特別号 密着取材!ひーちゃんの秘密に迫る
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男衆その弐
ガラガラ
「…邪魔するぞ」
「……む」
壬生「なんだ賑やかだな」
弥勒「…いつもは空いているのだが、今日は君が居るからだな」
龍斗<友>
京悟「なんか珍しい組み合わせだな」
弥勒「…ふ、俺たちも急に蕎麦が食いたくなってな」
京悟「それにしても店で蕎麦って感じはしねェ面子が集まってんなァ」
壬生「俺自身不思議に思う。こうして人の輪の中で飯を食おうなどと」
桔梗「難しいことは良いじゃないのさ」
桔梗「あたしらだって龍閃組と仲良く食卓囲むだなんて考えたこともなかったよ」
弥勒「巡り合わせとは面白いものだ」
壬生「ふッ…これもみんなお前のおかげだな」
龍斗<悩>
壬生「自覚はないか…それでも、俺が変わったのはやはりお前のおかげなのだろう」
壬生「俺だけでは無さそうだがな」
京悟「おいおい…ここ蕎麦屋だぞ」
小鈴「ひーちゃん空間恐るべし…」
カラカラ
「失礼しやすよ」
支奴「おやおや、これはこれは皆さんお揃いで」
支奴「―――こんちまたまた、龍さんもお食事ですかい?」
龍斗<同>
支奴「ほいじゃあちきとおんなじだ。ご相伴あずかりますよ」
龍斗<友>
京悟「支奴がここで飯なんて珍しいな」
京悟「結構通ってるがこうして会うのは初めてじゃねェか?」
支奴「ええまあ、あちきも例の瓦版を拝見しやしてね
支奴「何だか無性にここで飯を食べたくなったんですよ」
京悟「おいおい、すげェなひーちゃんの影響力。それともお杏の書いた瓦版か?」
支奴「両方じゃないでしょうかねえ?実に美味そうに書いてありやしたし」
支奴「見てたら段々と龍さんが喜んで食ってる姿が浮かんできやしてね」
京悟「ひーちゃんは美味そうに食うからなァ」
龍斗<喜>
カラカラ
「お邪魔します」
「うおおおお!腹減ったァ!」
武流「あれ?たーさん!?」
十郎太「おお!?リーダーじゃねェか!?」
龍斗<友>
武流「普段どんな場所で食事してんのか気になって来てみたら…」
十郎太「まさか花音が働いてるトコだったとはなァ!」
龍斗<喜>
京悟「騒々しさが三割増しだな…」
武流「す、すいません」
十郎太「なんでェちっとくらい賑やかな方が楽しいじゃねえかッ!?」
支奴「賑やかという程度じゃないと思うんですがねえ」
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