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ポケットモンスター アクア

作者:港龍香
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兎の贈り物
  届いた愛

さ「・・・・ここだな」

どうやら敵の本拠地についたようです

あ「見張りは・・・意外と少ないね」

さ「先に止めてしまった人にも勧誘してるからな・・・人員不足なんだろうよ」

あ「これなら強行突破する?」

さ「まぁ まて 中に沢山いるかもしれないだろ お前なんで策士っぽいのに力押しするんだよ」

あ「いやぁ だって見た感じ全員弱そうだしさー」

まぁ弱い相手はとりあえず強行突破ですよね

あ「とりあえずはここで待機?」

さ「中の様子を探れたらな・・・」

あ「リンカさん達に電話は?」

さ「あの人たち外に配備されてるから中の状況わからないと言ってたぞ」

あ「うーんそれは困ったねー」

とその瞬間 招集されるかのように外の警備が薄くなった

さ「・・・・?なんだ 一気に少なくなったな」

あ「中に敵は多いけど 今なら強行突破しなくてもいけそうだね」

さ「じゃ行くか 合わせろよ」

あ「もちろん」

と二人は息を殺し 入口に立っている見張りに近づく

そこで見張りを無効化し 敵の本拠地に乗り込んだのだ

あ「まずはこの建物の構造をしらないとなー」

さ「それからいそうなところをしらみつぶしだな」

あ「だねー」

リ「それには必要ないわ」

と目の前にリンカさんとジョーカーさんが現れる

ジ「ここを右に曲がったところの突き当たりの部屋にいる 招集がかかってるから研究室も手薄なはずだ」

あ「ありがとうございます」

さ「・・・本当ありがとうございます」

リ「お礼ならあとで何度でも聞くから早くいってあげなさいな」

さ「・・・はい!!」

とその研究室に向かう2人

あ「っとここだね・・・・話し声の感じは・・・数人いるって感じかな」

さ「制圧できそうな人数か?」

あ「うーん わかんない 少なく見積もって10人はいると思うよ まぁいけるか」

さ「だな」

あ「じゃ いくよ」

あゆむくんがドアを一斉にひらき ラグラージで攪乱しているなか

さいがくんがひっそりと ちひろとなみかちゃんのそばに行き 助け出そうとしています

一切そんな会話してないのに なんというコンビネーションなんでしょうこの人たち

さ「これで・・・どうだ」

とカプセルの中にいた 二人が解放されました

さ「助け出せたぞ!!」

あ「おっけー! それじゃこれでっと」

いつの間にかあつめて縛ってある この中にいた研究員 仕事が早いですねー

あ「あとは無事ここを脱出することだね」

さ「バレてないといいんだけどなー」

と走っていると 案の定潜入がバレていて前には敵が

さ「そんな簡単にはいかないか ロトム でんきショック!!」

あ「だねー ヘルガー 火の粉!」

入口まで逃げて

さ「さて 外に敵はいるか・・・?」

あ「さー・・・どうだろうね 予想できないねー」

勢いよくあけると 大勢いるわけでもなく 一人の人間がいた

さ「・・・ミハセ・・・」

ミ「やあ 君たちが来ることはわかってたけど まさかこんな早く来るなんてねー それは予想外だよ でも勝手に連れ戻さないでくれるかなぁ まだ僕の実験が終わってないのにさ」

さ「知るかよ 連れさらわれた友人を助け出すのは普通だろ」

ミ「あー ハイハイ そんな青臭いのいいからさー 早く 渡してよ それとも4人とも一緒にいる? そしたら誰も助けにこないしね」

あ「誰も助けにこないかもしれないけど 自力で破るかもしれないよ? なみかやちひろはともかく 僕たちの位置はちょっと違うからさ」

ミ「そうみたいだね・・・じゃ とりあえずは気絶させて・・・」

させないよ

ミ「!?」

ブ「そうはさせない これからのストーリー上ね」

あ「ブルク・・・!?」

さ「なんでお前が・・・」

ミハセの装置を奪って僕は言った

ブ「まっ ちょっとしたいことがあってねー」

そうそう したいこと というかやらないといけないこと

それにはあゆむくん なみかちゃん ちひろ さいがくん そしてミハセが必要になるし

ミ「伝説のポケモン・・・へぇ喋れるんだ」

ブ「うん 僕は人間をベースに生まれたポケモンだからね で ミハセ 君がやろうとしていること・・・フィアブイズの復活は無理だよ」

ミ「・・・・なんでそう言い切れるんだよ」

ブ「人間の復活と同じ原理さ フィアブイズそのものを作ったところで あゆむくん達にあげた体の一部意外にも 色々と欠けるものがある なにも宿らない ただのフィアブイズの形をした何かさ」

