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ゲーム風スキルは異世界最強なんだよ!・ω・`)ノ

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27話「剣のチート戦士ブラッドイーター」

ブログバージョン
http://suliruku.blogspot.jp/2016/11/27.html

「炙った馬肉も美味しいねー」

火が通った肉を食べるようになった狐娘。
そんな彼女を放置して、僕はホワイトがいる場所へと向かった。
後ろから、鍋を持ったモーニャンが付いてくる。

「美味しいよー?
ワァン様も、お姉ちゃんと一緒に馬肉を食べようよー」

どうやら、僕と一緒にご飯を食べたいようだ。
ああ、なんて良い狐娘なんだろう。
もう、こうなったら――モーニャンと一緒に鍋料理を食べながら、ホワイトの話を聞くとしよう。
なぁに、モーニャンもホワイトも身内のようなもんだ。話くらい一緒に聞いても良いだろう。

「馬肉に卵をかけると、とっても美味しいよー。
生卵と生肉の組み合わせとかやってみたいよねー」

『この娘、生肉大好きすぎるにもほどがあるわ!』
『美味そうだお、オラ達も肉の身体が欲しいお……』

……モーニャン、下痢しても知らんぞ……。
獣人は胃袋がかなり丈夫とはいえ、限度はあるんだからな……。


~~~~~~~~~


狐娘がモグモグ、ひたすら鍋の中を、不慣れな箸で不器用に突ついて食べている中、ホワイトの重い話が始まった。

『うまそうだお……』
『山菜も豊富で素晴らしい献立ですぞ!』

……自分で今の状況を言ってみて何だが、重い話をする雰囲気じゃないな……。
気軽に会話する雰囲気が逆に流れてしまっている気がする。

「ホワイト……それで話って?」

「実は……先ほどのゴブリンに見覚えがありまして」 

400m先にいるゴブリンの顔の区別が付くなんて、地味に目が良いな。
ホワイトは普通の獣人より、身体能力が優れているのかもしれない。

「えと、僕のを矢を、剣で防いでいた奴か?」

「ええ……そうです、そのゴブリンです」

お、この鍋に入っている芋が良いな。
粘着力があって癖になる味わいだ。
きっと、日本辺りで売ったら1万円くらいするだろう。
僕は、芋を味わいながらホワイトに問いかけた。

「……知り合いだったのか?」

「知り合いというか……拙者の剣の師匠だったりします」

『飯テロだお』
『ホワイトも……ちゃんと馬肉を食べながら会話している所がシュールだな……うむ』

憎いねぇ、憎いねぇ、馬肉と芋を合わせて食べると、上質の米と一緒に食べたような味わいがして、嵌りそうだ。
中辛味な調味料が欲しい。それがあれば、もっと美味しく食えそうなのに……。
おっと、返事をしないと駄目だったな。

「ホワイト……辛いだろうが……僕はゴブリン達を徹底的に酷い目に会わせて、地獄へと送るつもりだ」

「いえ、それは良いのです。ぜひとも師を殺してください」

『酷い反応だお!?』
『同情して損しましたぞ!』

ふむ……1人と1匹の間に、とんでもない亀裂があるようだな……。
まぁ、種族が違うし、 共存が難しいから色々と想像はできるが……お、このキノコ美味いなぁ。
キノコから伝わる新鮮な風味……シャキシャキとした歯応え……ふぅ、大満足だ。
僕は時間をかけて、ゆっくり口の中にある食べ物を食べ切った。

「……どうしてなんだ?二人は知り合いなんだろう?」

「師匠はなんというか……刀剣コレクターでして。
コレクションを使いたいから、肉を斬っているうちに……連続殺人鬼ならぬ、連続殺ゴブリン鬼になってしまったという可哀想な経歴の持ち主なのです。
剣さえ持たなければ、ただの変態Aなのですが……」

「これは……ひどい……。
いや、変態Aだったらホワイトが弟子入りした理由すら無くなるぞ?」 

食欲失せるぞ……これ……。。
肉を食べている最中に連続殺ゴブリン鬼ネタとか酷すぎる……。

「拙者の剣の師になってくれたのも……強い奴を育てて斬り合ってみたい、この魔剣トワイライトたんで……と剣を舐めて頬ずりしながら、残念そうな顔で言ってました。
まぁ、どこまでも剣の道に対して熱心と言えば良いのでしょうか……。
