| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

魔法少女リリカルなのはVivid ーオーブ列伝ー

作者:末武克之
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第4話 灼熱のミッド

 
前書き
火ノ魔王獣 マガエンザン登場 

 
ヴィヴィオはアインハルトとリオとコロナと一緒に帰宅していた。

「それにしても暑いですね」

「はい灼熱熱波ですね」

ヴィヴィオとアインハルトはそう話をしていた。

「こんなに暑いと死にそうですよ」

「だよね」

リオとコロナはそう言って歩きながらヴィヴィオの家に向かっていた。



ーーーーー


ミッドの防衛軍は暑さに一人の隊員がだるそうにしていた。

「あっちー!」

それはチームのスーパーエースのアスカ・シンだった。

「あっ!アスカ!」

「よう、ガム!」

アスカはガムに片手を挙げて挨拶した。

「何してるんだ?」

「いや、ヨシダさんにメガバルカンの調整を頼まれたからそれをしてたんだ」

そうガムはアスカにメガバルカンを見せて言った。

「ヨシダさんか、俺あのおっさんとよく筋トレしてるぜ」

「そういえばよく筋トレしてたね」

ガムはそうアスカに言った。

「それより基地暑くないか?」

アスカはガムに聞いた。

「何か急激に上がったからスバル隊員とノーヴェ隊員がアイス買いに出掛けて行ったしね」

「アイスか、食べたくなるな」

「でも今はこの暑さをどうにかしないとね」

ガムとアスカは暑さに項垂れながら作戦室に向かった。


ーーーーー


ヴィヴィオ達はヴィヴィオの家で飲み物を飲んでいた。

「それにしても外暑かったね」

「うん、有り得ない暑さだったね」

リオとコロナはそんな話をしていた。

「この暑さは怪獣の仕業でしょうか?」

「それは無いかもですよ」

アインハルトの言葉にヴィヴィオは無いと言った。

「でもベルカの魔獣百科なら載ってるかもよ」

リオはそうヴィヴィオに言った。

「とりあえずテレビを観てみない?」

ヴィヴィオはテレビのボタンを押した。

『えっ、只今入った情報にミッドの上空に赤い火の玉が出現しました!火の玉の表面の暑さは1200度と推定されています!』

ニュースキャスターはそう言った。

「せっ、1200度!」

「普通に生物が放てる力じゃないよね!」

驚くヴィヴィオにコロナはそう言った。

「まさに灼熱熱波ですね」

アインハルトは真面目な顔で言った。

「ねぇ、見に行ってみようよ!」

「ダメだよ!この暑さの中外に出たら間違いなく死ぬよ!」

リオの提案にヴィヴィオはそう言った。

外の気温は50度普通なら死人が出てもおかしくない。


ーーーーー


ガイはゆっくりと歩きながら火の玉を見ていた。

「今度は火ノ魔王獣か!」

そう言ってガイは二枚のカードをケースから取り出した。

「ウルトラマンさん!」

[ウルトラマン!]

「シュワ!」

「ティガさん!」

[ウルトラマンティガ!]

「チャッ!」

「光の力、お借りします!」

[フュージョンUP!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!]