そう成功したとしても 知識 愛 友達 力 怒り 優しさを持たないただの普通のポケモンだ

あの伝説のポケモンだったフィアブイズは復活しないんだよ

ミ「・・・・っそ まぁ出来るかどうかもただの仮説だし 伝説のポケモンにそんな説得されたら諦めるを得ないでしょ で 何しにここにきたの?」

ブ「そうそう 君にポケモンを作ってもらいたくてね」

というと さいがくんがロトムで攻撃をしてきた

さ「お前さっきまで ポケモン作っちゃいけないって言ったばかりなのに何言ってるんだよ!!」

ブ「別につくっちゃいけないって言ってないさ 作っても無意味だよとしかいってないよ しかもこれは君たちに関係することだ 君たちフィアブイズの体受け取ったのはいいけど その力大きすぎるんだよ」

だから ちょっとずつその力をとって 新しいポケモンを作るのさ

今のミハセの実力なら 多分上手くいくだろう

ブ「だからそこの伸びてる二人 起こしてくれる?」

あ「うん わかった ほらなみか起きて?」

と起こすもなみかちゃんは起きず 

それに悟ったあゆむくんは耳元で何かを囁くと

なみかちゃんの目は覚醒したかとごとく勢いよく開け 起きた

ちひろはというと

ち「あと・・・5分でいいから・・・」

なんでそんな典型的な寝言を言ってるのさ

あ「こんなときはさいが あれだよ! ちひろの目を覚ますために一発どーんと!」

さ「お前の目を覚まさせてやろうか?」

さいがくんは手をグーに変え 今にもあゆむくんに殴りかかろうとしている

あ「仕方ないなぁ それじゃあ僕がとっておきを使ってあげるよ」

となみかちゃんと同じ方法でちひろに何かをいうと

同じ反応でちひろは起きた

あ「おはよう ちひろ なみか」

な「あゆむ・・・あれは・・・」

ち「・・・・悪魔め・・・!!」

あ「まぁまぁ とりあえずふたりが寝てる間に・・・」

~説明中~

ち「へー・・・なるほどねー」

な「やっぱりフィアちゃんを作ることはできないんだね・・・」

ブ「うん できないよ 珍しいね そんな推測いつ立ててたの?」

ずっと見てたはずだけど どこでもそんなこと言ってないのになぁ

な「夢のなかでフィアちゃんがそう言ってたから・・・」

あー なるほど 夢だから半信半疑だったわけだね 

あ「なみか・・・・フィアブイズと夢で会ってるのかい?」

な「へ? あ うん 時々だけど・・・」

あ「そう・・・」

びっくりしすぎて唖然としているね3人とも いや・・・もうひとりも・・か

ミ「・・・その準備をやればいいんだろう なら今すぐにでもできる」

ブ「そう? ならやってもらえる?」

さすが人間 過去にミュウツーを作ったぐらいの科学力は健在だね

今すぐって本当すごいね

ミ「こっちにこい なにも今回はいやらしい事は何もしない」

ち「いやらしい事ってどんなことするつもりだったの・・・」

ミ「・・・ふっ お前たちの想像に任せるよ」

というとちひろの顔は青ざめた

で なんやかんや色々あって数日後

ミ「完成だ」

とミハセは両手いっぱいのポケモンを見せてきた

ミ「デザインセンスはないから見た目はフィアブイズに似せるようにした」

あ「見たことあったの?」

ミ「協力者がいたからな」

そういうと 3人とも一気になみかちゃんを見た

な「ななななんで私をみるの!?」

さ「いや 俺画力ないし 小さい頃だから記憶曖昧だし・・・」

あ&ち「「だって僕(私)書いてないし」」

な「確かにそうだけど迷いがないよっ!」

まぁまぁ ポケモンのことになるとなんでもできるなみかちゃん

君の絵は今も立派にミハセの部屋に飾ってあるよ

しかも激ウマ

