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ラブライブ!×仮面ライダー ーArisa's Paradoxー

作者:ribbons00g
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第1章 出会い
  第1話 青年との出会い

 
前書き
今回は亜里沙主役のラブライブ!と仮面ライダーのコラボ作品です。

では、始まります。 

 
東京のとある中学校にて・・・・・・

女子生徒A「絢瀬、今日はこれぐらいで勘弁してあげるよ」

絢瀬「・・・・・・」

この学校の生徒の1人である絢瀬亜里沙は、この日も同級生の女子生徒から、水をかけられるいじめを受けていた。

放課後になり、亜里沙は家に戻る。

亜里沙「ただいま・・・・・・」

亜里沙は家に帰るが、家には誰もいなかった。

亜里沙(お姉ちゃんたち、今日もいないんだ)

亜里沙は家に帰っても、姉の絵里や両親の帰りが遅く、いつも1人でいる。また、帰ってきたとしても、家族間との会話が少なく、亜里沙が話しかけても『後で』と言われ、きちんと話してくれない。そのため、いじめのことをきちんと相談できないでいる。

翌日、亜里沙は学校へ向かうが、その足取りは重かった。

学校に到着し、自分の教室に向かうと、教室に入った瞬間、消しゴムを投げつけられ、亜里沙の頬に命中する。

女子生徒B「おっ、当たった!!」

女子生徒A「すごいわ。絢瀬の顔に当たった」

亜里沙「ねえ、どうして私をいじめるの!!」

女子生徒A「ああん?お前の姿を見ているだけでむかつくんだよ。この金髪女!!」

女子生徒C「ハーフだが、クォーターだか知らないが、あんたの存在そのものが気に入らないんだよ!!」

女子生徒B「ほんと、早く死んでほしいわ」

亜里沙「そんな・・・・・・」

そのあとも、亜里沙はいじめを受け続け、授業が終わり昼休みになっても、亜里沙へのいじめは続いた。

そして放課後、亜里沙は足早に学校を出て、川沿いにあるベンチに、下を向きながら座っていた。

亜里沙「どうして・・・・・・私が何をしたっていうの・・・・・・」

自分がいじめられている理由がわからず、亜里沙の心はどんどん追いつめられていく。

亜里沙「もう嫌・・・・・・死にたい・・・・・・」

???「そんなんで、終わりにするなよ」

亜里沙「はっ!!誰!!」

後ろから声がしたのに気づき、亜里沙は後ろを見る。そこには、1人の青年がいた。

???「そんなに驚くなよ。俺はお前と話をしに来ただけだ」

亜里沙「あ、あなたは!?」

パラド「俺はパラド。安心したまえ、俺はお前の味方だ」

亜里沙「味方って・・・・・・でも、どうせあなたも・・・・・・」

度重なるいじめを受けたことやパラドが初対面の相手であることから、パラドを拒否しようとする。しかし、パラドはそんなことをお構いなしに話を続ける。

パラド「これは、イカサマプレイヤーに相当なことをされたようだな」

亜里沙「だって、みんなして私をいじめるのよ!!どうせ、あなただって私のことなんてちっぽけな存在にしか見てないのよ!!」

パラド「なら、もっと強くなって、奴らを見返してみろよ」

亜里沙「そんなこと言われたって、私にそんな力なんて・・・・・・」

突然、パラドは亜里沙の話を遮り、亜里沙にガシャットギアデュアルを渡し、亜里沙の手に持たせる。

パラド「強い力がほしいなら、このガシャットを使うといい。それで奴らをたたきのめせ。お前の運命を変えてみせろよ。虐げられる運命というものから」

そう告げた後、パラドは去ろうとする。だが、そのパラドを亜里沙が呼び止める。

亜里沙「待って!!」

パラド「まだ、何かあるのか?」

亜里沙「その、ありがとうございました!!あなたのおかげで、私、勇気が持てました!!」

パラド「そうか。そう言えば、お前の名前、まだ聞いてなかった」

亜里沙「私は亜里沙。絢瀬亜里沙です」

パラド「・・・・・・お前には期待しているよ。絢瀬亜里沙」

そう言った後、パラドは去っていき、それと同時に亜里沙も家路につく。

帰宅途中、亜里沙は目の前にあるものを見つける。

それは、人間ではなく怪物であった。その怪物の正体はペイント・ドーパントである。

亜里沙「か、怪物!?」

亜里沙は怪物を目の前にして、思わず後ずさりする。

ペイント・ドーパント「いい女だ。お前を私の絵画のコレクションにしてやろう」

亜里沙「嫌、来ないで・・・・・・」

ペイント・ドーパントから逃げようとする亜里沙だが、逃げ始めた瞬間に、亜里沙はつまずいて転倒してしまう。

だが、転倒したとき亜里沙の鞄からガシャットギアデュアルが出てくる。

亜里沙(そうだ、これを使えば・・・・・・)

