真・恋姫†無双 リウイ戦記
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二十二話
前書き
リウイって今は歴代主人公の中で一番の金持ちかもしれませんが、元々はミルスの下町育ち何ですよね、幼少の育ちが一番悪いはずなのに、あのオーラはなんでしょう。
月は華々しく即位し皇帝となった。
首都の長安では三日に渡り宴を催し民衆も祝賀で盛り上がっていた
それからしばらくして、各位の役職が任命された
リウイは太師の任に付き軍務を統括していたファーミシルスは董卓軍の軍権を返還し改めてリウイの臣となった。
その月の一連の行動に対して袁術は歯噛みして悔しがったが前回の敗戦からまだ立て直しができず指を咥えて見ているだけだった。
「あの成り上がりめ、わらわを差し置いて帝を名乗りおって。いつか打ち取ってやるのじゃ」
それに対して張勲は宥めるように袁術を励ました
「とりあえず徐州を手に入れたからいいじゃないですか。そして南方の国を手に入れてから董卓を倒しましょう」
「そうじゃな、ではさっさと支度するのじゃ」
「わかりました~」
そうして袁術は徐州経営に力を注ぎ月との戦いに備えようとしたが、先の戦いの董卓軍への恐怖感から募兵は芳しくなかった
その一連の動きを見ていたリウイは妙案を思いつき。ファーミシルス、パイモンと共に行動に移った
手始めに袁術、張勲の側近を唆し徐州から得た資産と溜め込んでいた私財を使い。まず傭兵を雇い兵を集め、民を強引にかき集め軍を立て直すように献策した。張勲はその事を良案だと思い、袁術に意見を述べた。袁術は喜び直ぐに実行させた。
その後リウイは自身の合成兵団を袁術の城に送り込み、傭兵として雇わせた。
そうしての布告からしばらくして袁術の本拠地には十万人を超えるの傭兵と徴兵兵が集まってきた、そしてその全ての兵を袁術の直属軍とし配下の諸将に対する威圧とし。更に各位に人質を出す様に要求し、逆らう者を討伐し、奪い取った領土は袁術の直轄地に置かれ、袁術の独裁体制を強化するように進めた。それら全ての作業が終わった後、袁術は南方攻略に出陣した。
その一連の行動を見ていたリウイらは呆れを通り越して哀れさを感じていた
「こちらから仕掛けたのですが、まさかあんなにあっさり実行するとは…」
「袁紹といい袁術といい、人間族の名族の者とはああいうものなのでしょうか?」
「私が見てきた人間族の貴族とは大体がああいった者達でしたよ」
「せめて、メンフィルではその様な者が出ないように最善を尽くそう」
話が終わった後リウイはパイモンに
「パイモン例の武器の生産は間に合うか」
「はい。あとは調合するだけです、入手に手が掛かりましたが珀さんの交易ルートで無事手に入れられました」
「そうか。念の為、月とその周りだけにこの事を教えておけ。今回の兵器はスナイダーの比では無いと言っていたからな」
「承知しました。この世界は神の干渉がありませんが、それでも製造法は秘匿した方がいいでしょうからね」
「この世界では私は大規模な魔法は使えませんので申し訳ないです…」
自虐的になっているぺテレーネにリウイは頭を撫で励ました
「例えどんな状況に置かれても、お前は俺に尽くしてくれている。それだけでもお前は俺の優秀な配下だ。自信を持て」
「そうよ、ぺテレーネ。それに貴女は指揮官としても有能だわ。自分に自信を持ちなさい」
「はい!ありがとうございます。ご主人様、ファーミシルス様」
後書き
・・・・今更の設定ですがパイモン、エヴリーヌと違ってぺテはこの世界ではアーライナの恩恵がほとんど得られないので自身の不老不死を保つ為に大規模な魔術を使うのをリウイから禁止されています。
もう少し早く書けば良かった
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