魔法少女リリカル☆イリヤ
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二つに一つ
....夢?また...あれから視なくなったと思ったら急に...いや、違う。俺の体がある
「夢にしてはリアルだな」
まわりには剣が刺さりまくっている
まるで剣の丘のように
「っ!これは...破戒すべき全ての符!?」
何故ここに?まさか、いやそんなはずはない
だって他にも宝具はあるのだから
「珍しく...否、まさか人がこようとは。さていったいどんな用かな?」
「どんな用っていやこれは俺の夢だろ?」
「夢..か、確かにここは理想の果て、えがいた夢だろう。だが現実だ。君が誰かは知らない。目的も、いやなにただ君が本当に用がないのか聞きたくてね...どうやら本当に何も知らないようだな」
淡々と喋っていく赤い外套を着た男
俺の夢...に出るって事はこの人も英霊なのか?
「ふむ、どうやら私には君の思っている事が伝わるようだ。この場所は話し合いのために設けられた場所か、そして英霊なのか、にはイエスと答えよう」
心の中が読まれる...いい気はしないが話が早くて済む。
「何故...今になってこんな事が?」
「それは私にもわからない。先ずは君の来歴を聞かせてもらわないと。なにどうせ覚める夢だ。聞かれても誰かに言うなどと馬鹿な真似はしないさ」
「....俺は」
話した。ゼロの事、魔法の事、クラスカードの事、そして名前を
「衛宮...総刃?ふむ、だいたいわかったよ。君が何者なのか」
!?これだけで俺がどんな人間かわかったって言うのか!?
「いや、どんな人間か、は無理だが世界にどんな影響を与えてるか...は分かる。だがそれは自分で気づくべきだ。そしてこの状況、言ってみれば私と言う英霊の座に介入した事だが君の交差が原因だろう」
「交差が?確かに英霊の力を自分に宿らせる物だけどそこまですごい物じゃ」
「逆だ。すごいではなくまずい物だ。君は君と言う存在を侵食されている。それを防ぐには特別な訓練が必要だ。それも可能性の低い物だ」
たとえ低くてもみんなの力になれるならいい
「はぁ、君は誰かの力になりたい...と思ってるのか?」
「?、そりゃ誰かを助けられたらそれでいいし...それに俺はイリヤを守らなきゃならない。美遊もだ。大切な友達を守る...その力が欲しい」
「なるほど、これは確かに一種の病気かもしれないがあの小僧よりはましか」
小僧?俺の事じゃなけりゃ誰の事だ?
「こっちの話だ、よしならば特訓を始めよう。と言っても君の世界での朝まであと三時間足らず、それでは身につけられないだろう。だからこれから来るためにはこの世界を思い浮かべながら寝るといい。恐らくそれで来れるだろう。さぁ時間が惜しい、始めようか」
そういって始めた特訓は己の自我を留める特訓
いつ、どんな時でも自分を忘れないための
「は!」
朝....もう7時か。早く起きないと
それにしても寝た気がしないな
「行ってきまーす」
家を出る、イリヤは美遊に任せた
別に一緒に登校する理由もないししたらしたで男子に睨まれるしで特がない
.....
「ゼロ、寝てる間何かあったか?」
[?、いや普通に眠っていたぞ、特にうなされてたわけでもないし]
「そうか」
あれは夢、それとも現実か。そんな事を考えながら登校する
「海行こうぜー!うみーー!」
「ん?何の話?」
「夏休みの予定だよ、まだ4月半ばで海なんてまだまだ先なのに」
「海?海に行って何をするの?」
「何って泳ぐに決まってんだろが!あスク水は禁止な!各自最高にエロい水着持参で!うっひゃあああ!」
いやそれは俺が困る。というか本当に早い話だな。後2ヶ月ちょっとはあるぞ夏休みまで。まぁ月日なんて直ぐに過ぎ去る物だけど
「ミユ...もしかして海行ったことないとか?」
無言で頷く美遊、そうか。海に行ったことないかー、まぁルヴィアさんの所に居候というかエーデルフェルト家に入ったくらいだし何か理由でもあるんだろう。親に捨てられた...は言い過ぎか。美遊ほどの子を捨てる親なんていないだろう
「じゃあ一緒に行こうよ美遊さん!」
「あんたのことだから泳ぎも速いんだろ?せっかく海が近いんだし行かなきゃ損だよ!」
「イ、イリヤと総刃が行くなら...」
「うん!みんなで行こうね!ね、ソウ」
「あぁ、せっかくだし楽しんだらいいだろう、
まだまだ先の話だが」
(((((それを言ったら台無しだろうが)))))
「でも早めに予定を経てるのは悪くない」
「俺は海鳴市に用があるから」
「?、随分また急だな。」
「まぁな。お前達には関係のない話だよ。じゃあな」
「なんだよ総刃の野郎!つれないやつだな!」
「うーん、ソウがいると女子会ができないって言うか」
「けど仲間はずれはよくないと思うよ」
まだ聞こえてるんだが。はぁさっさと用事を済ませて帰るか
俺は飛んで予定の場所に行く
「総刃さーん!」
「お、来たな。ほら」
そう言って取り出すのはジュエルシード
偶々今朝拾ったってだけだ
今日はイベントが盛りだくさんだな
「ありがとうございます!」
「いやいや、危険な物だし当たり前の事をしてるだけだから。それじゃ俺はこれで」
「もう行っちゃうんですか?」
「用もないしな」
「なら翠屋に来て下さい!お礼させて欲しいんで!」
翠屋か。確かに悪くないな。どうせ帰ってもやる事ないしいいか。
「いいぞ」
「そ、それじゃあ早速!」
そう言って先を進むなのは。俺はただそれについていくだけ。交差は危険...か。なら俺に何が残ってるんだ?
そしてこの時イリヤ達と一緒にいれば運命はきっと変わっていただろう
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