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Blue Rose

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第五十二話 その手に幸せをその二

「そうしていったらね」
「二日酔いじゃなくなってる」
「そういうことね」
「そう、お家じゃお湯に入るでしょ」
 家での二日酔い解消の話もだ、優花はした。
「それで汗かいてね」
「水風呂ないわよね、お家だと」
「じゃあどうするの?」
「冷たいお水のシャワー浴びるの」
 優花は自分の汗を見つつ話した。汗はさらに流れている。
「そうして冷やすの」
「あっ、そうするのね」
「シャワーで身体冷やすのね」
「そうしてまた湯舟に入るのね」
「そうするのね」
「そう、十分位入ってシャワー浴びてまた十分位入るの」 
 入る時間の話もした。
「三回位湯舟に入ってるとどんな重い二日酔いも解消されてるわ」
「今みたいな二日酔いでも」
「お家でも解消出来るのね」
「そうしたお風呂の入り方したら」
「そう、大人になったら飲む機会が出来るけれど」
 今回の様にというのだ。
「こうしてお酒抜く方法覚えてたら楽よ」
「そういえば」
 一人の娘が優花の言葉を聞いて言った。
「うちのお父さん朝のお味噌汁がいいって言ってたわ」
「あっ、お味噌汁ね」
「特にしじみが」
「よく言われてるわね」
「あれも本当にいいのかしら」
「ええ。かなりいいわ」
 優花はこのことにも答えた。
「二日酔いがかなりよくなるの」
「そうなのね」
「あとコーヒーもいいから、水分は全台的にいいの」
「じゃあ二日酔いの時は朝は」
「そう、お水を沢山飲んだらね」 
 それでというのだ。
「かなりましになるの」
「じゃあお風呂に入られない時は」
「お水を飲めばいいの」
 沢山のそれをというのだ。
「そうすれば頭が痛いのもなおるし」
「お薬もあるわね」
 別の娘はこちらを話に出した。
「二日酔いの」
「あるわね、ただ私はお薬は」
「飲まないの」
「そうなの」
「嫌いなの?お薬」
「あまりお薬に頼ったらよくないから」
 だからだというのだ。
「それでなの」
「二日酔いのお薬はなの」
「飲まない様にしてるの」 
「じゃあお風呂とかお水で」
「よく解消してるわ」
 こう話すのだった、そしてここで一人がもう出ようと言って優花達は水風呂に入った。すると誰もがだった。
「うっ、何かね」
「強烈に冷えてね」
「二日酔いが実際にね」
「消えていく感じするわ」
「サウナにいた時よりも」
「これを繰り返したらね」
 優花も酒が抜けていく感覚に気持ちよささえ感じつつ話した。 
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