詩集「Variationen」
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太陽の瞳
天(ソラ)に溢れる眩しい光
春の風に運ばれて来る
清々しい花の香りは
在りし日の恋の想い出
瞳を閉ざし思い出す
あの頃の暖かな陽射し
楽しい思い出だけじゃないけど
心なしか笑みが零れた
誰に話すあてもないのに
記憶の淵を流離う想い
いつしか空を見上げれば
あの懐かしい…太陽の瞳…
どこへともなく飛び立つ小鳥
広大な空を気儘に行く
どんな世界が見えるんだろう?
きっと歪んだ人間模様
カーテン越しの淡い光
風に揺らめく小さな想い
残されたものは少ないけど
ゆっくりでいい 未来(アシタ)へ繋ぐよ…
この痛み いつか優しく
想い出せることが出来るよう
祈るように青空見上げたら
あの懐かしい…太陽の瞳…
君に伝えることのない言葉
光の中、散らばってゆく
今日も思い出降り注ぐような
あの懐かしい…太陽の瞳…
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