おっと 大きな声を出すから 新しいフィアブイズ似のポケモンが起きたようだね

ミ「ほら お前たちが持ってろ 僕はこれでもう満足だからな」

さ「・・・・これでいいのか?」

ミ「あぁ ポケモンを復活する自体が夢物語なのは知っていたしな 僕は一度でいいからフィアブイズを見てみたかったのさ しかもどこかの誰かのおかげで毎日見れるしな」

とまた3人はなみかちゃんの方をみて ミハセの方に視線がもどる

あ「なにそれちょっと見せてよ」

ミ「やだ」

ち「いーじーわーるー」

ミ「そう言って無くされても困る もう二度と描かないと思うからな」

さ「確かに一理あるが・・・」

な「私抜きで話進めないでよぉ・・・」

泣きながらツッコミを入れるなみかちゃん

微笑ましいねぇ

「ふぃあーふぃー!」

おおっと 新しいポケモンを忘れるところだったね

あ「そうだそれより この子一体誰の手持ちにする?」

ち「定石でいえば・・・」

さ「・・・そうだな・・・」

あ「ということで はい なみか」

とそのポケモンはなみかに差し出される

な「・・・え・・・いいの?」

ち「だってフィーちゃんと仲良かったのお兄ちゃんかなみか姉ちゃんだし」

あ「しかもその子はなみかのことが好きみたいだしね」

さ「大切にしてやれよ」

な「・・・・うん・・・!!」

なみかちゃんは嬉し涙をこぼし 笑いながらそのポケモンを抱きしめた

あ「名前どうしよっか?」

ち「そういえばそうだね!!」

ミ「簡単に『ミニフィア』でいいんじゃないか?」

ち「ミニフィアブイズって言いたいだろうけどそれ ミニフィギュアにも聞こえるぞ・・・」

ち「しかもどうせなら自分たちの名前も入れちゃおうよ!」

さ「どうやってだよ・・・」

議論が進みに進み・・・なみかちゃんがボソっと

な「フィアイ・・・ってどうかな?」

ミ「いい名前だけど・・・なんでそんな名前になったの?」

な「あゆむ ちーちゃん さいがくん 私でローマ字に書き直すと4人に共通した文字は一個もないんだけど AとIが一番多く含んでいるの」

あ「なるほど・・・それでフィアイね・・・いいんじゃない? 僕は異論無し」

さ「俺も」

ち「私もー!!」

ミ「それじゃ決定だな」

どうやらその子の名前は『フィアイ』に決まったみたいだね 

うん 僕もいい名前だと思うよ

それでは これはおまけだよ

な「あれ・・・? 図鑑?えっと・・・ フィアイ 超進化ポケモン ノーマルタイプ フィアブイズの体の一部を繋げて作った別個体 オリジナルの能力を引き継いではいるが劣る 4人の子供と1匹のポケモンとの種別を超えた証・・・だって フィアイちゃん」

「ふぃあー!」

フィアイは喜びながらなみかちゃんに抱きついた

ち「それじゃ フィアイ誕生を祝して私の別荘でパーティーと行こうじゃないかー!!」

ミ「お前たちはいつもそのテンションなのか・・・」

とミハセが帰ろうとすると なみかちゃんが引き止め

な「一緒に行こうよ フィアイちゃんが生まれたのはあなたのおかげだし!」

ミ「いや・・・そういう騒がしいのは・・・」

あ「そうだね ミハセのおかげだね なにがなんといおうと 強制参加だね」

と悪い笑顔でミハセを強引に連れて行くあゆむくん

さ「お前絶対 なみかを連れて行ったからって仕返しのつもりだろ」

あ「うん そうだけど さいがも手伝ってくれる・」

さ「・・・そうだなー・・・」

うん 君も仕返しだね ちひろを連れ去ったから

まぁ ともかく そうして 5人とも楽しんで パーティーをやっていったのでした・・・・

~END~ 
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