亜里沙は閃いたのか、ガシャットギアデュアルを左手に持ち、立ち上がる。そして、亜里沙はペイント・ドーパントの方を見る。

亜里沙「今までの私は、今日で終わらせる!!この力で、強くなってみせる!!」

そう言った後、亜里沙はガシャットギアデュアルのダイヤルを右に回す。

《PERFECT PUZZLE!》

亜里沙がガシャットギアデュアルのダイヤルを右に回したことで、ゲームエリアが展開される。

《What's the next stage?》《What's the next stage?》

亜里沙「変身!!」

亜里沙はガシャットギアデュアルの起動スイッチを押した。

《デュアルアップ!》

《Get the glory in the chain. PERFECT PUZZLE!》

亜里沙は仮面ライダーパラドクス・パズルゲーマーレベル50に変身し、ガシャットギアデュアルをホルダーに装填した。

ペイント・ドーパント「な、何だ貴様は!!」

パラドクス「すごい、これが私・・・・・・」

ペイント・ドーパント「ええい!!これでもくらえ!!」

ペイント・ドーパントはパラドクスに向けて、赤色の絵の具を放つ。赤の絵の具は発火性のエネルギーで、火の攻撃がパラドクスに襲い掛かる。

パラドクス「こんなのに怖がってたら、強くなれない。ええい!!」

パラドクスは火を振り払い、ペイント・ドーパントにパンチやキックの攻撃を浴びせる。さらにパラドクスは周りにあるエナジーアイテムを集め、パズルのように並べ始める。そして、2つのエナジーアイテムを選択し、その効力がパラドクスに及ぶ。

《コーディング!》

《キック強化!》

その直後に、ペイント・ドーパントは緑と紫の色の絵の具のエネルギーを放つ。パラドクスはコーティングのエナジーアイテムの効果で、緑と紫の色の絵の具のエネルギーを弾き、ペイント・ドーパントに接近すると、エナジーアイテムで強化されたキック攻撃を放ち、ペイント・ドーパントを強く蹴り飛ばし、ダウンさせる。

パラドクス「一気に決める!!」

パラドクスはホルダーにセットされているガシャットギアデュアルを取り出し、ダイヤルを一旦左に回した後、再び右に回し、ガシャットギアデュアルを再びホルダーに装填する。

《キメワザ!》

《デュアルガシャット!》

そのあと、パラドクスは高く飛翔し、キック攻撃を放つ。

《パーフェクトクリティカルコンボ!》

ペイント・ドーパントは数多くの色の絵の具のエネルギーをパラドクスに向けるが、パラドクスはすべてはじき返す。そして、キック攻撃はペイント・ドーパントに命中し、ペイント・ドーパントは大きく飛ばされる。

《オールクリア!》

その後、ペイント・ドーパントは爆発し、不良の男の姿になり、ペイントのガイアメモリも破壊され、砕け散った。

《GAME CLEAR!》

パラドクス「・・・・・・」

パラドクスは変身を解除し、亜里沙の姿に戻った後、無言で立ち去り、ペイント・ドーパントに変身していた不良の男は、数分後に警察に逮捕された。

帰り道、亜里沙はパラドからもらったガシャットギアデュアルを見つめていた。

亜里沙(私、強くなってみせる。ほかの誰よりも)

亜里沙は決意を固め、家に帰っていった。 
 

 
後書き
今回登場したオリジナルドーパント
・ペイント・ドーパント
 仮面ライダードライブに登場するペイントロイミュードの姿をしたドーパント。
 能力はペイントロイミュードと変化はない。

さあ、亜里沙が仮面ライダーパラドクスに変身しました。

いじめられっ子だった亜里沙が、パラドクスの力を手にしたことで本格的な逆襲が始まります。

そして、パラドの動向も注目ですね。

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それでは、次回をお楽しみに
 
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