機動戦士インフィニット・ストラトスF91
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ヴェスバー
ローラさんが落とされた?!
{セシリー!少尉がやったみたいにサーベルを回せ!}
{そんなので落とせますの?}
{あいつらISに向かって寄ってきてるんだ!}
{分かりましたわ!}
レーザーサーベルを回しながら、島の上を飛び回る。
「もっとだ!もっとこい!」
{シーブック!これではキリがありませんわ!}
{あと少しだ!もう少しで!}
段々とバグの数が減ってきた。
サーベルを回すのを止め、1つ1つずつ丁寧に斬りさばいていく。
「よし、これで最後!」
{シーブック!クロスボーンですわ!}
レーダーを見ると、5機の反応。1機がISのビギナ・ギナで、あとはパワードスーツのデナン・ゲー。デナン・ゲー達が三連装ミサイルを斉射してくる。
{セシリー、指揮官機をやってくれ!}
{了解ですわ!}
今まで、使わなかった武器、ヴェスバーを展開する。背中から、左脇に降り、トリガーが展開する。
ppppppppp、pi、pi、pi!
ロックオン、高収束のビームを撃ちこむ....
先頭のデナン・ゲーは、爆発を起こした。
「ち、超スーパーすげぇどすばい...」
これが...世界初のビーム兵器の威力...。
ppppp、pi!
もう1機にも照準が合う。
ppppp、pi!
右側のヴェスバーも展開、別の敵にロックオンする。
トリガーを引く。
高収束のビームの光が残像として残り、一筋の爆発への道となった。
4機撃墜、残る1機は逃げようと向きを変えている。
「逃がすか!」
ビームシールドを展開、ビームの部分をバックパックに当てる。
{やめろぉっ!}
{お前らが攻めてきたんだろ!}
{うわぁぁァぁァ?!}
「ハァ....はぁ...せ、セシリーは?」
セシリーのいる方向をみると、ビギナ・ギナが落とされるところが見えた。
幅寄せして、接触回線を開く。
{無事か?}
{えぇ、問題ないですわ。}
{二人とも、ローラ少尉の機体を確認してきて下さい。}
{了解です、レアリーさん。行こう、セシリー。}
{えぇ。}
ローラさんの墜ちた池をハイパーセンサーで確認する。
{セシリー、見つかった?!}
{シーブック...あそこ、ですわ...}
{あそ....ローラさん!}
セシリーの指す場所は砂地になっている部分。
そこには、完全に破壊されたヘビーガンの装甲と....ローラさんが倒れていた。
ガンダムを降りて、走る。
「ローラさん...ローラさん!」
「ミンミさん...ローラ少尉は?」
「艦長...その、今目を覚ましたところなんですけど...」
「そう...心にきついものが?」
「みたいです。」
「シーブックとセシリアさんには?」
「伝えない方が良いと思います。戦闘に支障が出るかもしれないですからね。」
「では、そのようにします。...少尉を、お願いします。」
「はい。」
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