二人のウルトラマンが一つになりガイはウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンに変身した。



ーーーーー


ヴィヴィオ達は外に出て燃え盛る火の玉を見ていた。

「あっ!オーブだ!」

ヴィヴィオはオーブを見て空を見た。

オーブは手から水を出して火の玉を消火しようとしていた。

しかし火の玉の火が強く中々火は消えなかった。

「フッ!」

オーブは体の紫色の部分を光らせて何十人もの分身を作り出して必殺光線を放つ準備をした。

「スペリオン光線!!」

何十人もの分身から必殺光線が火の玉に直撃したが全く効いていなかった。

「そんな、オーブの技が効かないなんて」

「あの火の玉をどうにか出来れば!」

アインハルトはオーブの技が効かないことに驚きリオは火の玉を見た。

「シュワ!」

オーブは地面に着地して火の玉に向かって空の彼方まで運ぼうとした。

「いけ!オーブ!」

「そのまま別の宇宙の彼方まで持っていけ!」

コロナとリオはそうオーブに言った。

しかしオーブのカラータイマーは急に光始めてカラータイマーの光が無くなりそのまま地面に向かってオーブは落ちた。

「オーブ!」

「行こう!」

そう心配するアインハルトにヴィヴィオはオーブの落ちた場所に向かった。



ーーーーー


「ゲホゲホ!」

オーブの変身が解除したガイは咳をしながら地面に寝そべっていた。

「ジャグラー!」

「そんなものか?今のお前は?」

そう言ってジャグラーはガイの片手を掴みビルに向かって投げた。

ドゥウウウン

ガイは瓦礫と一緒に落ちてそのまま意識を失った。


ーーーーー


ヴィヴィオ達はオーブが落ちた場所に到着した。

「オーブが落ちたならこの場所の筈なんだけどな」

「あっ!」

リオが辺りを見ながらオーブを探しているとヴィヴィオは何かを見つけた。

「どうしたんですか?」

「ガイさんが倒れてます!」

アインハルトがヴィヴィオに聞いたヴィヴィオは走ってガイに近づいた。

「ガイさん!」

「君達何してるんだ?」

そうヴィヴィオ達に話し掛けたのはアスカだった。

「あの、この人が倒れてたんですけど反応がないんです!」

「えっ?」

アスカはガイの首に手を当てた。

そして脈があるのを確認した。

「大丈夫だ!気絶してるだけだ」

「よかった」

アスカはそう言うとヴィヴィオは安心した。

「とりあえず車に乗せよう!」

「はい!」

アスカはガイを担いでミッドの防衛軍の車に乗せた。


ーーーーー


「隊長!」

「どうした?スバル隊員?」

スバルはゲンに話し掛けた。

「前に隊長から渡された本を読んだんですけど変な文章があったんですよ」

「変な文章?」

スバルはゲンにその文章を見せた。

「全ての魔王獣が倒された時究極の魔王獣が復活する」

「究極の魔王獣・・・」

スバルの読んだ文章を見てゲンは何かを感じていた。


ーーーーー


「オリ・・・ヴィエ・・・」

ガイは夢の中オリヴィエを見ていた。

[ガイ、貴方とはお別れですね]

そう言ってオリヴィエは片手を挙げて別れを言った。

「待ってくれ!オリヴィエ!」

ガバッとガイは起き上がった。

「ん?」

「夢か」

「ガイさん!これ何本かわかりますか?」

ヴィヴィオは目が覚めたガイに聞いた。

「俺に構うな!」

そう言ってガイは起き上がり荷物を持って出ていこうとした。

「ダメですよ!ガイさんまだ完全に治ってないんですから!」

「俺はもう誰にも関わりたくないんだ」

そう心配するヴィヴィオにガイは冷たく言った。

「あっ、目が覚めた?」

ガイに聞いてきたのは茶髪の独特なツインテールの女性だった。

「なのはママ」

「すみません、世話になりました」

そう言ってガイは荷物を持って外に出ようとした。

「ダメだよ!まだフラフラなんでしょ?」

「いや、もう大丈夫です」

ガイはそう言ってふらつきながら言った。

「君は何んで此処から離れようとするの?」

「俺は・・・」

ガイは何も言わずに荷物を持って出ていった。


ーーーーー


「あっ、アスカ!」

ガムは格納庫でミッドペンドラゴンにミッドバイソンを乗せた。

「よう、ガム」

アスカは片手にスポーツドリンクを飲みながら片手を挙げた。

「今回の作戦はあの火の玉を消滅させるのが目的だけどあいつには並の冷凍弾は効かないのがわかったんだ」

「なら、どうやって倒すんだ?」

ガムはシュミレート用の映像をアスカに見せた。

「ウルトラマンの力でも倒せないなら何か強力な攻撃を打ち込めば消える筈だ」

「つまり、この基地で最強の機体はこのミッドペンドラゴンのデストロイバーストしかないよな」

ガムの言葉にアスカは一度ゲンから聞いていた兵器を思い出した。

「でもその兵器がダメなら他の手を考えないと」

ガムはそう言ってノートパソコンを片手に持ちながら言った。



ーーーーー


「やっぱり、あの火の玉は魔王獣なのかな?」

そうヴィヴィオは言った。

「あっ!あったよ!」

リオはそう言ってベルカの魔獣百科を指差した。

「灼熱の火の玉が現れたときこれマガエンザンの仕業なり!」

アインハルトはそう魔獣百科を読みながら言った。

「マガエンザン」

ヴィヴィオはそう呟いた。



ーーーーー


「隊長!」

ゲンに話し掛けたのはスバルの妹のノーヴェ・ナカジマだった。

「どうした?ノーブェ隊員?」

ゲンはノーブェに聞いた。

「バイソンは私も乗せて下さい!」

ノーブェはそうゲンに言った。

「それはチームハーキュリーズの奴等に聞いてくれないか」

ゲンはノーブェにそう言った。

「隊長!俺達チームハーキュリーズはいつでも出撃できます!」

そう言ったのはタカノブ・クワバラだった。

「俺達チームハーキュリーズ準備できました!」

チームハーキュリーズのリーダーサトル・ヨシダはそう敬礼して言った。

「ヨシダさん、メガバルカンの調整終わりましたよ」

ガムはそう言ってヨシダにメガバルカンを渡した。

「ヨシダ隊員頼みがあるんだ!」

ノーブェはヨシダに近づいた。

「何だ?」

ヨシダはメガバルカンを持ちながらノーブェを見た。

「あたしをバイソンに乗せてくれ!」

ノーブェはそう言った。

「いいぜ、だが!弾が無くなったら補給手伝えよ」

ヨシダはそう言って歩き出した。

「隊長!大変です!」

ティアナはゲンに話し掛けた。

「どうした?」

「火の玉がミッドに降下してます!」

そうティアナは言った。

「何だと!直ちにダイゴ隊員とアスカ隊員とシンジョー隊員をミッドウィング1号機とミッドイーグルβに乗り火の玉に攻撃を開始してくれ!ミッドペンドラゴンにはヒュウガ隊員とガム隊員が乗るように!」

