特別号 密着取材!ひーちゃんの秘密に迫る
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
決着
九桐「們天丸と火邑はともかく…奈涸と蓬莱寺、師匠は手強いな」
九桐「俺もそろそろ本気を出すときか…」
九桐『聖応現』
小鈴「…まずいよ藍!このままじゃひーちゃんが負けちゃう!」
藍「勝ち負けよりもうこんなこと辞めさせないと…」
小鈴「ここまで来てあのおバカたちが辞めるわけないよ」
小鈴「そんなことよりひーちゃんを助けないと!」
藍「ど、どういうこと?」
小鈴「京悟が初めに言ったこと覚えてる?」
藍「確か負けたら大事なものを勝った人にあげる…とか」
藍「勝った人は負けた人に命令できる…だったかしら」
小鈴「今一番優勢なのは奈涸さん、次に京悟と九桐さんが同じくらい」
小鈴「ひーちゃんは特攻向きの技ばっかりでかなり不利な状況…」
小鈴「このままじゃひーちゃんが骨董品店に永久就職しちゃう!」
藍「!」
小鈴「そして縮まる涼里さんとの距離…」
藍「!!」
小鈴「もしかしたら奈涸さんとの距離かも…」
藍「」
小鈴「そうなる前にひーちゃんを助けなくちゃ!」
藍「で、でもズルは良くないわ!」
小鈴「藍…このままひーちゃんが無理して喉を傷めてもいいの?」
藍「!」
小鈴「他三人は痛みを和らげる技を使っている…」
小鈴「でもひーちゃんがやっていることはただ氣を回復するだけ…」
小鈴「ひーちゃんだけやせ我慢をしている状況なんだよ!」
藍「!」
小鈴「今のひーちゃんには藍の力が必要なんだヨ!」
藍「…!私の力が…」
桔梗(うちの火邑と們天丸、それと梅月のことすっかり忘れてるね)
藍(龍斗…私の力を受け取って…)
藍『天使の光』
龍斗<悩>
龍斗<愛>
龍斗「行くよ―――」ズルズルズルッ
奈涸「…!面白い…!」
京悟「なんでェ一体!?」
九桐「なんだと!」
小鈴「ついに一騎打ちか…」
小鈴「藍だけに任せちゃいられないよネ!」
小鈴「涼里さんちょっと聴いて良い?」
涼里「どうかしましたか?」
小鈴「ひーちゃんとはどこまでヤッたの?」
涼里「」
奈涸「ぶッふォ!」ゴバッ
龍斗<無>ピタ
奈涸「」ガクガクッ
涼里「――あ、兄上!」
小鈴「奈涸さんは瀕死だし他二人ももう限界…」
九角「ふむ…これは龍の勝利だな」
小鈴「やったー!」
ページ上へ戻る