ある!貴女が否定しても例えイリヤが拒絶したとしても構わない...理由なんて私を友達と呼んでくれた!それだけでいい!」

「そう...嬉しいわミユ」

私達は攻防を繰り返していた。でも僅かに私が押している
クロが距離をとる

「ふー、その力、その姿...英霊そのものだわ。カードを通してセイバーの英霊をその身に宿したのね"私が"以前やったのと同じように...あぁそう言えばソウもできたんだっけ?何でか知らないけど」

私が?やはりあの時のイリヤはイリヤではなくクロだったと...ならば今ここにいるクロは


sideout

くそ!こいつに一撃いれるどころか攻撃するひまがない!

「ほらどうした、力があるんでしょう?」

「...ゼロ、ストロングコロナだ、今使うぞ」

[な、どんな力かもわからないのに使うってのか!?]

「やつが望んでるのは多分そっちだ。そして使わないとやつを倒せない...なに、これも前と同じ試練だと思えばいいさ」

俺の中に熱いなにかがたぎる
すると着ていたバリアジャケットが赤に変わる

「いくぞ!」

拳をぶつける。ギィンとギターの音がする。俺は斬り込む、敵はそれを防御する...だが

「なっ!?」

「力なら誰にも負けない自信があるんだ..よっ!」
相手は後退して避ける...だが

「バスター、発射!」

右腕で思いっきり殴る
拳の先から魔力が飛んで行く

「くっ!」

「そっちが望んで選んだ道だ!後悔しろ!」

「それはどうかな?」

「なに?」

ぐぁっ!?地面から!?これはさっきの槍!?
かろうじて急所は免れた
駄目だ、こいつ相手に長期決戦はよくない!
意識するのは自分の力、その魔力を拳に流す

「そっちからこないならこっちからいくぞ!」

「....」

まだ、違う、こうじゃない。ここは...こうやって!

「なっ!?」

「....」

カウンター....敵の槍が俺の頬を掠める
だが当たらなければいい

「やっとゼロ距離だ...ガルネイトォ」

「やめ」

「バスター!」

ゼロ距離砲撃、さっきの砲撃より二つは上の攻撃敵は

「カードに戻った...か。今のでジュエルシードも封印できたようだな」

回収しクロを探すのを再開しようとするとイリヤが飛んでいった....まさか
俺も追いかける
....ここで降下か、下は...やっぱりクロ....それに美遊?とりあえず降りるか

「お前らなにやってるんだ」

「「ソウ!?」」

「総刃!?」

「どうしてここが」

「偶々近くにいてイリヤが見えたから追ってきただけだ。全く、クロ。お前を探してたんだぞ?」

「そ、それだけのために学校を休んだの?というか二人とも新コス!?」

あー、これはなんと言うかなー、まぁ新コスだな

「!いきなり攻撃とはな」

「関係ないわ、それにいい加減にして、勝手過ぎるわ貴女、私のために争わないでーってやつかしら?今さら出てきてお姫様気取りしないで」

「イリヤ、話し合いはもう終わってる、クロに共存の意思はない、だったらここで倒すしかない!」

「それって殺すってこと!?」

「....そうしなきゃイリヤを守れない」

十を切り捨て百を助ける、それは究極の問題だ答えれば終わる。それは人として、でも

「お前らいい加減にしろ!生きることを....なんだと思ってるんだ!」

「ソウ...」

「クロはイリヤと共存を望んでない?関係あるか!俺はイリヤもクロも美遊も!大切な存在だ!もう関わってしまったんだ。守りたいものになったんだ。」

「ソウの言うとおりだよ!私はもう逃げない!出会った人も起こってしまった事も!なかったことになんて絶対しない!」

俺達はクロに向かって言う

「ご高説ありがとう。それで?どうするの?これで仲直りしておうちに帰ればいいのかしら?その後は?ずっと私の正体を隠したまま生活していこうっていうの?」

俺達は黙って聞く。クロの気持ち、それを理解するために

「そんな生活続くはずがないわ。今だってかなり無理が出てるし」

「馬鹿言うな!お前がイリヤ?イリヤがクロ?違うだろ!二人は全くの別人だ!俺は知ってる魔法少女に憧れて無邪気にテレビを見るイリヤを!まわりをしっちゃかめっちゃかにして楽しむクロを!生活が続くとか関係ない!イリヤもクロも美遊も!守ってみせる!例え世界が敵になろうと!絶対に守る!」

「....」

「....」

「....呆れた、ソウもイリヤみたいに妄言を吐くの?」

「違う!これは俺の気持ちだ!紛れもない、偽りのない思いだ!クロ!お前も気持ちを吐き出せ!」

「っ!私は!」

そこへ車が、飛んできた。どんな運転をすればこんな所にくるんだってクロが危ない

「クロ!」

「っ」

なんとかクロを車に轢かれずにすんだ
全く乗ってる人は安全運転というものを

「もー、久々に帰って来たって言うのに家にいないんだから。勘で捜してみたけど意外と見つかるものね。て、あら?ドアが開かないわね。よっしょっと」

「な、」

「まっ....まままま」

「ママ!?」

「アイリさん!?」

「やっほーただいまイリヤちゃんもうすぐ夕飯だから迎えにきたわよー...んん?あれれ?」

一番見られたくない人に見られたー!?

 
 

 
後書き
ジャンヌ...普通の方持ってないんですよね...欲しい...ホームズは持ってるのに...てか宝具レベル2って...星5は多い方だと自負してます。もちろんイリヤ持ってますよ。何故か宝具レベル3、スキルマで、ルビーの礼装を着けて(笑) 
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