そうゲンは隊員に命令した。

「「「「「了解!」」」」」

そう隊員達は敬礼して言った。



ーーーーー


ゲンより少し年下のヒュウガはペンドラゴンに乗りガムと共に火の玉を消滅させる切り札を片手に持ちながら出撃した。



ーーーーー


火の玉が街に近づいている瞬間ミッドイーグルとウィングはビームや冷凍弾を射ちながら火の玉を消滅させようとした。

「ヒュウガ隊員!デストロイバーストであの火の玉を吹き飛ばしましょう!」

そうガムは言った。

「ああ、デストロイバーストスタンバイ!」

[デストロイバースト、発射準備完了!]

ヒュウガはカードを差し込み照準を火の玉に向けた。

「デストロイバースト、ファイア!」

カチッ!

バシューン!

巨大なエネルギー波が火の玉を包み込み巨大な爆発を起こした。

「やったか?」

そうヒュウガはモニターを見ながらガムに聞いた。

「あれを見てください!」

ガムはモニターに動く影を見た。

それはクワガタの姿をした怪獣がゆっくりと地面に降り立った。

「グァイイイイイ!」

マガエンザンは頭の角をガチガチとは動かしながらミッドの街を歩いていた。


ーーーーー


ガイは片手に2枚のカードを持っていた。

「ガイアさん!」

[ウルトラマンガイア!]

「ジュワ!」

「ビクトリーさん!」

[ウルトラマンビクトリー!]

「セェリャア!」

「揺れ動く大地頼みます!」

[フュージョンUP!ウルトラマンオーブフォトンビクトリウム!]

二つのウルトラマンが一つになりガイはウルトラマンオーブフォトンビクトリウムに変身した。



ーーーーー


チームハーキュリーズはペンドラゴンから地上に降りてマガエンザンにグレネードビームを放った。

「やったか?」

ヨシダはそう言った。

「いや、まだだ!」

ノーブェはそう言った。

「何だ?」

ノーブェは空から何かがゆっくりと降りてきた。

それはウルトラマンオーブだった。

「闇を砕いて光を照らせ!」

そう言ってオーブはマガエンザンに攻撃を仕掛けた。

オーブは片腕でマガエンザンに殴り掛かった。

マガエンザンは攻撃を防ごうとしたがオーブのパワーに負けて吹き飛ばされた。

「ジュワ!」

オーブは光弾を腕から放ちマガエンザンを弱らせた。

「こいつでトドメだ!」

オーブは片腕に力を集めた。

「ビクトリウムストリーム!」

オーブの腕から放たれた光線はマガエンザンに直撃した。

「グァイイイイイ!」

マガエンザンは悲鳴を上げて爆発した。

「シュワ!」

オーブは空へと飛んだ。


ーーーーー


ガイはオーブリングを片手に巨大なクリスタルに向けた。

そしてそこから一枚のカードが出てきた。

「マガエンザンを封印していたのはウルトラマンエックスさんでしたか、お疲れさんです」

そうガイは言った。


ーーーーー


「闇と光、風と土、水と火、これで俺の野望が近づいた」

そう言ってジャグラーは姿を消した。


ーーーーー


ガイはオーブニカを吹きながらミッドの街を歩いていた。

「あっ!ガイさん!」

ヴィヴィオはガイに近づいた。

「よう、どうしたんだ?」

ガイはヴィヴィオに聞いた。

「今日うちでパーティをしますけど来ませんか?」

そうヴィヴィオはガイに聞いた。

「パーティ飯が出るなら行こう」

ガイはそう聞いて頷いた。

「ヤッター!」

ヴィヴィオは嬉しそうな顔をしていた。

続く 
 

 
後書き
ガイのウルトラ大研究

ガイ「今日のヒーローはこの人だ!」

[ウルトラマンエックス!]

イークス!

ガイ「エックスさんはサイバーウルトラマンと呼ばれているウルトラ戦士の一人だ!エックスさんの特徴はサイバーカードを使ってパワーUPすることなんだ!」

ガイ「そして今回の怪獣は?」

[マガエンザン]

ガイ「火ノ魔王獣マガエンザン、エックスさんが封印していたんだ、ウルトラマンガイアさんの中に出てきた自然コントロールマシンのエンザンと同じ姿だが力はマガエンザンの方が上なんだ」

「次回も見てくれよな!」

次回予告

ファビア・クロゼルグが街から離れた場所の館に住む事になった。

クロゼルグは館で一人の老人に出会った。

老人はクロゼルグと仲良く過ごしていたが老人の正体が異星人だとミッドの人々は言って老人に攻撃をした。

クロゼルグの行動にミッドの人々はクロゼルグも異星人と認識した。

その時森からゾアムルチが出現した。

次回 クロの家族 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