ドリトル先生と沖縄の蛇達
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第十二幕その三
「いや、ここまでね」
「長い旅だったね」
「長く楽しい旅」
「それだったね」
「そうだったね」
実際にと答えた先生でした。
「今回の旅もね」
「うん、沖縄よかったよ」
「また行きたいね」
「そして色々なものを観て」
「色々なことも学びたいね」
「僕もそう思うよ、ここで思うことは」
それは何かといいますと。
「また沖縄に行きたい、だね」
「まさに」
「そうなんだね」
「僕達もそう思うよ」
「またね」
「そうだね、それとね」
ここでこんなことをお話した先生でした。
「僕達はこれから大阪に入るけれど」
「それがどうかしたの?」
「大阪に入ることが」
「どうかしたの?」
「実は大阪には沖縄から移住した人が多いんだ」
皆にこのこともお話するのでした。
「あの街にはね」
「へえ、そうだったんだ」
「沖縄から来てる人が多いんだ」
「そうだったんだ」
「そうだよ」
実際にというのです。
「あの街は」
「意外だね」
「そうした街だったなんて」
「いや、ちょっとね」
「私達知らなかったわ」
「大阪はって」
「うん、だから大阪にはね」
この街にはというのです。
「沖縄文化も結構見られるんだ」
「じゃあ沖縄料理も」
「あれも食べられるんだね」
「そうなんだね」
「そうだよ、そちらのお料理もね」
大阪にはというのです。
「あるからね」
「じゃあ沖縄料理を食べたくなったら」
「大阪に行けばいいんだね」
「沖縄に行けなくても」
「僕達は」
「そうだよ、神戸から沖縄はすぐだからね」
まさに目と鼻の先です。
「沖縄料理を食べたくなったら」
「その時は」
「すぐに」
「そうだよ」
「何かね」
「そうだよね」
オシツオサレツが二つの頭で言います、自分同士でお話をして。
「すぐそこにも沖縄があるって」
「嬉しいね」
「うん、それじゃあね」
「大阪にも行きましょう」
チープサイドの家族もお話をします。
「沖縄料理を食べたくなったら」
「その時は」
「八条学園にも沖縄料理は一杯あるし」
ダブダブはこのことを言いました。
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