悪く言えば、剣のために社会性を全て放棄したと言っても良い御仁でした」

「そうか……大変だったんだな」

「実際に、同時期に弟子になったゴブリンや人間が30人ほど斬られて、拙者も死にそうで大変でした。
ほら見てください、このオッパイの下の傷」

そう言って、ホワイトが白いシャツを豪快にめくった。
十歳児らしい小さなオッパイがある。形の良いピンク色の乳首が綺麗だった。
でも、オッパイ揉みたいかと言われたら、僕は尻尾の方をモフりたいと答える男だ。
きっと、僕は世間で言うお尻派の男なのだろう。

『オッパイの素晴らしさが分からない時点で駄目だお』
『小さくても良いオッパイですぞ!』

それにしても……可笑しいな。
ホワイトのオッパイ。斬られた跡が全くないな。
凝視しても、綺麗な白いチッパイとしか分からない。

「……傷はどこにあるんだ?」

「傷跡は完全になくなったのですが、拙者がチッパイなのは、きっと師のせいに違いありません!
つまり、この小さな胸が、斬られた証!」

ホワイトはそう言って、モグモグと無言で鍋料理を食べている狐娘を睨んだ。
いや、正確には狐娘の大きな胸を睨んでいる。
……なぜ、オッパイ格差なんてもので劣等感を感じているのだろうか……僕は尻尾大好き派なのに……。

「いや、師のせいにするなよ!?まだまだ成長する余地あるから気にするな!
というか、師の名前すら現時点で出てないぞ?!」

「確か名前は……ブラッドイーターとかいう、有名な魔剣から取った名前でした。
たぶん偽名だと思いますな……」

刀剣好きにも程があるな……。
名前まで、武器名にしちゃう時点で尋常じゃない愛好家だ……。
恐らく、技能スキルで剣技能を真っ先に取得しちゃって、剣を扱うのが大好きになってしまったのだろう。
転生術スキルがないと、一度取得したスキルは破棄できないはずだし。
才能が剣で固定されたまま生きて、得意分野で人生を邁進している内に、変態になったんだろうなぁ……。

『犬さん大変だおー!』

ん?何が起きた?

『ゴブリンのナポル前衛集団の後方に、3万匹くらいゴブリンがいるおー!
大量の食料と道具を抱えている大集団だおー!』

え……?どうして……こうなった……?
ああ、そうか。
あいつらは略奪共同体。地域社会をぶっ壊しながら進む歩く台風。
労働力だって、そこらへんの都市や村から出し放題なんだ……。
やばいなぁ……。あいつら共食いする生き物なんだろう?
食肉3万匹もあれば、徒歩で二ヶ月かかるような場所でも到達できちゃうぞ……これ……。
それにしても、この尻尾は良い尻尾だ……。
モーニャンの尻尾は素晴らしい……黄金色で大きくて、よく育っている。

【犬さんはセクハラ親父スキルを取得しました】

【破棄しました】

「もぐもぐ、馬の舌もなかなか美味しいよー」

……舌を食べるなら、レモン汁が欲しい所だな。
胡椒をかけて焼いて食べると美味しいぞ。

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★セクハラ親父


同性や異性の部下に対して、エロイ事がたくさんできちゃうスキルなんだぁー。
不倫やりたい放題~。
むろん、現代社会でこのスキルを行使しまくれば、いずれは逮捕される。


偉人「セクハラするなら美少年に限る!」

武田信玄「恋人は美少年!」

織田大名「女より男の方が良い!」

今まで取得した技能スキルまとめ + ゴミスキル
http://suliruku.futene.net/Z_saku_Syousetu/Tyouhen/Game_fuu_sukiru/Ginou.html

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★(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)先生ー!
僕たちも尻尾をモフりたいですー!


●(´・ω・`)はい、現実のワンコ


★(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)噛み付かれて大騒ぎになるだろうがぁー!?
 
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